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千葉景子君 もう質問の時間がそろそろ終わりでございます。本来であればあと何点かと思っておりましたけれ
ども、ちょっと
指摘だけさせていただいて終わりたいというふうに思います。
この
刑事施設にかかわる問題、この
施設の中だけではなくして、やっぱり
社会復帰してそこの
連携、あるいは
社会に復帰した後の様々な問題、
福祉との
連携とか対処しなければいけないことがある。それから、逆に今度は
社会のいろんなひずみをきちっとしていかないと、これも御
指摘がありました、
刑務所がいろんな
福祉の不在あるいは
不足、いろんなことが
最後、
刑務所にすべての
最後のツケが回っているのではないかと、こういう問題もございました。
そういう
意味で、私は二つちょっと気になることがあるものですから、これは御
指摘をして、
是非念頭に置いていただきたい。
一つは、最近、
出所情報、これは
性犯罪に対する
出所情報を
警察の方に提供をするというお話がありました。それを更に対象を
拡大をしていこうという
検討がなされているという、そういう話が出ておりました。いろいろと考えるところはあると思うんですが、せっかく、この間も話がありました、
刑務所から
社会復帰をして、新しいまた人間として出直していく、こういうときに、すべてまたその
出所情報みたいなものを何かしょって、そして、いつも
社会の中で存在しなければいけないということが今回のこの
刑事施設の
改善更生、
社会復帰という大きな理念とどこか衝突する、そういうことはないのだろうか、こういうちょっと
問題意識を持ちました。
是非、そんなことも念頭に置いておいていただきたいというふうに思います。
それから、前回も
指摘をいたしました、今度は裁判でのちょうど
審議をするところの
医療観察法ですね、これがどうも何だか前へ進むんだか後ろへ下がるんだかさっぱり分からないと、こういう
状況です。これもやっぱり責任を持って成立を図った法律でもあり、そしてやっぱり精神的な障害を持つ皆さんが安心して治療を受けながらまた
社会復帰するということにつながるわけですので、その辺、そろそろ施行までの時間はもう二か月を切るというところに来ました。どうするのか。どっちへ行くにしても、これは責任重大です。施行できないとなったらこれは大変なことですし、施行するとなって、いやいや、準備はありませんと、これも責任重大です。どうするのか。これはいずれきちっとお答えが近々出るものと確信はいたしておりますけれ
ども、問題が大変大きいということを
指摘をさせていただきまして、今日の
質疑を終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。