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政府参考人(
倉吉敬君) 申し訳ございません。試験の技術的なところにわたると思いますので、
事務当局からの
答弁、御容赦願いたいと思いますが。
おっしゃるとおり、まず時期が違います。試験の
内容も全然違うわけです。ですから、両者を
比較して、その両方の試験のこの人たちが一番下だなと思われるところが全く一緒かどうかというようなことを
比較することはもう恐らくほとんどできないだろうと思います。ただ、同じ、先ほど
大臣からも御
答弁ありましたが、法曹になろうとする者の
資格、応用能力、そういった者の資質を見ようという試験であるということで各
司法試験の考査
委員も採点をいたします。
それから、これは一つ、これから
ロースクールを中心とする、中核とするプロセスとしての法曹養成が始まるということで、
司法試験の受験生、法曹になろうと志している方が
ロースクールの方に流れてきているということもございます。確かに、今非常にたくさんの数を取っている現行
司法試験が今度数がだんだん減っていくだろうということは見込めるわけでありまして、その過程では旧
司法試験の方が少しつらいかということがあるかもしれませんが、ただ、新
司法試験におきましてもあれは目安でございますので、物すごく例えばできの悪い人が多いということになればその
人数は取れないというようなことにもなるだろうと、これもうあくまでも仮定の話でございますが、そういったもろもろのことを考えて、できるだけ公平になるように配慮していくというのが今の
司法試験委員会のお考えであろうと承知しております。