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大門実紀史君 ありがとうございました。
いずれにしても、間もなく具体的なものがまた来年度税制改正出てくるでしょうから、そのときに本格的な
議論はしたいと思います。
財務大臣の方はもうこれで私の方は結構でございます。ありがとうございました。
次に、先日取り上げました東京都の新
銀行東京について、その後の展開も含めて
質問をさせていただきます。
これは、前回申し上げましたとおり、中小企業に貸すための
銀行というふうなことで開業したはずでしたけど、もうこの間、いろんな方が借りに行ったらなかなか貸してくれないと。自民党の議員さんと、地元の議員さんと
お話ししましたけど、自民党の都議
会議員でさえ貸してくれる
銀行だと思って相談者連れて行ったら貸してくれないと。もうかんかんになって怒っているというようなことですね。我が党にも相談来ておりますけれども、今いろんなことが起きているところです。
まず、そういうことの前に、この前の問題のちょっと続きだけ簡単にやらしていただきますけれども、この前問題にしたのは、新
銀行が
金融庁に出した事業
計画と記者会見とかリリースでやっている
内容とが違うという問題を取り上げさせていただきました。
具体的に言えば、数字が違うのは大変問題だと思いますけれども、一般的にニュースリリースとか記者会見で言っているのは、経常
利益だと五十四億ですと。ところが、
金融庁に出しているのはわずか四億円と。いろんな数字も違いますし、事業
内容として入ってないことを、
金融庁に届けていることを公にはしていないという点も指摘したところです。例えば、中小企業に貸すというふうに一般的には言っているんですけれども、
金融庁には大企業向けのシンジケートローンとか不動産売買プロジェクト等と書いてあるんですが、それを一切黙ったままと。
これについては、この前、いろいろ指摘さしていただいて、私、都議会でいろいろ東京都が
説明するのはもう都議会でやってもらえばいい話で、私が申し上げているのは、
金融庁の監督下にあります株式会社新
銀行東京が一つの
銀行として公に言っていることと
金融庁に言っていることが違う問題をこの前指摘したわけですけれども。
前回、
佐藤局長にこのままでいいんですかとお聞きしたら、五月十二日ですかね、適切な時期に事業
内容等々含めて
内容を公表すべきだとおっしゃいました。また、
競争上の権利侵害するから事業
計画をすぐ公表すべきと
金融庁から言えないということも
佐藤さんおっしゃったわけですけれども、かみ合わない
議論のまま時間が切れちゃったんですが、私はすぐに何も事業
計画を公に公表すべきだと申し上げたわけではありません。違うことを言っていることを、その状態がまずいんじゃないかと。だから、大まかな
内容を記者会見で言ったっていいわけですよ。リリースしたっていいわけですよね、しょっちゅうやっていますからね。ずうっと黙り続けていると。で、あの後も今も同じ
状況です。ずうっと黙っております、
金融庁に出した
内容についてはですね。この状態はやっぱり私は異常だと思うんですけれども。
普通の
銀行はあり得ないですよね。普通の
銀行はあり得ないですよね、今これだけの情報
開示、ディスクロージャー、
説明責任の時代に。違うことを公にずっと宣伝し続けると、普通の
銀行ではあり得ないことだと思うんですけれども。まず、この状態はやっぱり異常だと私は思うんですが、この前の経過あるんで、
佐藤さん、いかがお考えですか。