○千葉景子君 民主党・新緑風会の千葉景子でございます。
今日は、冒頭、
先ほどお話がございましたが、関係の部署に私も来ていただいておりませんので質問をさせていただくということにはなりませんけれども、JR西
日本の列車
事故、
先ほどの御報告でお聞きいたしますと、三十一名の方が亡くなられている、そして二百四十名近い方が負傷をされているという大変な
事故になっているようでございます。
亡くなられた方には本当に心から御冥福をお祈りするとともに、負傷された方、お見舞いをさせていただき、適切な本当に
対応を是非私も願いたいというふうに思っておりますし、いずれきちっとした
調査がなされまして、当
委員会などにも御報告をいただいて、このようなことがなきように
対応していかなければいけないというふうに思います。是非、これは今日は、私の思いといいますか、意見として冒頭述べさせていただきたいというふうに思っております。
さて、今日は、ここは
行政監視委員会でございます。私どもがやはり
行政をチェックをさせていただいて、そして誤りのない、適切な
行政運営がされていくということ、これは多くの
国民の皆さんから私どもも負託をされて、そしてこの
委員会でいろいろな
調査や
質疑をさせていただいているということでございます。
そうなりますと、私は、その基本として大変重要なものが
国民に
行政あるいは様々な
情報が適切にやはり伝わっているだろうか、それがないことにはチェックしようにも、あるいは様々な施策を検討しようにも、これはできない相談でございまして、そういう
意味では、今日は私は、
国民に対して
情報がどういう形で、そしてきちっと的確に伝わっているかどうか、こんな辺りを幾つかの問題点を挙げながら検証させていただき、そして
政府としての御
対応もお聞かせをいただきたいというふうに思っているところでございます。
前半は、
一つ、国連に関する
情報、これがどのように私たちにそしてまた
国民全体に伝達をされ、きちっと的確に伝わっているかと、こういう点についてお聞かせをいただきたいというふうに思っているところでございます。
それで、私は、これについて昨年十月に代表質問をさせていただきました。その際に小泉総理からも御答弁をいただきまして、私は、国連のホームページの
日本語版と、こういうものをきちっと立ち上げて、そして国連の
日本語による広報を充実させようと、こういう意見を述べさせていただいたところでございます。これに対して小泉総理は、国連の
日本語による広報の重要性は認識をしており、東京に設置されている国連広報センターが行っているウェブサイト等の
日本語による広報活動を支援しておりますと、こういう御回答でございました。
重要性を認識していただいているということは私も大変うれしく思いますが、さて、そう認識していただいて、国連広報センターを支援をしながら広報しているというだけで本当に大丈夫なんだろうか、それで十分に
情報が伝わっているのだろうか、こういうことを改めてその後調べさせていただきましたら、やっぱりちょっと問題があるという感じがいたします。
今、
日本も国際化をして、その中でいろんな諸活動が行われている。
政府もその中で的確な外交を展開をしていただかなければならないわけでございます。また、ちょうど今、
日本は国連の安全保障理事国入りということを目指して、総理以下非常に努力をなさっているというふうに
承知をいたしております。
ただ、国連常任理事国入りということになりますれば、これは、
政府がそれにしゃかりきになるというだけではなくして、やっぱり
国民全体が本当に、国際社会の中で言わばリーダー的な国になっていくわけですから、それだけのやっぱり自覚をどれだけ本当に
国民全体も持ち得ているのか。それから、国際社会が
日本という国をどういうふうに見ているのか、あるいは国際社会の議論の中では
日本がどのような視点で議論されているのか、こんなこともやっぱり十分に知っておきませんと、常任理事国に入った、しかし
国民は全然違う方を向いて歩いているということにもなりかねませんし、そして、それが本当に
日本の
政府の外交として的確なのかということを
国民の側から検証したりチェックをさせていただいたりするという上でも、やっぱりその
情報がどれだけきちっと私たちの手元にあるかということが大事なんだろうというふうに思っているわけでございます。
そんな私の視点ということを御理解をいただいて、お答えの際にはよろしくお願いをしたいというふうに思っております。
国連は公用語を持っておりまして、残念ながら
日本語というのは国連の公用語ということにはなっておりません。それで、やはり常任理事国入りを目指すというあのドイツも、これもまた残念ながらというか、公用語、ドイツ語ですね、ではありません。両方同じような
立場に置かれているわけでございます。聞くところによると、ドイツの方は常任理事国入りはもうほとんど当確かとか、
日本は大分と批判が高まっていると、こういうことも言われておりまして、さてどうなるんだろうということでございますが。
そこで、ちょうど、ちょうどいい例といいましょうか、ドイツと
日本で国連の
情報等についてどういう
対応を取っているのか、そして
国民に対してその言わば自国語ですね、を使う
国民に対してどのような形で
情報を提供しているのかということを私もいろんな皆さんの御協力をいただきながら検索をいたしました。
何しろ、正直申し上げまして、私もそう英語は堪能ではありません。辞書を引き引き、そりゃ長文を読めと言えば読まないことはありませんけれども、そう簡単にいくものではありませんで、今日お座りの皆さんは多分もう、ぱっと見ればもうぱっと分かるという皆さんばかりかもしれませんし、小泉総理も留学の
経験などもおありだということですので、かなりのものもぱっと見ればぱっと読んで、おお、これを外交に生かそうと、こういうことを考えておられるのかもしれませんけれども、私どもはそう簡単にいきません。多くの
国民だってそうだというふうに思います。
さて、それで私も、さあどうやって国連の
情報というのを検索したらいいのかということで、いろんな国連のウェブサイトからだんだんだんだん入っていってみたわけですけれども、今日、そこで、何だか訳の分からない資料が皆さんのお手元にも行っているかと思いますけれども、ごらんいただければというふうに思っております。
資料の一の一というのは、これは表紙で、一の二というのはそれを翻訳をしていただいたものでございますので。何しろドイツ語ですからこの一枚目見てもさっぱり分かりません。ドイツの方は逆に言えばぱっと分かるわけですね。これはどういうことかというと、国際連合ドイツ語翻訳
サービスというシステムの言わば表紙の部分、表紙といいましょうか、項目でございます。ドイツ語ですと、こういう翻訳
サービスというシステムでやっているドイツ語版の国連ホームページがありまして、そこでぱっとまずはこの項目のページが出てくる、こういうことでございます。
これを見て、じゃここを検索をしてみよう、こういう
情報を得てみようといって入るとそこの項目の内容が出てくるということでございまして、例えばこのドイツ語の、まあ翻訳の方で私も見ないと分かりませんので大変恐縮ですけれども、
新規掲載文書というようなところをクリックしてみますと、そこで今どんな新しい文書がこのホームページ上に載っているかというのが出てまいります。それが次の資料二の一というものにつながります。
この資料二の一がその
新規掲載文書という、これも項目でございまして、全部これ、その表題が載っております。これもドイツ語ですので全然私も分かりません。一枚目、一ページ目の部分だけ、これも翻訳をしていただきましたところ、資料の二の二という、
最後に付いているものですけれども、こういう形で文書が出てまいります。
これ見ると、二〇〇四年のノベンバーですから、これぐらい私も分かりますから、十五日から十九日の間に載せている文書ということになりますが、これ、最初のところは、二〇〇四年の十一月の十六日のものも、これが東ティモールに関する延長という問題ですけれども、もう、すぐこうやって、その日のうちぐらいということでしょうか、資料に載っていると、こういうことでございます。何だか私ばっかりあれしていて恐縮なんですけれども。
〔理事松あきら君退席、
委員長着席〕
で、このリスト、こういうものは、私も探してみましたけれども、
日本語の中、
日本語としては探し当てることができませんでした。広報センター、
日本ではそこが国連のいろんな
情報を提供しているんですけれども、国連広報センターのホームページでもこういうような形で分かりやすい
日本語で文書のリストが、そしてそれを検索できるようなものというのは出てまいりませんでしたけれども、それはそのとおりと受け止めてよろしいでしょうか、私の検索の仕方が悪いのでしょうか。そこはどうでしょうか。