○柳澤光美君 おはようございます。民主党・新緑風会の柳澤光美でございます。
今日は介護保険制度の見直しについて
質問さしていただきたいと思いますが、
質問に入る前に一言お礼を申し上げたいと思います。
実は、三月の十七日、二回目の
質問で、ハローワークの開庁時間の延長、あるいは土曜開庁、そしてまた相談業務に関して見直してほしいという問題提起をさしていただきました。
尾辻大臣から、ハローワークに対する勤務体制については新方針を三月三十一日までに出すという大変明快な御答弁をいただきました。
ところが、三十一日どころか二十九日に新しい方針を出していただきまして、
尾辻大臣が言われている、
行政に任せておかないで本当に政治主導でスピードを持って変えようということを即実行していただきましたことに、この場をかりまして心から、
尾辻大臣だけではなくて、西副
大臣も、今日は衛藤副
大臣もいらっしゃらないんであれですが、御礼を申し上げたいと。また、この法案
審議で本当に忙しい中を
厚生労働省の
皆さん、大変な
対応で御苦労をされた、そのことに関しても併せて感謝を申し上げたいと思います。
実は、岸
委員長からも、おまえ、新人の割には頑張ったじゃないかという声を掛けていただき、私は参議院議員になって本当に、良識の府で、特に党派を超えていいことはいい悪いことは悪いということがきちんと確認できる、さらに
厚生労働委員会に所属ができて本当によかったなと心から思っております。
どちらにしても、私の
立場は、民間の中小零細を中心に、職場に働く者の声を、職場の
現状とそれから働く者、生の声を率直にこの場で問題提起を今後もさしていただきたいと。どちらにしても、おかしいことはおかしいし、悪いことは悪いときちんと確認することが大事だと思います。
甘えついでに
一つお願いをさしていただきたいんですが、実は私、
山本議員を中心に民主党の方で自殺
対策のプロジェクトを議論さしてもらっているんですが、二月の二十四日に、本当にこれは
皆さんの配慮、特に野党の
皆さんの特別な御配慮をいただいて参考人
質疑も行われました。このことは本当にできるだけ早い機会に超党派で自殺予防の総合
対策というのを取るということも是非実現をしていただきたいなということをこの場をかりてお願いをしておきたいと思います。
どちらにしても、介護保険制度の問題もそうなんですが、今、
行政に今一番求められているのは、利用者本位にどう制度といわゆるハードとソフトを変えていくかということだと思います。
私は、先回も問題提起さしてもらったんですが、
尾辻大臣も一部そうだねというふうにおっしゃっていただいたように、大体、開庁という言葉に僕は大きな隔たりがあるだろうと。むしろ、営業日と営業時間というふうにそっくり変えられたらどうかなというふうに率直に思っています。決してハローワークの問題ではなくて、地方自治体も引っくるめて、役所の営業日と営業時間というのは抜本的にもう一回見直していく必要があるだろうという問題提起を是非さしていただきたい。そうはいっても簡単には、地方の問題がありますから。
ただ、
家西議員も先回、
質問の中で言わしていただいたように、例えば
血液検査のエイズ検査でも、保健所が非常に営業時間が短いという問題提起がありました。少なくとも
厚生労働省が所轄する役所というか組織の中では、もう一回その辺が、あえて言いますが、営業日だとか営業時間というのをもう少し柔軟に
対応できないかと、利用者本位に変えれないかということを是非検討していただきたいと。
今回、新方針にも私が言ったとおり入れていただいたんですが、シフト制って言葉が入りました。営業時間と
個人の就業時間は切り離せるんですね。だから、営業時間が延びることによって残業が膨大に増えるとか、土曜日開庁によって休みが取れないということではないんですね。交代でやっていけば、働いている方に大きな労働条件の変化はないわけです。とすれば、ハローワークだけではなくて、
行政の組織というのは柔軟に
対応ができると。是非
尾辻大臣に、
厚生労働の所轄のところだけでももう一回その辺の検討がしていただけるかどうか、ちょっと御見解をお聞かせいただきたいと思います。