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柳澤光美君 今日はちょっと時間がないんでこれ以上突っ込みませんが、僕は、
厚生労働省としてとっても恥ずかしいことだと思うんですね。厚生省と
労働省が一緒になって、その一緒になってさえ横のコミュニケーションがきちんと取れていない。このことは、本当に
厚生労働省として、
大臣の方でもう一回その辺は密にこう取って両方が進めていく。
なぜかというと、先ほど
少子高齢化社会の
問題もそうなんですが、年金、医療、介護、あるいは障害者の働く自立支援、あるいは生活保護にしても、そういう社会保障
問題を解決するにはできるだけ多くの人に働いてもらう。このことが、
労働力も不足してきますから一番大事なことなんですね。若者も働く、働くから収入もあって結婚ができる、結婚した女性が本当に両立させて、そして安心して子供を産んで育てれる。
高齢者の方も、何も筋力トレーニングなんてしなくたって、働く意欲があって元気な間は年齢関係なしに働いてもらう。このことの解決以外に、僕は社会保障の根幹の解決ないと思っているんですね。とすれば、この部分は本当に
厚生労働省の、私は国としても一番大事な今柱だというふうに思いますし、これに対してこんな、こんな恥ずかしい記事が出てこないようにしていただきたいと。
それからもう一つ、これはもう
お願いだけにしておきます。それからもう一つ、おととい同僚の蓮舫議員が雇用三事業の
質問をしました。私も、読売新聞に特集が組まれました、少し調べてみたんですが、今日は
問題提起にとどめますが、そのときに
皆さん、特に
局長の
答弁で、この三事業の費用は勤労者の
皆さんには迷惑掛けていませんと、事業者からもらっているんですと、だから経団連だとか商工会議所だとか、そちらにはお断りしていますと。ちょっとこれ、本当腹立ちました。ちょっと待ってほしいんですよ。その納めているのは、僕らが、勤労者一生懸命働いた利益を割いているんですよ。それをあんな無駄遣いをする。しかも、今回の予算には、
求職者の個々の
状況に
対応した
ハローワーク等の
就職支援の充実に四百億近くの予算が組まれています。その雇用三事業ももっと連携をして、本当に私たちが納めた税金とか社会保険料を無駄遣いしないようにする、これは真剣にやってほしいし、蓮舫議員が必要であれば議員立法出しましょうと。私もこれは徹底的にあとまた追跡させてもらいたいということだけこの場で宣言をしておきたいというふうに思います。
実は、私は
全国でいろんな人から今
要請を受けていまして、その中でちょっとこの雇用に関するところで
お願いをしたいと思います。
実は昨日、通告のときに、これだったら
厚生労働省じゃなくて国土
交通省に言うべきだという話もあったんですが、新人ですので、その辺よく分かりませんでしたのでちょっと
厚生労働大臣に
お願いをしたいんですが、実は道路公団の民営化の
問題です。
今年の十月から道路公団の民営化がスタートをします。このスタートに当たって、そこに働く
労働者がいきなりばっさり首を切られているという現象が起きているんですね。これはどういうことかというと、道路公団の
職員の
皆さんの雇用に関しては、「道路関係四公団の民営化に当たっては、これまで維持されてきた
職員等の雇用の確保に努めること。」と、いわゆる衆議院の附帯決議で確認されています。ところが、いわゆるファミリー企業には全く波及していないんです。ファミリー企業は関係ないんですね。私は、民営化は賛成ですよ、賛成ですよ。ただ、ファミリー企業の現場の
労働者、全く救われない。
実は、国土
交通省に問い合わせたら、実は四公団の中で日本道路公団だけでもファミリー企業の関係で働いている方は三万人いるというんです。それが今、企業が何を言っているかというと、その改革案にこういう表現があるんです。ファミリー企業の改革のためには管理コストの大幅削減が必要である、おおむね三割削減を目指すと。実はこれを盾に取って、もう賃上げのときから、
皆さんの賃金は一律三割カットです、もっとひどいところは
人員も一律三割カットしますという暴言まで吐いているんです。
私は、民営化は賛成なんですが、そのときに、例えば国鉄を民営化したときには、本当にその雇用の受皿というか
対策を取ったはずですよ。これは国土
交通省の
問題じゃなくて、このことは
厚生労働省の
問題だと思うんです。とすれば、少なくとも
就職あっせんをひっくるめて。
実は、私は
現地に赴いて、みんなから涙出るような話聞いてきたんですが、例えば本四、本州四国の連絡橋が開通しましたよね。そのことによって実は定期船が廃止になって、そこで働いていた
皆さんが実はその高速道路の
受付の業務だとかパトロールだとかというファミリー企業に
就職したわけですよ。そのときにかなり大幅な賃金カットされているんです。でも、泣く泣くそこへ行っているんですよ。その
人たちに対してまた切るぞと。何でここまでいじめられなきゃいけないんだと。
私は、この辺のところを本当に
厚生労働省として、
尾辻大臣も縦割りじゃなくて、何かがあるときにそこを是非国土
交通省の方に申し入れてほしいし、そんな
お願いをちょっとしたいと思うんですが、御
答弁いただければ。