○国務
大臣(
小池百合子君) 個々のケースについては、それぞれのところでいろんな判断があったことだろうと思います。
先ほど申し上げましたように、私は、これまでそういった
手続であるとか、それから最終的な判断に至るまでの
手続、プロシージャーについてはよく存じ上げているところでございます。ですから、最終的には
政府が判断する、よってこの問題については
政府がもっと毅然とすればいいんだということでございますけれども、国会
対策を様々な
委員会の場などでやっていただいているわけでございますけれども、ただ、
日本の場合はどちらかというとスケジュールをめぐってのやり取りが非常に多い。そしてまた、そういった中でいろんな制限、時間的制限、特に予算などについては年度内に仕上げなければならないというような、そういうタイムリミットが設置されるわけですね。ですから、そういった中でどういうふうにして国際会議などという、例えば海外出張とそれから国内での会議、そしてまた、当然まず国内でしっかり政治をするからこそそれが対外的な政治につながっていく、外交につながっていくということで、決して国会を軽視しろなどということは言っておりません。
その中で、ただ
日本の予算の時期と世界の予算の時期などがかなり違っているということ。国会の
制度もかなり違っているということ。そういった中から全体を見て、ですから、ここのときに与党はどう言った、野党がどう言った、これはまた検証していただければより有り難い部分もあるかと思いますけれども。いずれにいたしましても、そういった世界の中で今
日本がどうなっているのか、
日本のプレゼンスがどうなっているのか、そこからむしろ逆算をしていくというような考え方も必要なのではないかというふうに思っております。
ですから、今後どのようにすべきか、これについては、またそれこそ内閣の中での
制度、何ができるのか。例えば、私申し上げているんですけれども、閣議に、副
大臣、今認証官なんですね。これまでは総理によって任命されるという形でございましたけれども、今や認証官としてかなり、まあ言ってみれば格上げという形を取ったというのが副
大臣制度の
一つの結果でございます。そしてまた、その副
大臣が閣議に
出席する。ですから、
大臣の代わりをまさしく閣議においてもやると。これは国務
大臣でないからというので見送ったという経過もございます。そこの部分はこれまで議論はかなり熱くやってまいりまして、民主党の中にもその議論の経過についてはよくよく御存じの方いらっしゃるはずなんですね。
ですから、これはこれからの
日本のプレゼンス、世界におけるプレゼンスをどう確保していくかという
意味では、内閣もそうでございますし、国会でもそうでございますし、お互いにその限られた時間の中で、そして、その限られた体をどのように、最高に生かすためにはどうすればいいかということは、どこがどうということだけではなくてみんなが連係しているわけでございますので、それを総合的に判断、また検討するということは、私は、これからの
日本の世界における様々な地位などの、そしてまた世界からきちっと認められるという、ただお金を出すだけじゃないという、存在でないということを証明するためにも、正に顔のある外交を続けることがこれからの
日本の将来のためには必要であると思っております。
また、政権交代があればこれまた同じことをそこの
大臣が……(発言する者あり)いやいや、これは重要なことですから。(発言する者あり)重要ですよ、これは。
ですから、これはきっちりと全体として考えるべきだということを私は強調させていただいているところであります。