○大石正光君
大臣からいろいろ御認識をいただきまして、誠に有り難いと思っております。
今、三年間という話の御
質問をさせていただきまして、私も今振り返って思ってみますと、川口
大臣が通産省から来られて、あの小さな体で一生懸命アメリカを説得をして、是非この
京都議定書が要するに国連の中でしっかりとして国際の条約として
発効するために努力をすると言って、一生懸命アメリカに行ってはアメリカの
大臣や大統領に主張をされたと。そして、その当時はロシアも入っておりませんでしたから、ヨーロッパは
日本が頼りでありました。私は、そのときに、この
日本の国が今まで国際貢献するのは金銭的な面だけではなくて、初めて
環境哲学という言葉をつくりながら、これを是非、国際社会に
日本の
国民が
世界に貢献するのはこれであるということを是非打ち上げて、このチャンスにアメリカを抜いてやるべきであるという主張を随分いたしました。
それで、当時、
国民はよく分からないことが一杯ありました。しかし、その中で、
大臣も努力したと同時に、よく私は
国民に理解を求めるために、今NHKでやっている天気予報を是非、地球天気予報にしてくれと。そして、地球天気予報をさらに大気天気予報というものをやって、大気というものが地球がいかに、
日本の国がどうなっているかをよく
国民に理解をしてもらう、それが徐々に
国民に
環境というものを理解させるまず
第一歩だと私は随分訴えました。しかし、こうして見ますと、最近のNHKの朝のニュースや夕方は大気天気予報、地球の雲、そして
日本というものをちゃんと取り入れてやってきた。
日本人は自然に、地球全体というものを自然に毎日、天気予報というのに見るようになってきたんですね。
私は、
日本の国は海洋性気候ですから、大陸性気候がヨーロッパやアメリカが異常気象が随分激しくなってでも、
日本はそれほど影響が少なかった。それは、海洋性気候として海に囲まれていますから、海の大気というものは大陸と違って急激に気象の変化はないと、私はそう思っていた。ところが、昨年のあの異常気象のように大陸の高気圧や低気圧の異常が、異常になって、あれだけ自然災害が増えてきた。やはり
日本人ももっともっと積極的に行政でやるべきじゃないかなと思って、私はもっともっと努力をすべきじゃないかと思っておったわけであります。
そして、現実に、六%の一九九〇年の
削減から八%増えて今一四%を下げようとしています。当然、多くの皆様が一生懸命努力をしているわけでありますけれども、ここで実際に
環境省から出られた
排出量の推移の中で、産業
部門、そして
運輸部門、そして
家庭や一般
ごみの部分、そういう
部門の中でどれだけ
削減をしていくかということが大きな原因であり、そして自動車の排気ガス、さらには一般
家庭ごみの排出の規制等、一生懸命努力をされているわけであります。
先ほど
大臣が言われた真鍋元
大臣は、先日も藤前の干潟に行ってまいりましたけれども、あの名古屋市が
ごみの焼却の場所を、埋立場を造りたいといって一生懸命やりながら、それを
大臣が一生懸命説得をして止めた。その止めたことによって名古屋市は
ごみが逆に減ったではありませんか。行政にしっかりと指導すれば、それぞれ東京であろうと
大阪であろうと、しっかりとそういう
ごみの焼却を、
家庭の、一般
家庭や多くの皆様にそれを通達をしていけば必ず実現できるという一つの前例ではないかと思う。ですから、私はこれから是非こういう一般
家庭の一般常識を変えていただきたい。
昨年の十二月に、私はドイツのベルリンに行ってまいりました。一般
家庭に一週間ほどおりましたけれども、その分別は六つに分けてきちっとそれを
処理しています。缶や瓶や生
ごみや、それを大きなバケットシュートで全部きちっと一週間ごとに組み立てて、それを毎週朝トラックが必ず来て下げていく、それをドイツの人たちはきちっとやっている。そういう姿を見たときに、私は、そういう姿勢を示すことがまず
国民に教える
第一歩じゃないかと思いました。
それで、私は、
環境省が一生懸命努力をしております。それぞれ排出ガス、それぞれの各役所にある官公庁のそれぞれの排出を規制して努力をしようといって、
総理大臣自らそれぞれ排出の少ないバッテリー電池の車やいろいろ買われておりますけれども、当然、
環境省は各役所に対して、その車の持っているその
環境に排出のする車をどのように努力をして、今、現実その各役所がどのようになっているか、実態を御存じなんでしょうか。その辺をちょっと御
質問させていただきます。