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国務大臣(
町村信孝君) こういう
韓国の
国会で竹島の持続可能な利用に関する
法律、中身はまだちょっと詳細を私も聞いておりませんけれ
ども、お
互いに立場は違う、考えは違うという中でこうした問題を大きくプレーアップして大局的な見地から両国の友好
関係を損なわないように
努力していこうということを先般の日韓外相会談、四月七日のときに確認をしたところで、こういうような
韓国の議会における立法というのは
日本政府としては大変遺憾なことであると、こう思っておりまして、昨日、口上書を
先方に渡し、アジア大洋州
局長から
韓国大使館の公使を呼んで正式に申入れをしたところでございます。
ツアーの件は、何かだれが主催しているのかちょっとよく分からない、
政府主催ではどうもないらしくて、ソウル
外国人記者クラブが主催をしているらしいということなんですが、詳細はちょっとよく分かりません。もし
政府主催ということが判明すれば、きちんとこれまた申し入れなければならないと思っております。
国際司法裁判所の
お話、この
国会の中でも随分皆様方から御示唆をいただいているところでございます。
これは、先般も御説明を申し上げたかと
思いますけれ
ども、これは一九五四年九月、口上書をもって竹島問題について国際司法裁判所に提訴することを
韓国側に提案をいたしました。また、一九六二年の日韓外相会談の際にもこれを提起しましたが、
韓国側は受け入れないということで、結果的には司法裁判所という場面、という場所を使うということにはならなかったという過去の経緯があるわけでございます。これは、相手方が同意がなければ、両国の同意がなければ国際司法裁判所は取り扱わないという、そういう取決めになっておりますから、その限りではやむを得ないのでありますけれ
ども、私は、この国際司法裁判所を含めてどういう
可能性があるか、竹島問題の平和的解決のために引き続き粘り強く
努力をしていきたい。五月の連休中に日韓外相会談も京都のASEMの
会議の場で行えるように今、日程調整をしているところでございまして、そうした場面などでこの問題、竹島問題についても話合いをしていきたいと考えているところでございます。