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三浦一水君 間接的ながら、
総理はそのことを押さえをされたということを私もそのとおり受け止めたいと思いますし、今後の日中のこの問題に対する
協議の中ではきちっとそのことをやっていっていただきたいと思うわけであります。
ちょっと今
資料を配らしていただきましたが、
上海の友人から、先般十六日の
上海で実施されました
デモに対して
中国国内でインターネット、メールを利用して呼び掛けられた文章を私が入手をいたしました。先週、もう一週間ぐらい前になりますが、それをちょっと私なりに訳させてもらいました。訳の、誤訳の
責任は私にあるわけでございますが。
その中で幾つか興味深い点がございますが、一点だけその点で申しますと、二ページの最
重要事項の三番目、
デモの途中で、
日本人が投資している商店、会社に破壊的な打撃を与えてはならないという呼び掛けがされております。なぜなら、破壊した後、
日本は、
日本人は
中国政府に
賠償を求める、みんな賢くやろう、スマートにやろうという呼び掛けもされているわけでありまして、当然もう予測の範囲の中に
向こう側としてもあるということが読み取れるわけであります。この辺はきちんと。
私は二、三日前、
上海に行ってきました、この週末。
総領事館でもお
見舞いを申し上げてきまして、大分片付いておりましたから安心をしたところであります。また一方で、
市民感情の中では、これら
デモにつながったような感覚というのは、私も長い間お付き合いしておりますが、感じられなかったということは、そう申していいんじゃないかなというふうに思っております。
ただ、私が感じましたのは、やっぱりここに、
上海の
人民政府は相当広範囲に
日本企業に回っているようでありまして、一軒一軒を回りながら、相当早い段階から
現金も持って、
賠償すべきというか、
見舞いをもう実施しているようです。
現金を持っていって、その場でガラスが割れたからということで
現金を上げる、何千円かの、そういう
行動も
上海の
人民政府は単独に取られているということを事実を
確認をしました。ただ、
賠償というのはやっぱり国家的にきちんとやっていかなければならない問題でありまして、やはりここは、
上海の
総領事館がきちっとその
被害状況をまとめて、きちっとした請求を起こしていくことをやっていただきたいと、私はそう思うわけであります。
ただ、あの混乱していたんで、
上海の
総領事館の
方々も気の毒だなと。今、
日本人が正確に把握されているだけでも三万人の
日本の生活する
方々がいらっしゃると。
日本人学校も
世界で最大の規模になったと聞いておりますが、たった二十八人の
日本人スタッフしか
上海総領事館にはないということを聞きましたし、
現地の方、
現地の採用の館員の方も三十五名ということなんですね。私もこんな、一方で
中国の
方々と話を、
上海の
方々と話をしておりますと、
領事事務がもう非常に遅いというような不満が大変ありまして、これはちょっとこの対中問題から離れますけれ
ども、我々がビジット・ジャパンということもきちっと打ち出して、
中国も将来の潜在的なお客さんだと位置付けをしている中に、やっぱりこれは
領事業務という辺りも全般にやっぱり見直しをしていただいて、今大きな拠点が
上海にあるんだと、そういう
意味で
日中交流のということをもう一回御
認識いただいてやっていった方がいいのかな、その点は要望しておきたいというふうに思います。
賠償、それから
責任の求め方という点について、改めて
大臣の御決意を伺いたいと思います。