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奥村分科員 全線つながらないと、これは
道路としての機能はありませんので、その点はひとつよろしくお願いをいたしたいというように思います。
第二名神が貫通いたしますと、いろいろ経済的にも、先ほど申されましたように大きくよくなっていくと思いますし、昨年、
道路公団民営化の公聴会を滋賀で開いていただきました。そのときに公述人からお話がありましたのは、第二東名あるいは第二名神、この延長線上には、日本の経済の東アジアとの交流、物流というものが見えてくる、だから、ぜひこれは一日も早く完成をしていただきたいし、大津—城陽間を一時ストップするというような話があるんだけれ
ども、これでは日本の経済が停滞をしてしまう、ぜひこれは
計画どおり大津—城陽間もつないでほしいと、公述人がそのとき大きな声で言われておったことを今思い出しました。ぜひ、そういうこともまた、行く先お
考えをいただきたいというように思います。
それでは続きまして、地元のことばかりで申しわけないんですが、特に私が住まいをいたしておりますところは、家の前は旧東海道、あるいは北側は
国道一号が通っているわけなんですが、いろいろ今日まで、国交省初め、以前の建設省も御
努力をいただきまして、
平成十三年の四月には、局長さんも御存じのとおり、ネックになっておりました横田橋の
交差点改良をしていただきました。私は、
平成七年に参議院にならせていただいて、一番お願いをしたのはこの横田橋の
交差点改良であったわけであります。
当時、補正
予算で十二億円の
予算をつけていただいて、調査をいただいて、それからお進めをいただいて、今立派に、
交差点改良で多少の
渋滞は緩和をしたように思っておりますが、御存じのとおり、従来の
国道一号線が現在も二車線でございます。朝夕、私のところから普通でいきますと十五分ぐらいで栗東のインターにたどり着くんですが、朝の七時半から九時ごろまででございますと時間をはかれない、四十分かかるかもわからない、わずか十二キロのところが一時間かかるかもわからない、そういう状態が現在も続いているわけであります。一部
バイパス供用をしていただいておりますが、まだそれだけの緩和には至っておらないわけでございます。
そういうようなことを
考えますと、
国道一号
バイパス、地域高規格
道路の栗東—水口間一、二及び東の
国道一号の水口
道路の二工区について、促進そして関連についてちょっとお伺いをいたしたいというように思います。
私
どもは、甲賀郡というのは、忍者のふるさとでありますが、七つの町から甲賀郡を形成いたしておりましたけれ
ども、その後いろいろな動きがありまして、昨年の十月一日に、湖南市と甲賀市ということで五町と二町が分かれてしまいました。ある
意味では、ちょっと残念な思いをしているんですけれ
ども、甲賀は一つというもので、いろいろな
行政や生活等々、経済も一緒につくられてきたわけですけれ
ども、しかし
平成の大合併によって、いろいろな皆さんのお
考えのもとにこういう形になったわけであります。
考えてみますと、湖南市の方にも工業団地がありますし、甲賀市の方にもたくさん工業団地があります。甲賀市の工業の総出荷額、一昨年で見ますと約五千億あるわけです。そして、私の住まいをしております湖南市の方も、工業の出荷額で約四千六百億あるというような、
国道一号やいろいろな現在の名神なんかの活用によって経済も非常に潤ってまいりましたし、日本で初めて、昭和四十年に、これも名神の開通と同じころでございますけれ
ども、内陸の工業団地、湖南工業団地というものがそこに造成をいただき、今約六十社の企業がそこでそれぞれの
事業を推し進めていただいているわけであります。
そうした、経済的にも潤っているところでありますが、今申し上げましたように、
国道一号が非常に狭隘で、どうしても
渋滞が起こるということで、大変な皆さんの叫びが聞こえてくるような思いをしているわけでありますが、実は、私も県会議員をさせていただいておりました
平成元年の四月に都市
計画決定をして進めてきていただきましたし、また
平成七年には用地買収に着手等々、かかっていただいてきたわけであります。
そういう歴史の流れの中でいろいろ御苦労をいただいたわけでありますけれ
ども、特に
国道一号というのは、お江戸日本橋から、
大臣がお住みになっています水の都大阪までをつないでいるわけであります。約七百二十キロと言われておりますけれ
ども、昔の東海道五十三次よりも大阪まで延びてこの一号があるわけなんですけれ
ども、
考えてみますと、本当によくぞあの狭隘な二車線で、今なお
交通頻繁に日々送っているわけなんですけれ
ども、確かに事故数も非常に多いわけです。所轄の警察の方にもお願いをして、信号機を連動式にしてもらったり
交差点に大きな水銀灯をつけてもらったり、いろいろなことをして事故撲滅のために
努力してきたんですけれ
ども、やはり今も追突事故だとか正面衝突、二、三日前もあったんですが、非常に事故が多いところであります。
それと、
国道一号がそうして込むものですから、局長さんも御
承知のとおり、伊賀草津線という主要地方道があるんですけれ
ども、そちらの方へ全部流れていくわけですね。そうすると、小学生あるいは中学生、高校生が朝通学のときに本当に危なくて、危険度が増して、保護者の皆さん方も常にそういうことを
要望なされてきたわけなんですが、もう少しすれば
バイパスができますからということで、我々もそういうことを叫んできたわけなんです。
まず、この
国道一号
バイパスについて、現在どのように推し進めていただいているのか、お聞かせをいただきたいというように思います。