○中井
委員 ピストルを所持していない
警察官は仙波君だけだという話もあります。それは、みんなは保管所に置いてあるんですから、県警本部長以下。
それから、仕事を本当にしているのかということを含めて、村田さん、あなたの
役割は、この告発した中身が本当かどうかというのを調べることがあなたの
役割。
あなたは何だ。
警察は悪いことをしていない、告発した人はおかしい男だと、私にあるパーティーの席上で言った
言葉まで僕は覚えておる。(発言する者あり)それはあえて言わないけれ
ども。国家公安
委員会として、もう少し考えた方がいい。あなたが
警察全体を掌握し、指揮命令するんですから、組織上。これはぜひ再
調査をいただきたい。
特に、去年ですか、あなたらの
改正の中で、例えば、愛媛県の公安
委員会は特別検察官を任命することができる、公安
委員の中から。そういう人を早く任命して、そして仙波君の聞き取りをやる、このことが大事だと僕は思います。
一番心配していますのは、彼は、
平成七年まで、それぞれ異動した署において、全部、にせ領収書を書けと言われたが断り続けた、こういったことを内部告発しました。今、ここを中心におやりになっていると思いますが、もう
平成七年ですと書類もありません。
関係者も、やめたり亡くなっている方もおられるでしょう。県警は二十三人の
体制で
調査をされているようですが、初めからもうこうやって、組織の裏切り者、変わり者扱いして、本当の
調査をおやりになるかどうか、大変疑わしいと私は思っています。
県の特別検査が今行われています。これは知事命令。だけれ
ども、これは十三年度分。そして、この検査の
委員の方々は、仙波巡査に会ったけれ
ども、
平成十三年のことだけ尋ねて、あとは聞いていない。
問題は、私
どもが主張しているように、この捜査費、県費で行われる捜査報償費、これはほとんどにせだ、にせ領収書を片っ端からある程度以上の階級の方が書いてやってきた、このことを証明した、これが
一つであります。それから、旅費等その他含めて、つい今の今まで税金を私する会計処理が行われてきた、このことを証言しております。
私は、
警察が憎かったり、何だからと言っているわけじゃありません。本当に
警察が国民に信頼されて、犯罪に真っ正面から立ち向かう、治安維持のために頑張ってくれる、これほど大事な組織はないと思っています。
しかし、だれもがチェックできないシステムの中で、いつの間にかこういう残念な
状況が出てきている。私
どもは、幾らも幾らも、いろいろな方にお目にかかって、承認してくれ、しゃべってくれと言いました。だけれ
ども、残念ながら、みんな
警察一家、組織を裏切れません、今勤めている職場がなくなりますとおっしゃって、私
ども、個々の話に終始しています。マスコミ
関係者も、匿名の情報者には会って報道していますが、名前を出してというところにいきません。今回初めて名前を出して現職警官が内部告発した。これをきちっと受けとめて、私は、
警察の会計処理のあり方、これを正すべきだ、洗うべきだ、こう考えています。
国家公安
委員長が、
警察庁の言うとおりに信じてやらずに、私
どもの言うことにも耳を傾けられて、国民の信託を得た指示を出される、あるいは処理をされるように重ねて要望いたします。
それからもう
一つ、愛媛県について言いますと、例えば、知事は、こういう
事件にかんがみて、
平成十年までの会計書類を残す、こういうことを県警に依頼いたしました。私
どもが県警本部長にこのことを尋ねましたら、考慮中だと言うのです、考慮中。どうしてだと言ったら、理由がわからぬ、こう言うんです。
都道府県
警察にあって、宮城県でも愛媛県でも、知事の言うことを聞かなくて済むというシステムになっている。災害のときどうするんだ。災害のときですら、知事は県警本部長に対して命令権はない。都道府県
警察だといいながら、国家
警察のシステムの中にある。うまくできているといえばできているけれ
ども、今、このシステムが悪用されている。だから、愛媛も宮城も、知事は捜査報償費の
予算計上を削り飛ばして対抗しておる、こういう
状況にあります。
このことについて、麻生さん、あなたは地方自治担当だ。だけれ
ども、
警察に対して何か指揮命令、あるいは物を言える
状況にあるのか。こういう状態の
日本の
警察状況についてどう思うか、聞かせていただきます。