○稲見
委員 実は、この点で九項目ほど御
質問を用意しておりました。時間が経過をしていることもありますが、ここで私が問いたかったのは、この〇三年十二月三日というのは、
政府が
自衛隊派遣を決めようとしている、国会で審議をする議論の直前でございます。そういうところで、リカービさんはその後、米英軍と同じような形での
自衛隊の
派遣については反対だ、
イラク人が理解できるような形、例えばメソポタミア湿原の復元であるとか、そういう形で
イラク人が喜ぶ
支援をしてはどうかというふうな提案をされたんですが、そのことがマスコミを通じて、リカービさんに百万ドルが手渡って
自衛隊派遣を了解した、こういうふうな報道がありまして、これは裁判になり、一方、中東でも、
イラク国内でも大変な問題になったということであります。
したがって、
日本の
自衛隊派遣について、このリカービさんを、報道を通じて、マスメディアを通じて利用したんではないか、こういうようなことについて私はきょう
質問したかったということであります。
ただ、今
外務大臣からありましたように、
外務省としてはこの会見そのものには関知をしておられないというのが昨日の
質問取りでもわかりました。昨日の
質問取りのときには内閣官房にもおいでいただいて、この三日のときにどんなお話があったのか、会う動機になったことは、あるいは経過は、こういうふうなことからお聞きをしたいというふうに思っておったわけですが、どうしても、このことを含めて、内閣官房は、
外務省で答えてもらう、こういうふうなことでずっと主張して、内閣官房がきょうの場にも来ていただいておりません。その場に同席しておられなかった
外務大臣あるいは
外務省にお答えをいただいても、そんなにわからないということから始まってしまうというふうに思っております。
そういう
意味では、昨日は、
外務省の方も一、二を含めて答えますということですので私も了解をしましたけれども、やはり一番出発の十二月三日の点については、小泉総理
大臣がお会いになったわけですが、小泉総理
大臣、あるいはそうならなければ、つかさつかさの代理の方にお答えいただくということが必要なんではないかというふうに思っております。
この点、今申し上げたように、きょう、内閣官房、
責任ある方が
出席いただいていないということも含めて、私としては
質問がなかなかできなかったなというふうな気がきのうからずっとしておりました。
そういう点で、
理事会の方で、ぜひこういう点について一度きっちりした対応をお決めいただければというふうに思っております。
その上で、今、
質問は九問しませんでした。時間も来ました。したがって、
理事会でしかるべき方をお呼びいただけるというふうなことになりましたら、また機会があれば、このアル・リカービさんの問題についてはもう一度機会を持ちたいというふうなことといたしまして、私の
質問を終わらせていただきます。