○中根
委員 あり得るということでございます。現在の役員の方々の任期が十八年の三月三十一日までということになっておりますからちょうど一年後でありますので、その際には、
国保中央会の仕事についてぜひ私
どもの
意見も反映してもらえるような人選をしていただきますようにお願いをいたします。
それで、この
国保中央会のことを確認しながら、まず、
国保中央会から
厚生労働省の
国民健康保険課に監修料が渡ったということは先ほど申し上げましたけれ
ども、この監修料が実は、
一つのルートとして有限会社コクホ中央研究所というところを経由いたしております。コクホ中央研究所経由で、
平成十二
年度に「コクホPLAZA」一号について十人、二千万円、十四
年度に「コクホPLAZA」二号、三号について五人に五百万円の監修料が渡されております。
実は、この有限会社コクホ中央研究所というのは、前代表の舩橋さんという方は厚生省の援護課長さんを退職された方、それから、舩橋さんはその後、
社会保険大学校校長をお務めになって、このコクホ中央研究所経由で
国保中央会から監修料が渡された当時、二〇〇〇年から二〇〇三年は、
国保中央会の常務
理事をお務めになっておられた。そして、現在の代表の門田さんも、やはり
厚生労働省の御出身であるということで、
国保中央会という天下りをたくさん受け入れている、
北郷さんという、僕ははっきりわかりませんけれ
ども、おっしゃる方がおっしゃると、この
厚生労働行政においてはまさにドン的な存在であって、今でもまさに隠然とした力を誇っておられて、
北郷さんに対して
意見をすることなどとてもできないというような実力者であるというふうに聞いておるわけで、そういった
国保中央会からやはり天下りを受け入れているコクホ中央研究所という有限会社を通じて
厚生労働省に監修料が渡っている。
それから
二つ目のルートは、このコクホ中央研究所に加えて、厚生問題研究会という任意
団体をさらに迂回先として経由されて監修料が渡っている。先ほど申し上げましたように、
国保中央会の今の事務
局長は百軒さんという方なんですけれ
ども、この厚生問題研究会という任意
団体の代表もまた百軒さんであるわけであります。
まさに、中央会と、それから有限会社コクホ中央研究所、厚生問題研究会というのは、天下ったお役人さんが、ダブったりトリプったりといいますか、重なって役員が存在して、そしてそういうよくわからないものを経由して監修料が支払われているということで、こういった構造があるということ。
こういったことが、先ほどから申し上げておりますように、我々の健康をつかさどる
国保業務、こういったものについてその周りで行われているということについて、
社会保険庁のようなものになってしまうのではないかという心配があるということを御
指摘させていただいているところでございますので、こういった役員構成あるいはこういう迂回
団体、そういったものをもうこの際きっちりと
整理していただくということが必要であろうと思っております。
この「コクホPLAZA」というものなんですけれ
ども、実は、一号が四千八百二十万部、二号から三号は九百七十三万部、四号は四千五百万部つくられているわけなんですね。大体国民の半分近くの人数が刷られているんですが、どうでしょうか、ここにお座りの方々でこの「コクホPLAZA」というものを目にした方がおありでしょうか。非常に不思議な冊子ということであります。
厚生労働省の
国保課に「コクホPLAZA」の印刷会社をお尋ねしたところ、また民間会社ということしか言えないということで、この「コクホPLAZA」の印刷会社の名前を明らかにしてくれていません。
改めてこの
委員会でお尋ねをいたします。「コクホPLAZA」の印刷会社は教えていただけないでしょうか。