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長浜委員 大変影響力を持つ団体でございますので、そういったところと、このCO2の問題を細かく詰めていく作業は、急激な激変緩和じゃありませんけれども、いきなりはできないのかもしれませんが、努力を続けていただきたいと思います。
今度はもう一つ、その大きな組織とは違って、一人一人の
国民の顔が見えてくる、特に次の世代のということでございますが、やはり
環境の基本は、
大気汚染防止法、あるいはもう一つは水質汚濁防止法というような形で、水と空気、こういったものから発生をする過去の悲劇、これは公害という形で、さっきも申し上げましたが、あらわれるわけでありますが、それを未然に防いでいこうという努力がたゆみなく続けられなければならないわけでございます。
私が住んでいるところも、大体柏と言っても
余りぴんとこられないかもしれませんが、このごろはテレビでも放送されているようなところでもありますけれども、呼塚の交差点というと、大体、車を運転する人なら、ラジオを聞く人ならよくわかるわけですね。十六号と六号がクロスをするというところで、毎回大渋滞。国道六号、十六号ですね。そういった近辺に住んでいる人の親としては、
子供の健康が大変心配になるわけでございます。
きょうもその排ガスの問題をやっているわけでありますけれども、
環境省が、首都圏と中京地区、阪神地区の交通量の多い幹線道路で、小
学生約一万六千人を
対象として、
自動車排気ガスと気管支ぜんそくなど呼吸器系疾患との関連を調べる大規模疫学研究をスタートさせるというようなことを伺いました。世界でも規模がないというようなことでありますが、例によって、すばらしいことだなと思うと同時に、なぜ今ごろかなという気持ちを正直持たざるを得ないわけです。
この
大気汚染、気管支ぜんそく等だけではなくて、私は
大臣と同じ
平成五年に衆議院に議席を得ましたので、あのころに、花粉症の問題ですね、
自分が非常にひどい花粉症なものですから、杉花粉だけじゃないんじゃないかと非常に素朴な
質問をした記憶がちょっとあるんですね。ディーゼルガスのトラックの後ろを走っているとくしゃみがとまらなくなるので、複合汚染ではないかみたいなのを、当時は
環境庁でありましたが、もう十何年前の
環境委員会でした記憶がありますけれども、科学的知見がはっきりしていないというような御答弁をいただいたような気がするんですね。
しかし、もう十数年たって、まだこの分野が科学的知見を立証しなければいけないような、各種の
大気汚染にまつわる公害裁判等、そしてまた判決等も出ているような状況の中で、こういった問題が、厚生労働省、昔の厚生省、そして今の
環境省、
環境庁、それぞれ業務は引き継がれているんでしょうけれども、まだこの
大気汚染の問題と健康に及ぼす被害というのは、さらにさらに
調査を続けなければいけないぐらい、一人一人の未来の
国民に対して明確なメッセージを発することのできない状態にあるのか、その点について御答弁をお願いします。