○村井(宗)
委員 民主党の村井
宗明です。よろしくお願いします。
本日議題となっています
地球温暖化対策の
推進に関する
法律の一部を
改正する
法律案について
質問をさせていただきます。
まず、私が思っていること、それは、
京都メカニズムだとか森林吸収というのはもともと補足的な施策だったはずなんです。本当にメーンになるのは
CO2の
排出量を減らすことだったはずなんですが、なぜかつじつま合わせの
数字を合わせるために、
CO2を
削減させることがメーンのはずなのに、そうじゃない補足的な
措置だった
京都メカニズムだとか森林吸収とか、そういったことばかりで
数字を合わせているような気がしてなりません。
ちょうど
京都議定書を採択した
COP3のとき、今から八年前、一九九七年、私もNPOの活動家の一人としていろいろな形で協力させていただきました。
環境問題に取り組む学生の仲間たちといろいろなイベントを開催したり、列島縦断エコリレーを企画して、その事務局などとして参画させていただきました。
そのときに、いや、
京都議定書がこうやって採択されれば、きっと
CO2の
排出量を減らしてくれるだろう、そしてそのための具体的な
政策がどんどんと盛り込まれるんだろうと思っていたら、実際はそうじゃない。あの採択をされた後も、
CO2の
排出量はどんどんどんどんふえる一方。こんなにふえてどうするのかな、そろそろ
CO2の
排出量自身を減らすための
政策を練るのかなと思っていました。
ようやく発効して
CO2の
排出量を減らすのかと思ったら、そうじゃない。
京都メカニズムだとかそういうのが
中心になって、
排出量を減らすんじゃなくて、補足的な
措置が
中心となった。本末転倒ということになっているんじゃないかというふうな気がしています。
そして、ことし二〇〇五年二月十六日、
京都議定書が発効したことに私は大きな感動と感激を持ちました。そう思ったうちの一人です。しかし、
地球温暖化防止
対策というのはまだまだこれからだと言わざるを得ません。
京都という名前がついています。
日本を代表する地名です。
世界にはいろいろな
条約があって、例えば、歴史的には、ベルサイユ
条約、ポーツマス
条約とか、地名をつけた
条約が後世に残っています。最近でも、ラムサール
条約、ワシントン
条約などと地名がつけられています。何としても、この
日本の地名がついた
議定書をしっかりと立派なものに、そして、後世に誇れるものに仕上げていかなければならない、私はそう考えます。
党利党略や思想、信条を超えて、全
世界が
共通して取り組む必要があると思います。この
環境委員会として活動しているみんなで力を合わせて、どうやって
CO2の
排出量を減らしていくのかということに真剣に取り組んでいきたい、そういうふうに思っています。
まず
冒頭、小池
大臣に何点かお聞きしたいと思います。
二月十六日の
京都議定書発効を記念して、各種の記念行事やイベントが行われました。読売新聞の一面にどおんと出ていたように、この国会でも、
議定書の発効日、全政党の方々が集まって、そしていろいろな
環境NPOの活動家が国会に集まって、大きな地球儀の前で手をつなぎ、
CO2の
排出量を減らそう、
地球温暖化を防止しようというイベントが開かれました。
大臣の方はなぜか
参加いただけなかったんですが、後で聞けば、京都の方のNPOの、それからいろいろな集まりに出ておられたということで安心させていただきました。
このキャラバンでは、京都から東京まで
CO2を出さない自転車で、何と自転車で、京都から東京まで学生たちが
中心になって自転車で走りながら、沿線の市長さん、知事さんなどと懇談をしながらアピールをしてきたというふうになっています。そして、国会到着後、私も含めて超党派の全党の議員が一緒に、国会の中で市民集会が開催されました。こういった形で、
政府や自治体が主催するものでなく、まず学生や市民グループが自発的な活動をどんどんしていますが、こういったものに対しての小池
環境大臣の見解及び
評価をお
伺いいたします。