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小池国務大臣 沖縄への観光客数でございますけれども、
平成十六年、昨年、台風が相次いで参りましたけれども、それでも過去最高を更新して五百十五万人、まさに観光
産業というのは
沖縄の基幹
産業である、このように思うわけでございます。
また一方で、
沖縄らしさを生かしたリーディング
産業としてさらなる
振興を図っていかなければならない。観光
産業は世界あちこちでしのぎを削っているということでございますし、
日本人観光客もあちこちに、初めてハワイへ行くという人がだんだん少なくなる、そこまでいっていないでしょうかね、とにかく、いろいろなリゾートなどもあちこち見てきたりすると、目が肥えてくる。舌ももともと肥えております。サービスへの要求度というのは
日本はそもそも高うございます。
そういった中で、どうやって
沖縄らしさを生かした観光を活性化していくかということでございますけれども、そもそも
沖縄は年間を通じて温暖でございますし、サンゴ礁に囲まれた海岸線に白い砂浜、
竹富島のあの砂浜なんというものは最高でございますけれども、豊かな自然は観光客にとって大変大きな魅力である。その意味では、サンゴ礁の保全対策
支援事業とかエコツーリズム
推進事業などの施策を
推進するということも必要でございます。
また、より質の高いサービスの提供ということで観光客の満足度の向上を図る。それから、滞在日数や一人当たりの消費額の増加に結びつくようなプラスアルファの価値を加える、付加価値をどうやって加えていくのかというようなことで、観光に従事する人材の育成であるとか、例えばバリアフリー観光への対応などをやっていくというようなことも
一つだと
思います。
さらには、国を挙げてビジット・ジャパン・キャンペーンということもやっているわけでございますので、一番南の地理的な
沖縄のメリットなども生かして、アジアを
中心とした外国観光客の誘致も積極的に進めるといったような、さまざまな戦略、戦術が今後とも必要になってくるのではないか。
私は、そのために幾つか
沖縄の島も回らせていただきました。島によって表情はそれぞれ違います。ですから、私が申し上げているのは、その島の
皆さんにまずみずからの島をもう一度見直してもらって、みずからのよさを一番よく知っているべき人たちですから、
皆さんですから、まずそこから、この島はとにかく世界で一番なんだ、オンリーワンなんだということを見直していく、改めてみずからを見詰めるというところからこういった観光
産業のブラッシュアップというのが進むんじゃないかな、このように思っている次第でございます。