○白
眞勲君 そもそも、これはそもそも論になってしまうんですね、もし
大臣がそういう御答弁されるならば。この九月の十七日、二〇〇二年のですね、その小泉
訪朝の際に、
拉致問題
解決なくして
国交正常化はあり得ないという小泉首相の明確なメッセージを
北朝鮮に伝えることによって、経済苦境に陥っている今の
北朝鮮が
拉致を
解決せざるを得ないような
状況に追い込んだわけなんですよ。追い込んだ途端、今、正に
町村外務大臣おっしゃいましたように、
状況の改善が見られたから米やったんだと今おっしゃいましたよね。結局そういうことをおっしゃったじゃないですか。これはおかしいということなんです。今、正に
総理も言っているじゃないですか、何らかの見返りじゃないんだよと、これはあくまでも
人道支援だということをずっと一貫して言ったんですよ。今の話というのは、正に一定の前進が見られたから食糧
支援をやりましたと今おっしゃった。それは、やはりあの食糧
支援というものが、一つの身の代金的なそういうイメージでの食糧であったということを正に今、
外務大臣がお認めになったんじゃないのかというふうに私は思うわけであります。
ということは、今までの小泉
外交は、今、官房
長官も何かいろいろとおっしゃっていましたよ、いろいろなその全体の流れを見て
判断してほしいというふうにおっしゃっていました。ワンフレーズじゃないんだということを言っていたけれ
ども、結局、だって全体の流れを見るならば、今のずっとした流れというのを、今、正に
町村外務大臣が
お話しされたように、やはりこの食糧
支援というのが、十二万五千トン最初に渡した食糧
支援というのが、これが身の代金的な意味合いを持っていたと。選挙対策だったんじゃないのかと。私は選挙をやっていましたから、当時。そういうふうにしか思えないわけですよ。
外交の一貫性全くない。
国民に対してあれを、
人道支援であって、そんなの
拉致と関係ないんだということをずっと言ってたじゃないですか。それが今、正にそういうふうに、
町村外務大臣が
拉致と関係があるようなことを言っているわけじゃないですか。改善が見られたとおっしゃった。それは答弁が違うんじゃないんですか。