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政府参考人(北原
巖男君) 御答弁申し上げます。
海外に派遣されております、先ほど
先生御
指摘のイラク等でございますが、自衛隊のこうした活動につきましては、本当に国民の皆さんの関心の高いところでございます。私
どもといたしましては、こうした活動に対します国民の皆さんの理解と支持、これを一層得られるよう
努力するということは極めて重要なものと
認識しております。したがいまして、そうした
観点から、派遣されている隊員の安全というものを
確保しながら、国民の皆様に対する適宜適切の
説明責任を果たしていかなければならないと。
これまでもそのような
努力をしてきているところでございますが、まだまだいろいろ十分ではないんではないかという御
指摘もございますので、今後とも一層努めていきたいと思っておりますが、せっかくの機会でございますのでちょっとお時間をいただきまして、現在やっております広報
手段についてちょっと御
報告させていただきますと、例えば今のイラクでございますけれ
ども、私
ども人道復興
支援活動をやっておりますが、これまで活動目的ですとか内容を紹介したパンフレットな
ども作成し、あるいは配布する、また新聞広告によります広報な
ども実施いたしております。更に加えまして、派遣された自衛官の声というものを防衛庁の提供ラジオ番組で放送するとか、さらには、先ほ
どもお話が出ましたが、そのホームページ、これが非常に有用でございまして、現在、防衛庁のホームページに逐次情報の更新を図って
実施をしております。防衛庁のトータルのホームページのみならず各自衛隊、陸上自衛隊あるいは航空自衛隊のホームページも活動
状況を適切に更新しながら、国民の皆様に御
報告を申し上げております。それからさらには、活動の様子を収めましたビデオ、これも制作をしてまいりました。現在までに三回ほど作成しておりますが、これは引き続き内容を更新しながら続けてまいりたいと思っております。それから、
小泉総理のメールマガジンが大変有名でございますが、ああいったメールマガジンのところへ、防衛庁長官のみならず派遣された自衛官、この
方々、既に五回ほど掲載しておりますが、体験談などを、また婦人自衛官も行っておりますので、そうした人の体験談な
ども紹介さしていただいております。あと、そのほかの
政府広報
関係誌などにも、いろいろな
手段を使いまして広報に努めているところでございます。
それから、こうした我々自身の広報活動のほかに、やはり報道
機関の皆様から積極的に報道をしていただくといったことも大事でございまして、そのための材料提供といいますか、現在、例えば陸幕におきましては、週三回原則でございますが、部隊の活動
状況をブリーフィングをいたしましたり
映像等を提供しております。さらには、部隊交代などがあった場合には、現地の部隊長と、先ほ
どもありましたけれ
ども衛星テレビで会見をするとか、そういったようなことも
努力しているところでございます。
なお、イラクばかりではございません。今現在もインド洋等で海上自衛隊も出ております。大変厳しいところで活動しておりますが、私
ども、その厳しい
状況等も十分知っていただくということで、御希望する新聞記者の
方々につきましては実際にその船に乗っていただいて取材をしていただくということもこれまで四回ほどやってきております。
さらには、今ゴラン高原にはPKOがなお続いております。私
ども、このPKO活動等も含めまして、いろいろその活動の内容等につきまして、パンフレットですとかビデオその他を作りまして、また防衛庁のホームページ、十分に容易にアクセスするような配慮をいたしまして
努力をしているところでございます。
大変長くなりましたが、いずれにいたしましても、防衛庁、自衛隊の活動というのは、国民の皆様方の本当に理解と支持、御支持がなければ成り立つものではございませんので、そうした
観点に立ちまして、我々これからも一層その情報発信、適切な情報発信に努めていきたいと、そのように考えております。