○主濱了君
民主党・新緑風会の主濱了でございます。
七月に初当選をさせていただきました。本
委員会では初めての質問でございます。質問の重複等いろいろあると
思いますが、よろしく御
対応お願いいたします。
過日、
イラク人道復興支援特措法に基づく
対応措置に関する
基本計画の
変更について
閣議決定がなされましたが、
イラクでは依然として戦闘が続いています。香田証生さん始め
日本人も亡くなられております。まずもって、亡くなられました皆様の御冥福をお祈り申し上げたいと
思います。また、被災された皆様にお見舞いを申し上げたいと
思います。
このたび、
閣議決定に先立ちまして、
大野功統防衛庁長官におかれましてはサマワを五時間三十分にわたって視察をされたということ、誠に御苦労さまでございます。
また、
イラクで
人道復興支援活動に携わっている多くの
日本人、特にも
自衛隊の皆様におかれましては、過酷な自然条件の中、慣れない土地において、何よりも危険な
イラクにおいて日夜その
復興のために真剣にお働きをいただいていると、このことに対しまして心から敬意を表するものであります。一日も早く無事に帰られることをお祈りするものであります。といいますよりも、まあお祈りといいますか、ここに権限を持っている方いらっしゃるわけです。
小泉総理、それから
大野長官、的確な御判断と瞬時の命令、これをよろしく
お願い申し上げたいと
思います。
私の親戚にも
自衛隊のOBあるいは現職の自衛官おります。そして、私が住んでいる岩手県の滝沢村、ここには
陸上自衛隊の岩手駐屯地があります。このたびの第三次
イラク復興支援では五百人中五十人がこの岩手駐屯地から出られたと、こういうことで聞いております。とにかく危険な
イラクから岩手の隊員も含めまして全員がすぐさま帰還されるように望むものであります。
既に岩手の隊員も含めまして帰還された方もおられますが、本当に心から御苦労さまでしたと、ねぎらいの言葉を申し上げたいと
思います。
さて、十一月十日、
党首討論の中で小泉内閣
総理大臣は、
民主党岡田克也
代表の
イラク特措法についての非
戦闘地域に関する質問に対して、
自衛隊が
活動している
地域は非
戦闘地域であると、こういった答弁をされております。この答弁はいわゆる
イラク特措法上正確でないことは明らかであるというふうに思っております。しかしながら、
小泉総理は、適切な良い答弁だった、おかしかったらば問い直せばいいと、まあ世間を、世論を逆なでするように述べておられます。加えて
政府は、首相は法の趣旨を答弁したものとしてこの答弁を追認しているということでございます。しかし、新聞社の
調査によりますと、
調査対象の七六%が納得できないとしております。
政府の世間離れ、
政府の世論離れ、世論の
政府離れ、これはもう如実であります。
私、地方行政の当局としての答弁の経験しかありませんが、それでも答弁というものは、直接
相手に対する回答であるとともに、やっぱりその後ろにいる、岩手県であれば県民、宮古市であれば宮古市民、その民、その人たちに対する答弁であるというふうに思っております。
この
小泉総理の、おかしかったらば問い返せばいいと、こういう御
発言というのは、聞かれなければ説明責任を果たす必要はないと、そう言わんばかりの答弁であるというふうに、全く嘆かわしいと思っております。むしろ、政策とか施策を講じよう、あるいはそれを進めようとする者は、進んで
国民に内容をきっちり説明する必要があるというふうに思っております。
まず冒頭に、
政治家としての大先輩である
大臣の皆様に、答弁は
国民に対するものである、政策を講じようとする者はしっかりと説明するべきであると、このことについてのお
考え、御決意を
お願いをいたします。
時間の
関係上、
官房長官に
お願いをしたいんですが、その回答の前に、先ほど
議論のやり取りがありました。まず、本来、
総理が説明すべきであるというふうに私は思うわけですが、
総理が御
公務であると、このように回答されました。この御
公務の内容についてまずお知らせを願ってから、この決意をお聞かせ願いたいと
思います。