○伴野
委員 民主党の伴野豊でございます。
先ほど、
委員長のもとで、新潟県
中越地震におかれます
被災者の
皆さん方に対する
黙祷等がございました。実は私も、当日、別件で新潟県の小千谷におりました関係で、
被災者の
方々にお悔やみとお見舞いと、そして現在救援
活動に入っていらっしゃる
皆さん方に心から感謝と敬意を表したいと思います。
今、私も二十三日に現地におりましたという
お話をいたしましたが、そういう状況の中でもやはり
法務委員会のことが頭にございまして、その一日二日の中でも、こういう激甚災害が起こったときに
法務省として何かやるべきことがあるんじゃないかと
考えておりましたら、やはり幾つか出てまいりました。きょうは多分それを、一生懸命やってくださっておりますので、あえてテーマにすることもなく、また一般
質問の時間がありましたら、そんなことは後日お伺いしたいなとは思っているわけでございます。
御賢明な
大臣でございます。浅学非才な私よりもたくさんいろいろなことを御経験されていると思いますので、そのあたり、激甚災害時において
法務省として何ができるか、ぜひ根底から洗っていただきたい。もう今、
日本どこでもこういった激甚災害が起こり得る状況でございます。それをまず冒頭お願いしておきたいと思います。
さて、御就任に当たり、いろいろ、ホームページ等も見せていただきました。
先生はどうも赤いお洋服がお好きなようでございまして、きょうも期待していたんですが、きょうはピンクということでございます。また、鹿児島で看護学校をお出になり、大阪で助産婦学校もお出になった。私は昭和三十六年一月でございますので、鹿児島か大阪にいたら私は取り上げられていたかもしれないというような感じで、きょうも、お見受けすると、どうも私の母にも似ているようでございまして、余りきついことは言えないななんて思っておりますが、これはお
立場でお許しいただきたいな、そんなふうに思うわけでございますけれども。
冒頭、後々にちょっとかかわってまいりますので、多分、
先生は御賢明であられますので、もうこんなことは御存じだと思いますが、ナイチンゲールの誓いの
言葉というのがございます。ちょっと、時間が許す限り読ませていただきたいと思いますが、ナイチンゲールの誓詞、
わたくしはここにお集まりの皆様の前で厳かに神に誓います。
わたくしの生涯を清く過ごしわたくしの任務を忠実に尽くします。
わたくしはすべて毒あるもの害あるものを
たち悪い薬を用いることなくまた知りつつこれをすすめません。
わたくしは力の限りわたくしのつとめの水準を高めるよう努めます。
中略させていただきます。
わたくしは心より医師を助けわたくしの手に託された
方々の幸いのために務めます。
というのがございます、多分御存じだと思いますが。この最後の医師のところを
国民の
方々とかえれば、これは今
政治家が全部肝に銘じなければいけないナイチンゲールの誓詞だと思います。
そして、何できょうのことに少しかかわるかといいますと、先ほど
松島議員が、今回の
大臣所信の中でいろいろ使われた
言葉、私も、正直言って、この
法務委員会が初めてでございます。
大臣も相当勉強されているということは新聞報道で伺いまして、私も負けないようにやっておりますが、ただ、私の場合は独学でございまして、多分
大臣の方は相当すばらしいスタッフがついていらっしゃると思いますので、なかなか追いつけないのじゃないかと思いますけれども、ただでさえ
法務委員会の
言葉は難しいと思っておりました。その中で、今回も、これをお聞きして、いやいや、これは大変な
委員会に来てしまいましたと思ってしまいました。
大学時代の恩師から、こういうことをよく言われておりました。難しい
専門用語を並べる人ほど理解していない人が多い、わかっている人ほど易しい
言葉を、
相手が理解できる
言葉を使って話をする、だから君も難しい
言葉にひるむことないんだよというようなことを大学時代の恩師に言われたことを思い出しました。
先ほども
松島議員からこの
言葉の難しさにも——どこかへ行かれちゃったようですが、余りそういうことは言わない方がいいのかもしれませんが。
正直言って、
松島さんが言っていらっしゃったので私もあえて
自分をさらけ出しますが、この
四つ、
リエゾンオフィサー、
プレクリアランス、
セカンダリー審査、
バイオメトリックス、これを聞いたときに、
リエゾンオフィサーは何か黒幕のようだな、
プレクリアランスは何かどこかでクリアランスセールでもやるのかな、
セカンダリー審査ぐらいはセカンドオピニオンか何かとちょっと関係あるのかな、
バイオメトリックスに至っては、どこかのSF映画かなと思いました。正直申し上げました。
ですから、これはやはりもう少しわかりやすい
言葉、先ほどちょっと幾つか
説明していただきました。私は、そもそも
法律というのは、憲法に至っても、中学生が読んでわかる
法律にしなけりゃいけない。身近な
司法とおっしゃっているならば、
法務省も身近になっていただかなければいけませんし、やはり
法務委員会挙げて
国民の
皆さん方に身近な
言葉を使って。
言葉というのは、私、もともと技術屋でございますけれども、機械言語というのも技術であります。しかし、それには互換性というのが必ずあるんですね。
相手が受け取らなければ、これは
言葉じゃないんですよ。勝手に言っていること、発している、もっと言うなら、絶叫に近いものに近いと言われてもしようがない。ですから、互換性がなきゃ。言った人と受け取る人が理解し合って初めて
言葉になってくると思うんですね。
そのあたりのことも含めまして、本当は先ほど、
リエゾンオフィサー、
一つ一つ説明していただこうかと思いましたが、
松島議員にとられてしまいましたので、今の私の意見に対して、
大臣、御感想があれば、ぜひお承りしたいと思います。