○白保
委員 まず、自然
災害の対策について、その取り組みについてお
伺いいたします。
本年は十個もの
台風が日本に上陸し、各県に連続して多大な
被害をもたらしました。やっと
台風が一息ついた先週末、今度は強い
地震が
新潟県を中心に発生しました。これらの
災害で亡くなられた方、けがをされた方、家や財産をなくされた方が多数いらっしゃいます。心よりお
見舞いを申し上げます。
さて、
大臣もあいさつの中で、豪雨、
台風、噴火、
地震についての対策に触れておられましたが、一層の取り組みをまず
お願いしたい、このように思います。
昨日も、私
ども部会をやっておりまして農水省の取り組み等をお
伺いしましたが、備蓄食料を出動させて
対応しておられると。大変農水省もフル回転で頑張っておる、こういうことをお聞きしておりまして、まず敬意を表したいと思います。
さて、
台風について
伺いますが、
台風は
地震と違って、最近では予報円ができて常に進路とか予想されますから、ある意味ではその対策等をとることもできるんですが、ただ、思ったよりも大きい
台風が来ますと、これはまた人的
被害があったり、あるいはまた家屋や道路、農作物にも甚大な
被害が出るわけであります。先週の
台風二十三号の場合も大雨をもたらして、収穫半ばの水稲の冠水やハウスの倒壊、
野菜の浸水、冠水、
果樹の落果など、深刻な
被害が
全国に今出ております。また、私の
地元の方もかなり
被害情報が寄せられております。
私の
地元に久米島町というのがあって、一つの島です。その島はサトウキビやいろいろなことをやっています。そういう中で、サトウキビについては先般の
委員会で価格
決定の問題についてもお
伺いしたわけですが、このサトウキビがこれから、十二月から一月、二月、三月、収穫期に入るわけです。そういう時期に
台風が来ますと、これからもう最後の伸びがやってくる、糖度も高まっていく、そういう
状況の中で物すごい風が吹いてくる、折れたりなんかしたものは大変少ないものでありますが、時間が長く強風にさらされてまいりますと、葉っぱが裂傷、傷がついて裂けたりする。
そういうことがあって、前回の
台風、二十一号、二十三号、両方合わせると、これは小さい島ですけれ
ども、島の北と西側で葉っぱがもうほとんどなくなってしまって、これから生育の最後という
状況の中で非常に厳しい
状況になっている。したがって、増収につながる生育が今後見込めないな、こういうふうに
農家の
皆さん方は非常に心配されておられるわけですね。
また、彼岸出荷の植えつけを行っていた電照菊、こういったものもありますけれ
ども、そういったものも大きな
被害が出てしまった、停電してしまうと電照菊はもうだめですから。停電や、またかん水が
機能しなくて、次の収穫が見込めない。あるいは、インゲンやゴーヤーというものもつくって本土へ出しているわけですけれ
ども、これらも見込めない。小さい島で一億近い
被害を出しますと、
農家の
皆さん方は大変なパンチを受けて厳しい
状況に立たされています。
そういった意味では、ひとつ沖縄に限らず、それぞれの
地域で、
農家の
皆さん方が一生懸命育ててきた農作物というのがかなりの
被害に遭っておりますので、それぞれの地方の公共団体の情報をしっかりと把握していただいて、そして即座に
対応していかなきゃならない、こういうことじゃないかと思いますが、
大臣の御所見をまず
最初に
伺いたいと思います。