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2004-10-27 第161回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十六年十月二十七日(水曜日) 午後零時三十一分
開議
出席委員
委員長
松下
忠洋君
理事
河本 三郎君
理事
増田 敏男君
理事
山本 拓君
理事
宇佐美 登君
理事
須藤 浩君
理事
玉置 一弥君
理事
田端 正広君
江渡
聡徳君 大村 秀章君 川上 義博君
木村
勉君 佐藤 剛男君 桜井 郁三君 土屋 品子君 西村
康稔
君 萩野
浩基
君 早川 忠孝君 宮澤 洋一君
石毛えい子
君 泉
房穂
君
市村浩一郎
君
小宮山洋子
君 今野 東君 島田 久君 藤田 一枝君 牧野
聖修
君 太田 昭宏君 吉井 英勝君 …………………………………
国務大臣
(
青少年育成
及び
少子化対策担当
)
南野知惠子
君
国務大臣
(
内閣官房長官
) (
男女共同参画担当
)
細田
博之君
国務大臣
(
国家公安委員会委員長
)
村田
吉隆
君
国務大臣
(
経済財政政策担当
)
竹中
平蔵君
国務大臣
(
規制改革担当
) (
産業再生機構担当
)
村上誠一郎
君
国務大臣
(
科学技術政策担当
) (
食品安全担当
)
棚橋
泰文君
内閣官房
副
長官
杉浦
正健君
内閣官房
副
長官
山崎
正昭君
内閣府副大臣
七条 明君
内閣府副大臣
西川 公也君
内閣府副大臣
林田
彪君
内閣
府
大臣政務官
江渡
聡徳君
内閣
府
大臣政務官
木村
勉君
内閣
府
大臣政務官
西銘順志郎
君
内閣委員会専門員
高木 孝雄君 ————◇—————
松下忠洋
1
○
松下委員長
これより
会議
を開きます。 議事に入るに先立ちまして、
委員会
を代表して
一言
申し上げます。 このたびの
平成
十六年
台風
第二十二号及び第二十三号に伴う大雨並びに
平成
十六年
新潟
県
中越地震
による
被害
でお亡くなりになられた
方々
とその御
遺族
に対し、深く
哀悼
の意を表し、お悔やみを申し上げます。 また、
被災者
の
皆様
にも心からお
見舞い
を申し上げます。 これより、お亡くなりになられた
方々
の御
冥福
をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 御起立願います。
——黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
松下忠洋
2
○
松下委員長
黙祷
を終わります。御着席願います。 ————◇—————
松下忠洋
3
○
松下委員長
この際、
細田内閣官房長官
・
内閣
府
特命担当大臣
、
村田国家公安委員会委員長
、
竹中内閣
府
特命担当
・
郵政民営化担当大臣
、
村上内閣
府
特命担当
・
行政改革担当
・
構造改革特区
・
地域再生担当大臣
、
棚橋内閣
府
特命担当
・
情報通信技術担当大臣
及び
南野内閣
府
特命担当大臣
から、それぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
細田国務大臣
。
細田博之
4
○
細田国務大臣
初めに、本日
発生
した
イラク
における
邦人人質事件
につきましては、
関係省庁
が
協力
して事実
関係
の
確認
に
全力
を挙げるとともに、
人質
の解放に
全力
を尽くしてまいります。 また、このたびの
一連
の
台風
及び
地震
による
災害
につきまして、亡くなられた
方々
とその御
遺族
に対し衷心より
哀悼
の意を表しますとともに、
被害
を受けられた
方々
、そして今なお困難な
生活
を余儀なくされている
方々
に対し、心からお
見舞い
を申し上げます。
政府
といたしましては、引き続き総力を挙げて、
被災者
の
支援
、
被災地
の
復旧復興対策
に取り組んでまいります。 続きまして、
内閣官房
及び
内閣
府の
事務
を担当する
大臣
として、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。
小泉内閣
は、発足以来、
構造改革
なくして
日本
の
再生
と
発展
はないとの信念の
もと
、
改革
を進めてまいりました。
郵政事業
の
民営化
や
三位一体
の
改革
を具体化するこれからが正念場であり、新たな
体制
の
もと
、
政府一丸
となって、引き続き、
改革
を一層加速してまいります。 私は、
小泉内閣総理大臣
の強力なリーダシップの
もと
、
内閣官房
及び
内閣
府の
事務全般
の
責任者
として、
改革断行
のため、
全力
を尽くす
所存
であります。
内閣官房
におきましては、
内閣
を直接支える
立場
から、内外の特に重要な
政策課題
に強力に取り組んでまいります。
北朝鮮
による拉致問題については、引き続き、安否未
確認
の
方々
の事実
解明等
に
政府一体
となって取り組んでまいります。また、帰国した
被害者
の
方々
及び御家族の御意向も踏まえながら、
関係地方自治体
とも緊密に
連携
協力
して、種々の
支援
を実施してまいります。
国内テロ対策
や大
規模自然災害
など、国と
国民
に重大な
被害
を及ぼすおそれのある
各種
の
緊急事態
に対しては、
内閣官房
を
中心
に
政府
が
一体
となって対処する態勢の
整備
に一層努めてまいります。また、
国際組織犯罪等
及び
国際テロ
に対応するため、
国際組織犯罪等
・
国際テロ対策推進本部
において、総合的かつ積極的に
対策
を
推進
してまいります。
情報収集衛星
については、本年四月より
本格運用
が開始され、着実にその
機能
を発揮しているところであります。なお、昨年十一月の打ち上げ失敗については、
原因究明
が進み、これを踏まえた
対策
がなされつつあり、所期の
目標
である四機
体制
を確立し、必要な
情報
の
収集
・
分析能力
を一層
強化
すべく、努力してまいります。
知的財産立国
の着実な
推進
のため、今後も、
政府一体
となり、
模倣品
、
海賊版対策
の一層の
強化
、
地域ブランド
の
活用策
の
検討
などを進めるとともに、映画、アニメなどのコンテンツを活用した
事業
を振興し、文化、芸術を生かした豊かな
国づくり
を進めてまいります。 また、
都市再生
に関する
施策
について、
関係
府省とも
連絡
を図りつつ、
民間
、
地域
の力も結集し、重点的に
推進
してまいります。
男女共同参画担当大臣
として、
政府
の最
重要課題
の
一つ
である
男女共同参画社会
の
実現
のために、総合的かつ
計画
的な
施策
の
推進
を図ってまいります。
男女共同参画基本計画
について、
前回策定
後の
経済社会情勢
の
変化
に対応し、
少子化対策等関連
の問題も視野に入れつつ、
次期計画
の
策定
に向けて
検討
を進めてまいります。また、
世界
的に見て
女性
の
活躍度
が低い
我が国
の現状を踏まえ、引き続きさまざまな
分野
への
女性
のチャレンジを
支援
してまいります。 そのほか、年齢や
障害
の有無に
かかわり
なく
国民
が安心して
生活
できる
社会
の
実現
を目指し、
高齢社会対策
、
障害者施策等
を総合的に進めるとともに、栄典、
政府広報
、
交通安全対策
、
国際平和協力業務
、
遺棄化学兵器廃棄処理業務
など
内閣
府の担当する
施策
に適切に対処してまいります。 私は、
内閣官房
及び
内閣
府がその
機能
を十全に発揮するよう万全を期してまいります。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
松下忠洋
5
○
松下委員長
次に、
村田国務大臣
。
村田吉隆
6
○
村田国務大臣
けさ、
イラク
において
邦人男性
が身柄拘束されたとの報道があり、
警察
といたしましても、
警察庁
に
対策室
を設置の上、
関連情報
の
収集
に努めているところであり、
官邸
に設置されました
官邸対策室
及び
関係省庁
とも
連携
をとりながら、対応に遺漏なきを期してまいります。 また、
台風
二十三号を初めとする
台風被害
に続き
新潟
県
中越地震
が
発生
しましたが、これらの
災害
により亡くなられた
方々
の御
冥福
を心からお祈り申し上げますとともに、被災された
方々
に対し心からお
見舞い
申し上げます。
警察
においても、
広域緊急援助隊
を派遣するなど、
関係省庁
、
関係機関
と緊密な
連絡
をとりながら、
被災者
の
救助活動等
に
全力
を尽くしてまいります。 さて、最近の
治安情勢
は、
刑法犯
の
認知件数
が、近年の
増加傾向
に一定の歯どめがかかったものの、依然、
昭和期
の約二倍に上るほか、
国民
に強い不安を与える
侵入強盗
の
増加
、
組織犯罪
や
少年非行
の
深刻化
など、依然として厳しい
状況
にあります。 こうした厳しい
状況
の
もと
、
国民
の不安を解消し、
世界
一安全な
国日本
の復活を図るため、
警察庁
が
策定
した
緊急治安対策プログラム
や、
犯罪対策閣僚会議
が
策定
した
犯罪
に強い
社会
の
実現
のための
行動計画等
に沿って、総合的な
治安対策
を強力に
推進
してまいります。 第一は、
犯罪抑止
のための
総合対策
の
推進
であります。
国民
が身近に不安を感じている
街頭犯罪
や
侵入犯罪
の
発生
を抑止するため、
空き交番
の解消を含めた
交番機能
の
強化
や
街頭活動
の一層の
強化
を図るとともに、
地域安全安心ステーション
の
整備
の
推進等
により、
地域住民
の自主的な
防犯活動
を
支援
するなど、
抑止対策
を
推進
してまいります。 また、
重要凶悪事件
が多発していることから、
DNA型鑑定等科学捜査
の手法を活用することなどにより、
事件
の
早期検挙
を図ります。いわゆるおれおれ
詐欺等
には、
徹底
して
捜査
に当たることに加え、
被害防止
のための
広報活動
や、
関係省庁等
と
連携
して口座の
不正売買
、使用者不明の
携帯電話
への
対策等
も講じてまいります。また、
犯罪被害者
やその
遺族
に対する
支援
や
保護
のための諸方策を積極的に講じてまいります。 さらに、最近の
少年非行等
の
情勢
は、
少年
による
社会
を震撼させるような凶悪な
事件
が
発生
しているなど、極めて厳しい
情勢
にあります。
少年
の
健全育成
は
国民
すべての願いであり、
関係機関
や
地域
の
住民
との
連携
を
強化
し、
少年
の
非行防止
と
保護
の両面にわたる
対策
を
推進
してまいります。 第二は、
組織犯罪対策
の
強化
であります。
治安悪化
の大きな要因となっている暴力団や
来日外国人等
による
組織犯罪
に対し、各部門の
情報
の集約と
共有化
、
関係機関
及び
海外治安機関
との
連携強化
を進め、
資金源対策
の
徹底
や歓楽街における
取り締まり
の
強化
など、
犯罪組織
の
弱体化
及び壊滅に向けた諸
対策
を
推進
してまいります。 第三は、
テロ対策
の
強化
であります。 近年、
我が国
に対する
テロ
の脅威は急速に高まっています。
テロ
の
未然防止
に万全を期するため、
テロ関連情報
の
収集
・
分析
、
違法事案
の
検挙
、
重要施設
の
警戒警備等
の
各種テロ対策
を
強化
するとともに、
テロ防止対策法制
について、
内閣官房
を初め
関係省庁
との
連携
を
強化
しながら
検討
を進めてまいります。 また、
北朝鮮
による
日本人拉致容疑事案
につきましては、引き続き、
関係機関
と
連携
し、
全容解明
に向け最大限努力してまいります。 第四は、総合的な
交通事故防止対策
の
推進
であります。 本年上半期の
交通事故死者数
は、昨年同期と比べ減少しておりますが、
交通事故発生件数
及び
負傷者数
は過去最悪の
水準
で推移するなど、
交通情勢
は依然として厳しいものがあります。
警察
は、
交通事故死者数
を十年間で五千人以下にするという
政府目標
の
達成
に向け、
交通安全施設等
の
整備
、
交通安全教育
の
充実
、効果的な
交通指導取り締まり等
の諸
対策
を積極的に
推進
してまいります。 以上、
警察行政
の当面の
課題
と
対策
について申し上げましたが、厳しい
治安情勢
に的確に対応していくためには、
警察力
の一層の
充実強化
が必要であります。
平成
十四年度以降、
計画
的な
地方警察官
の
増員
を図ってきたところでありますが、なお一万人以上の不足が見込まれるところから、
平成
十七年度
予算概算要求
に三千五百人の
増員
を盛り込んだところであります。今後とも、
人的基盤
の
強化
や処遇の改善に取り組むとともに、
警察改革
の一層の
推進
を図ってまいります。 なお、
警察
の
会計経理
をめぐり、一部に不適正な
予算執行
が判明したことは、まことに遺憾であります。
一連
の不
適正事案
をめぐっては、既に
国家公安委員会
の
管理
の
もと
、
警察庁
において、
関係都道府県警察
と
連携
し、事実調査を行うとともに、
会計経理
の一層の
適正化
を図るための
取り組み
がなされているところであります。今後も監査の
充実強化
を図るとともに、
適正経理
の
重要性
に対する
職員
の意識を一層高めるなど、
再発防止
の
徹底
を図り、真に
国民
の
信頼
にこたえることのできる
警察
の確立に努めてまいります。 以上、
国家公安委員会委員長
として申し上げましたが、
国民
の
皆様
がこれまで以上に安心して安全に暮らせる
社会
を
実現
するため、
全力
を尽くす覚悟でありますので、
委員長
、
理事
及び
委員各位
におかれましては、よろしく御
指導
と御鞭撻を賜りますようお願いする次第であります。(
拍手
)
松下忠洋
7
○
松下委員長
次に、
竹中国務大臣
。
竹中平蔵
8
○
竹中国務大臣
経済財政政策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
及び
郵政民営化担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
申し上げます。
小泉内閣
の
経済財政運営
においては、
構造改革
なくして
日本
の
再生
と
発展
はないとの
方針
の
もと
、
デフレ
の克服と
経済
の
活性化
を目指し、金融、税制、
規制
、歳出の各
分野
の
改革
を進め、
民間需要主導
の持続的な
経済成長
に向けて取り組んできたところであります。 これまでの
構造改革
の
進展
に伴い、
バブル崩壊
後
日本経済
を下押ししてきたおもしが除去されつつあり、
不良債権残高
の減少、
失業率
の
低下
、
民間主導
の
景気回復
といった
構造改革
の芽が育っております。今後は、これまでの
改革
の
成果
を
我が国
の隅々にまで浸透させ、
構造改革
の芽を大きな木に育てることが
課題
であります。 本年六月に閣議決定された
経済財政運営
と
構造改革
に関する
基本方針
二〇〇四は、この芽を木に育てていくための
基本戦略
であります。
基本方針
二〇〇四の
早期具体化
により、
構造改革
の
取り組み
を加速、拡大してまいります。また、
集中調整期間終了
後における
デフレ
からの脱却を確実なものとするため、
日本
銀行と
一体
となって
政策努力
をさらに
強化
してまいります。 さらに、今後四半世紀をにらみ、
構造改革
により
実現
されるこの国の形を明確かつ体系的に示すことが重要であります。このため、
日本
二十一
世紀ビジョン
を今年度中に
取りまとめ
るべく
作業
を進めているところであります。
郵政民営化
は
構造改革
の本丸であり、
経済財政諮問会議
において精力的に
議論
を重ね、去る九月、
郵政民営化
の
基本方針
を閣議決定いたしました。その後、先般の
内閣改造
におきまして、
郵政民営化担当大臣
をあわせて拝命いたしました。現在、
小泉総理
のリーダーシップの
もと
、同
基本方針
に基づき、詳細な
制度設計
の
検討
などを進めているところであります。広く
国民
の御
理解
を得ながら、
郵政民営化
の
実現
に努めてまいります。 次に、重要な
課題
の
一つ
として、
三位一体
の
改革
があります。これについては、全体像を年内に決定することとされており、
三位一体
の
改革
に関する
大臣会合
や国と
地方
の協議の場と
経済財政諮問会議
との
連携
を十分とりながら、
政府
としての全体像の
取りまとめ
に貢献してまいります。 また、
社会保障制度改革
については、将来にわたり持続可能で安定的、効率的な
制度
を
構築
していくことが重要であり、
社会保障
の在り方に関する
懇談会
と
経済財政諮問会議
との
連携
を十分にとりながら、
経済財政
との
かかわり
など、大局的な観点から
社会保障制度改革
の
議論
に積極的に貢献してまいります。 さらに、
国民
が安全で安心して暮らせる
社会
の
構築
を目指し、さきの
通常国会
で改正された
消費者基本法
に基づく
消費者基本計画
の今年度中の
策定
に向けて
作業
を進めるとともに、NPOの
活動基盤
を
整備
してまいります。 今後とも、
改革
なくして
成長
なし、
民間
にできることは
民間
に、
地方
にできることは
地方
にとの
方針
の
もと
、諸般の
改革
に取り組んでまいる
所存
でございます。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を切にお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
9
○
松下委員長
次に、
村上国務大臣
。
村上誠一郎
10
○
村上国務大臣
規制改革
、
産業再生機構
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
、
行政改革
・
構造改革特区
・
地域再生担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
申し上げます。 私は、
日本
の
再生
には、スリムで効率的な
行政
の
構築
と、
民間活動
の
促進
を通じた
経済
の
活性化
が不可欠であると考えております。
改革
の最前線を預かる
大臣
として、担当する諸
課題
について、
全力
で取り組んでまいります。
規制改革
については、
規制改革
・
民間開放推進会議
及び
規制改革
・
民間開放推進本部
が車の両輪となって、
市場化テスト
の導入や
混合診療
の
解禁等
について具体的な
成果
が得られるよう、取り組んでまいります。
産業再生機構
においては、これまでに二十五件の
支援決定
を行い、そのうち二十二件について
買い取り決定
を行っております。こうした
機構
の
活動
が呼び水となって
事業再生市場活発化
の兆しが出てきておりますが、来年三月末の
債権買い取り申込期限
を控え、この歩みを確実なものとし、
不良債権処理
と
事業
の再
構築
に貢献できるよう最大限努めてまいります。
行政改革
については、
公務員制度改革
、
公益法人制度改革
、
特殊法人等改革
を進めてまいります。
公務員制度改革
については、
行政
に対する
国民
の
信頼
を
確保
し、
公務員
が士気を高め、持てる力を最大限発揮できるよう、
能力
・
実績主義
の
人事制度
の
構築
や、再
就職管理
の
適正化
などを内容とする
国家公務員制度改革関連法案
の
取りまとめ
に向け、
職員団体
を含め幅広く
関係者
との話し合いを進めてまいります。
公益法人制度改革
については、昨年六月に閣議決定した
基本方針
に基づき、
制度
の
抜本改革
に取り組んでまいります。現在御審議いただいている
有識者会議
の報告を踏まえ、本年末を
目途
に
改革
の
基本的枠組み
を具体化し、さらに
法制化
に向けた具体的な
検討
を進めてまいります。
特殊法人等改革
については、
整理合理化計画
に基づき、百六十三の
特殊法人等
のうち約八割の
法人
について、
法改正等
の
措置
を講じております。今後とも、
特殊法人等改革推進本部参与会議等
を通じ、
改革
の実施について厳格な
監視
に努めるとともに、
独立行政法人
についても、その
中期目標期間終了
時の見直しが厳格に実施されるよう、
監視
に努めてまいります。 なお、本年六月の与党の申し入れを踏まえ、新たな
行政改革
の
方針
を
策定
してまいります。
構造改革特区
については、農業、
教育等
の
分野
で
規制改革
を実施し、既に
全国
で三百八十六の
特区
が認定されており、また、二十六の
規制
の
特例措置
について
全国展開
を行うことを決定しております。今後、
民間事業者
への
特区制度
のさらなる周知などにより、
特区
を活用した
地域活性化
をより一層
推進
してまいります。
地域再生
については、本年六月に二百十四の
計画認定
を行ったところでありますが、より一層
地域
の
裁量性
を高め、戦略的な
取り組み
が行えるよう、
補助金制度改革
、
権限移譲等
の
取り組み
を
推進
してまいります。今後、各
省庁概算要求
を踏まえ、
予算編成過程
を通じて
調整
を行い、来年一月を
目途
に新たな
施策
の
プログラム
を決定してまいります。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。 どうも御清聴ありがとうございました。(
拍手
)
松下忠洋
11
○
松下委員長
次に、
棚橋国務大臣
。
棚橋泰文
12
○
棚橋国務大臣
科学技術政策
、
食品
安全を担当する
内閣
府
特命担当大臣
並びに
IT担当大臣
として
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。
科学技術
は、
我が国
にとって極めて重要な未来を切り開くかぎであり、
科学技術創造立国
の
実現
を目指してその振興に努めます。特に、
平成
十七年度は、第二期
科学技術基本計画
の
最終年度
であり、
次期計画
の
方向性
を定める重要な年でございます。そのため、
現行計画
に掲げた諸
目標
の
達成
に向け、
関係予算
の
改革
を
推進
し、
施策
の質の一層の向上を図ることとし、来年度
概算要求
に係るすべての
科学技術関係予算
をチェックし、優先順位づけを実施したほか、
科学技術連携施策群
を創設、
推進
し、
施策
の不必要な
重複排除
や
連携強化
を
徹底
します。また、
競争的研究資金
の
制度改革
と
重点的拡充
を図ります。これらとともに、
基礎研究
の
推進
、
ライフサイエンス
、
情報通信
、
環境
、
ナノテクノロジー
・材料の四
分野
への
戦略的重点化
、
産学官連携
の
推進
など、
科学技術システム改革等
を引き続き進めます。さらに、
宇宙開発利用
については、本年九月、
総合科学技術会議
が
取りまとめ
ました
我が国
における
宇宙開発利用
の
基本戦略
に基づき取り組んでまいります。 また、
次期科学技術基本計画
の
策定
に向け、同
会議
を
中心
に
議論
するとともに、
国民
の声を幅広く取り入れるよう努めます。 次に、
原子力政策
について申し上げます。
原子力
の
利用
に当たっては、安全の
確保
が大前提でございますが、本年八月の
関西電力美浜発電所
三号機
事故
では、五名のとうとい命が失われ、
国民
の
信頼
が損なわれたことは、まことに遺憾でございます。
信頼回復
に向けて、
原子力安全委員会
の独立的、専門的な
機能
を最大限に生かし、
原子力
の
安全確保
に万全を期してまいります。 また、エネルギーの
安定供給
、
二酸化炭素排出量
の削減に寄与する
原子力発電
を
基幹電源
として位置づけ、引き続き
推進
してまいります。
現行
の
原子力長期計画
は五年目を迎えつつあり、
原子力委員会
において、
技術
の
進展
、
情勢
の
変化等
を踏まえ、その
評価
を行い、新
計画
の
策定作業
を進めます。 さらに、
ITER計画
については、引き続き、
国際協力
の
もと
、
政府
全体で積極的に
推進
し、
日本
への誘致を目指して取り組んでまいります。 次に、
食品安全行政
について申し上げます。 BSE問題などを契機として、
国民
の生命の源である
食品
について、その安全を
確保
することに対する
国民
の
皆様方
の関心はかつてないほど高まっており、
食品
の安全の
確保
は、今後も国政の重要な
課題
であります。 このため、
食品安全委員会
においては、中立公正な
立場
から
科学的知見
に基づく
リスク評価
を着実に実施するとともに、
全国各地
で
意見交換会
を開催するなど、正確でわかりやすい
情報
の発信や、
消費者
など
関係者
との
リスクコミュニケーション
の
推進
に積極的に取り組んでいくことが必要です。 こうした
取り組み
により、
国民
の健康の
保護
を最優先に、
科学
に基づく、
国民
から
信頼
される
食品安全行政
の
推進
に最大限努力してまいります。
IT社会
の大いなる
進展
は、
社会経済
、
国民生活
に大きな
変化
を与えつつあります。今や
我が国
の
高速インターネット
の
利用料金
は
世界
で最も安い
水準
、
インターネット利用者
は約八千万人となっており、多くの
中小企業
が
電子商取引
を実施しております。 来年二〇〇五年は、
世界最先端
の
IT国家実現
の
目標年
でございます。私は、この
目標実現
に向けて、
IT化
の
流れ
をさらに加速し、
IT利用
の一層の
促進
を図るとともに、
利用者
の視点に立った
電子政府
の
推進
、
情報セキュリティー対策
の
強化
、
IT分野
における二国間、
多国間協力
の
推進
など、
IT政策
を積極的に進めてまいります。その一環として、法令の規定により
民間事業者等
が行う書面の
保存
に関し、
電磁的記録
によっても
保存
を行うことを認める
通称e—文書法案
を今
国会
に提出したところであります。 今後とも、
政府一丸
となって、
国民
一人一人が暮らしの中で
IT
の恩恵を実感でき、かつ、安心して
IT
を
利用
できる
社会
の
実現
に
取り組み
ます。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を心よりお願い申し上げまして、私のご
あいさつ
とさせていただきます。(
拍手
)
松下忠洋
13
○
松下委員長
次に、
南野国務大臣
。
南野知惠子
14
○
南野国務大臣
少子化対策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
申し上げます。
我が国
は、今や
世界
で最も
少子化
の進んだ国の
一つ
となっておりますが、
少子化
の急速な進行は、
経済成長
の鈍化、税や
社会保障
における負担の増大、
地域社会
の
活力低下
といった問題に加え、
子供たち
にとって同年代の仲間と切磋琢磨して健やかに育つ
環境
が奪われつつあるなど、
国民生活
にさまざまな影響を及ぼすことが危惧されております。 このような中、
政府
は、
少子化社会対策基本法
に基づき、
少子化
の
流れ
を変えるための
施策
の総合的な指針として本年
策定
した
少子化社会対策大綱
に基づき、
関係行政機関
の
連携
の
もと
、
各種施策
の総合的な
推進
に鋭意取り組んでまいる
所存
であります。
松下委員長
、
理事
及び
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
15
○
松下委員長
次に、
杉浦内閣官房
副
長官
、
山崎内閣官房
副
長官
、
西川内閣府副大臣
、
林田
内閣府副大臣
、七条
内閣府副大臣
、
木村内閣
府
大臣政務官
、
江渡内閣
府
大臣政務官
及び
西銘内閣
府
大臣政務官
から、それぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
杉浦内閣官房
副
長官
。
杉浦正健
16
○
杉浦内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
の
杉浦
正健でございます。
松下委員長
を初め諸先生方の御
指導
、御鞭撻を賜りながら、
山崎
副
長官
とともに
細田
官房
長官
を補佐してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
松下忠洋
17
○
松下委員長
次に、
山崎内閣官房
副
長官
。
山崎正昭
18
○
山崎内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
の
山崎
正昭でございます。
松下委員長
さん初め諸先生方の御
指導
、御鞭撻を賜りながら、
杉浦
副
長官
とともに
細田
官房
長官
を補佐してまいりたい、このように思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
19
○
松下委員長
次に、
西川内閣府副大臣
。
西川公也
20
○西川副
大臣
このたび、
内閣
府の副
大臣
を拝命いたしました西川公也でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
経済財政
及び
郵政民営化
関係
の政策を担当しております。
大臣
を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
21
○
松下委員長
次に、
林田
内閣府副大臣
。
林田彪
22
○
林田
副
大臣
このたび、
内閣
府の副
大臣
を拝命いたしました
林田
彪でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
行政改革
、
構造改革特区
、
地域再生
関係
の政策を初め、
産業再生機構
、
規制改革
、男女共同参画、
少子化対策
、栄典及び
国際平和協力業務
等の広範な
施策
を担当いたしております。 官房
長官
を初め
関係
大臣
を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、
松下委員長
を初め
理事
、委員の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。(
拍手
)
松下忠洋
23
○
松下委員長
次に、七条
内閣府副大臣
。
七条明
24
○七条副
大臣
このたび、
内閣府副大臣
を拝命いたしました七条明でございます。
科学技術政策
、
食品安全行政
及び
情報通信
技術
、
IT
関係
の政策を担当いたしております。
大臣
を支えて、力強く頑張ってまいります。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
松下忠洋
25
○
松下委員長
次に、
木村内閣
府
大臣政務官
。
木村勉
26
○
木村
大臣政務官
このたび、
内閣
府の
大臣政務官
を拝命いたしました
木村
勉でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
西川内閣府副大臣
とともに、
経済財政
及び
郵政民営化
の政策を担当してまいります。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
27
○
松下委員長
次に、
江渡内閣
府
大臣政務官
。
江渡聡徳
28
○
江渡
大臣政務官
このたび、
内閣
府の
大臣政務官
を拝命いたしました
江渡
聡徳でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
林田
内閣府副大臣
とともに、
行政改革
、
構造改革特区
等を初め、
規制改革
、男女共同参画、
少子化対策
、栄典及び
国際平和協力業務
等の
施策
を担当しております。
松下委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(
拍手
)
松下忠洋
29
○
松下委員長
ありがとうございました。 次に、
西銘内閣
府
大臣政務官
。
西銘順志郎
30
○西銘
大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
を拝命いたしました
西銘順志郎
でございます。 七条副
大臣
とともに、
科学技術政策
、
IT
、そして
食品
安全を担当してまいります。
委員長
を初め先生方の御
指導
、御鞭撻、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(
拍手
)
松下忠洋
31
○
松下委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時六分散会