○大畠
委員 民主党の大畠章宏でございます。
今、
海江田万里さんの方から大くくりの話がございました。私の方は、少し細かなことを含めて、
大臣の所信に対する御質問をさせていただきます。
その
大臣の所信に対する質問の前に、
新潟の
災害対策、
地震対策について、私の体験を含めて御質問をさせていただきます。
ちょうど二十三日土曜日、あの脱線をした新幹線の後続車両に私は乗っておりまして、Maxとき三二七号、上野発四時四十六分の電車でございました。もうちょっとで湯沢に着くというところでございましたが、清水トンネルのちょうど真ん中からちょっと先の方へ行って、そこで
停電のためにストップし、七時間半車内におりましたが、JRの
方々や地元の消防署員あるいは消防団の皆さんの大変な御尽力で地上に脱出をして、翌朝まで駅にとどまり、本来は
災害地に私も政治家の一人として行かなきゃならないという使命はございましたが、とにかく
交通が遮断されていたためにその思いは遂げられずに、東京に帰還するということになったわけであります。
その際、いろいろと御尽力をいただきました消防署の皆さんや、午前二時だったでしょうか、夜中にもかかわらず足元を照らして誘導をしていただきました消防団員の皆さんに、御礼を申し上げます。
そこで、この
新潟地震に対する関連については
海江田万里さんからも
お話がございましたので、前段の部分はちょっと省略をいたしまして、体験を踏まえて、国土
交通省と警察庁、厚生労働省に、まあ、すぐ云々しなさいということではないんですが、こういうことがありましたという
指摘をさせていただいて、簡単な御所見をいただきたいと思います。
まず、車掌さんに伺ったところ、トンネルの中で新幹線がとまったときの
対応マニュアルというのは積んでおりませんという話。
それから、
停電になりますと、即、トイレがバキュームがきかなくなって使えなくなってしまって、四百人の乗客が非常に困ったこと。もちろん、
停電が回復したときにはまた使えるようなんですが、断続したという話で、大変困りました。
それから、十分な
情報が乗客には伝達されない。乗客の方が自宅に電話をして、その家族からの
情報が口伝されて非常に不安が広がったという実態を持ちました。
それから、JRの中央司令室が混乱していて、外部からの安否確認も、あるいは列車がどこにいるのかということさえ外部には伝わらなかったという話を聞いております。
それから、外国人が乗っていたんですが、
日本語のアナウンスはあったんですが、英語のアナウンスが全くない。私がたまたまブロークンイングリッシュで伝えましたが、そこら辺もそろそろ、外国からお客さんを呼ぼうという国なんですから、そういう
対応があっていいんじゃないかと私は
考えました。
それから、IT先進国で、二〇〇五年には世界最高の水準に達するというんですが、トンネル内で携帯電話が全く使えない。これは地下でも、今、地下鉄でも使えるわけですから、ここら辺は何らかの
対策がとれなかったのかと
考えました。
あるいは、新幹線車両に一月までは四台の公衆電話があったんですが、使用が少ないというので二台に減らしたということで、長蛇の列になってしまったというのも事実であります。
それから、夜間に体育館に避難した人の話からですが、その村には毛布などの備えは全くなく、寒さの中で百五十人の
方々が着のみ着のままで過ごさざるを得なかったという、防災に対するまさに不十分さというのを私も電車の中の方からお伺いしました。
それから、警察庁ですが、防犯といいますか、村落の
方々が避難した後の防犯
対策は大丈夫なんでしょうかという避難者の方からの声が届いています。
それから、私の方にファクスが参りましたが、今のテレビを見ていますと、公共施設、例えば厚生労働省
関係のむだ遣いと言われたああいう施設を開放して、臨時に、そういう避難された
方々が安心して暮らせるように周辺近隣の公共施設を開放すべきじゃないかというファクスが来ているんですが、こういうことも含めて、簡単で結構ですから、それぞれの方の御意見をいただきたいと思うんです。