○松原
委員 私は
冒頭、薮中さんが努力なさったことを多とすると申し上げました、丸腰で行かれて努力したことは尊重し、また本当に御苦労さまとねぎらいたいと。ただ、私は、
北朝鮮のこの
実務者協議に
対応する
対応の中身というものを、きちっとその真実を見きわめるということは、
安否不明をはっきりさせるために、どうしても通っていかなければいけない。
彼らはもともと、長い間、
拉致問題はないと言っていた。認めた、そして
死亡したと言った、
死亡診断書を出してきた、にせものだった。私はさっき言ったように、今回の日朝
協議で間違いなく
一つの事実があるとすれば、
北朝鮮が偽証した、前回の
実務者協議において偽証したということのみが、これだけは間違いない。ほかはわからないんですよ。
横田めぐみさんの骨と言われるものも本当にそうかどうか。私は、さっき言ったとおり、DNA鑑定でそうであるということが判明しない限りそれを信じることはできない、なぜなら偽証を国家的にやってきて何とも思わない国だから、そういうことになるわけであります。
今回の、例えば、自動車の
事故死、診断書が出てきて、また次のときは、いや、あれは間違えました。そんなことをやっているうちに時間がたってしまって、
家族の方が亡くなってしまうことがあったら、これは
取り返しがつかないということを私は言っているわけであります。
だから、私は、薮中さんが、
安否不明を確認するというのはそれは大事なことだと思います。しかし、相手の言っている偽証を暴いていく
作業というのは、これは苦しいけれどもやっていかなきゃいけない
作業であるということを申し上げたいわけであって、私は、くどいようでありますが、今回の
日朝実務者協議で明らかになった点は、
北朝鮮が、
死亡診断書というものも平然として改ざんをするというか、つくっていく。
つまり、うそを、偽証を平気でする国家である。
北朝鮮が偽証国家であるということが明らかになったということを、私は、お
立場上薮中さんが言えないだろうから、本当はそれを思っているはずなんですよ。薮中さんは恐らくそこでそれを言いたいんでしょう、それを相手にカードなしでおれはやっているんだと。それを私がかわりに言っているんですよ。
途中で、
横田めぐみさんのお嬢さんということがDNAで明らかになっている
キム・
ヘギョンちゃんが短時間同席したというふうな話が伝わっております。このことについてお伺いしますが、そのとき、だんなさんと言われている
キム・チョルジュンさんがいて、お父さんなんという感じで
言葉をかけることはあったんですか。どのぐらいいたのか、どういう会話があったのか、ちょっと、できる範囲で教えてください。