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高橋千秋君 我々が見に行った妙栄寺というお寺があるんですが、そこは川の
堤防の下で、そこが
決壊しまして、そこのお寺が全部流されたんですね、墓も流されて。我々はそこへ行きました。後で知ったんですが、実はそこが
避難地になっているんですよ。その
地域の
水害の
避難地が
堤防の真下にあると。それも実際
決壊をした
堤防の横にあるというようなことが起きて、ここの町長は、実は
避難勧告が遅れたから行かなくて命が助かったというような変な答弁をしているんですが、こういう、さっきもほかのところもいろいろ冠水したりとかいろいろ話あったということなんですが、是非
避難地についてももう一度やっぱりじっくりと見直す必要があると思いますので、是非そのことの御指導も
お願いを申し上げたいと思います。
時間がありませんのでもう一つか二つぐらいになると思いますが、実は四年ほど前になりますが、東海
豪雨というのがありました。あのときに名古屋辺りの町中が随分冠水をしたんですけれ
ども、そのときに私が
災害対策委員会で
質問をしたんですが、実は何億も掛けて排水ポンプを作ったんですね。ところが、排水ポンプ自体が水没をしてしまって何の
意味も持たなかったということがありました。今回も同じような話が
新潟でもあったんですね。ポンプはあったのに結局停電していて動かなかったとか、例えば
コンピューター制御の部分がポンプと同じ位置にあって水没してしまって何の
意味もなかったとか、そういうことがありました。
この
対策をやっぱりしていかないといけないと思うんですが、ポンプはともかく、私はこの
質問をしようと思ったときに、実は
質問通告をしたら、どういう、どこの省庁のポンプですかという逆に
質問があったんですね。
国土交通省の管轄なのか、経済産業省の管轄なのか、農水省の管轄なのか、全部ばらばらで違いますという
お話がありました。今回のこの
災害対策というのは、即座にそれぞれの省庁が
対応はしていただいているんですけれ
ども、この管轄の違いとか、ここは我々ではないとか、今日も
質問をしようと思って厚生労働省に
質問通告をしたら、いやそれはうちではないですとか、いろんな話があってよく分からないんですね。
これは四年前にも同じ話がありました。毎年毎年同じ話があります。
水害が出たときに、一級
河川の場合であれば、これは川は
国土交通省ですが、横にダムの放流に気を付けてくださいという看板を付ける許可は環境省だとか、こういうばらばらなことがいまだに続いています。日本版FEMAを作れという話をずっと我々は言っているんですけれ
ども、是非
大臣、これもう早急に、こういう省庁間の行き違いとか縦割り行政の弊害がここにも出ていると思うんですけれ
ども、そういう部分を是正をするように強力なリーダーシップを発揮していただきたいと思うんですが、いかがでございましょうか。