○藤
参考人 お答え申し上げます。
まず最初の、
事故に遭われた方への
対応でございます。
このたび、五名のお方が亡くなられて、六名のお方が重傷を負われたという大変重大な
事故を起こしまして、私ども本当に申しわけない気持ちでいっぱいでございます。私ども、全役員、全従業員、心から反省しております。
弊社、御遺族の
方々、それから負傷されて入院されている
方々への
対応でございますが、まず、御遺族の
方々に対しましても、それぞれチームをつくって担当者を決めまして、それで御遺族のお心に沿うような
対応を続けております。(発言する者あり)続けております。
それで、先般も四十九日がございましたけれども、お許しいただけたところには、秋山会長と私と、二十三日の日でございましたけれども、再度おわびに参りました。今後、いわゆる補償という面も含めまして、御遺族の方のお心に沿うように、私ども、できる限りのことをさせていただく所存でございます。
一方、入院されているお方につきましても、お一人ずつに私どもの担当者を割り当てまして、それで、特に付き添いの御家族の方に御不便がないように、いろいろと御家族の方のお心に沿うような
対応をそれぞれさせていただいております。
幸い、今、六名入院されておられましたけれども、お一人が御退院になりまして復帰されている状態でございまして、もうお一人が、退院されましたが、まだ御自宅から通院されております。こういう皆様に対しましても、きちっとした
対応をそれぞれさせていただいております。
それからもう一つは、木内計測様という十一名の方が死傷されたお会社でございますけれども、このお会社に対しましても、私ども会社といたしましてできる限りのことをやらせていただきたいということで、誠意を持って
対応しておる次第でございます。
それから、二番目の風評被害という問題でございます。
これにつきましては、特に……(
江渡委員「済みません、時間もありますので、簡潔にちょっと」と呼ぶ)はい、わかりました。
地元の観光協会、それから町の皆さん方とよく協議をいたしまして、御意向に沿うような
方法で、本当に御被害を受けておられるところがあるわけですので、それに対しても誠意を持って
対応し、今協議をさせていただいているところでございます。
最後の、二度と起こさないという
再発防止でございますが、一番大事なことは、まずは職場の安全でございます。
現在、この
事故が不幸にして起こりました
建屋等につきましては、一切立ち入りを制限いたしまして、特別に必要なときには安全服を着るようなことで、そういうことで
作業員の安全を今完全に維持しております。
なお、今回、定検の前の準備作業ということで被害に遭われたわけでございますけれども、この定検前の準備作業につきましても、安全が確保され、
地元の皆さん方に十分御理解いただくまでは準備作業はしないということにしております。
それから、さらには、御
指摘賜りました
品質保証、
保守管理の問題でございます。
これにつきましても、特に一番大事なことはやはり
配管肉厚管理、前回の
委員会でも御
指摘ありましたが、どうしても丸投げと思われるような、そういうことをしておりましたが、これを全部私どもの会社で直営でやりまして、
配管の
肉厚の
点検だけは、これは外注に頼りますけれども、そういう仕組みに変えます。
それとともに、
外注管理を的確にいたしまして、今まで契約上非常に不明確な点があったということも今回御
指摘を賜っておりますので、その点につきましてもきちっとした
対応をして、少しでも私どもの
品質保証それから
保守管理のレベルを上げるということで、社内に社外の
専門家の方も入っていただいた
委員会をつくりまして、それで二度と起こさないというちゃんとした
品質保証体制をこれから構築するべく早急にいたしまして、これは経済産業省さんの方にできるだけ早く御
報告をさせていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。ありがとうございました。