○信田邦雄君
小川委員の関連
質問に対しまして、
民主党の私、信田でございますが、続けさしていただきたいと思います。
私の名前は信用の信に田んぼの田と書くわけですけれども、読む人によるとシンダというふうに読む人もいるということで、別に私は非常に元気で、北海道の北見というところで百姓をやっておりまして、命の産業ということで私は
自分の職業に強い誇りを持っていると、こういうことでございまして、これまで米十町歩と畑三十町歩作っています。
畑には大体、変わりますけれども、大体、ビートというサトウダイコンですね、それにジャガイモ、小麦、これは加工しますとうどんになるわけです。讃岐うどんなんというのは大体北海道で取れた、私の分もそうですが。今日、閣僚の皆さんの大方の方は、野菜も私作っていますけれども、間接的に必ず私の作ったものを食べているんじゃないかと。大体、おいしいなと思ったときは大体信田が作っているんだと思っていただければ有り難いと思います。
なぜこんなことに力を入れるかというと、様々な今、食の問題で自給の問題が問われておりますので、
関係する省庁でなくて全閣僚が考えていただきたいということもありまして私は申し上げているところでございますが。
総理にまず最初にお伺いするわけですけれども、
総理は、就任以来ずっと
改革に向けて非常に力強い、私は、ライオンがほえているように元気にやっていると。しかし、三年もたっても、いや
改革の芽が出た芽が出たと言っているんですね。いつになったら実るのか。私の場合には、春にまくと秋に実るんですよね。ですから、是非
総理に実らし方を伝授したいなと思っているんですけれども。
それは大変、こういった与党の
関係や様々な問題があるんであろうと思いますが、やはり
改革を
国民に痛みを伴うものだといってライオンのように与党のいわゆる抵抗勢力にほえていましたけれども、最近はライオンの風貌がどうも弱まってきたと。ほえても余り効果ないからでしょうけれども。私は、もうライオンをやめてベートーベンでもやって、痛みを負ってきた
国民に音楽でも奏でていやしてやった方がよっぽど支持率が上がるんではないかと。
別にそういう冗談を言いに今日は私は来たわけではございません。私も一人の百姓として、実は百姓は平和の産業であり、命の産業なんです。こよなく農民は平和を愛しているんです、食糧があるからこそ平和なんですから。だから、そういう意味でも、私は、今日は食糧の安全の保障
関係から閣僚の皆さんに御
質問をいたしたい。
最初に、やはり
イラクの
関係で大変
議論が長引いて、閣僚の皆さんはまた
イラクかということになりますので私はやりませんけれども、
日本の平和の原点は、私は、憲法で世界に戦争をしないと言ったからこそ今日の経済成長があって、世界から
信頼されて経済発展したんでないかと。その経済が発展して、世界のおかげで発展して、力が付いたら、
イラクの方にもちょっと軍隊を送ってみるかなということは非常に私はよろしくない。そういう意味で、そういう問題は、
国民全体の多くの皆さんの支持を得てやっぱり
イラクに、
イラクの平和を求めて行くのに、ああいう乱闘国会のようなふうに取られるようなことは非常に私は危惧している。
そこで、参議院ですから、参議院は良識の府ですから、是非そういうことがないように、あるいは参議院要らぬみたいな話が出てきますから、そういうことのないように、是非各閣僚の皆さんに、私の
質問には、私に答えるというよりも
国民に答えるという意味合いで真摯にお答えをいただきたいと思うんです。
それで最初に、昨年、
総理にお伺いしますけれども、昨年十月二十一日、APECの首脳
会議で
総理は、バンコクの市内のホテルで、プレスに対してだったと思いますが、農業鎖国という言葉を発しまして、私は愕然としまして、これは農業を鎖国と言ったのか、農業の開放は続けないと言ったのか、ちょっと間違いではないかと、こういうふうに疑ったぐらい、本当にその言葉に対して私は農民の一人として残念に思っているわけですけれども。
総理が最も愛するところのアメリカの自給率は一二二%ですよね、ブッシュさんが別に自給率を上げたわけじゃございませんけれども。それで、
日本は四〇%でしょう。これはもう先進国で最低なのはだれも知らない人はいないと。こういうことは私は、自民党政権五十年以上続きまして、これはやっぱり五十年たって、八〇%あった自給率が四〇%の半分になったわけですから。そのことがいい悪いというよりも、そういう政策が今、
国民から非常に不安を持たされておりまして、
日本農業は今九兆円ですけれども、九兆円余が粗収入ですけれども、輸入は五兆一千億も輸入していまして、農民が生産している半分ぐらいはもう輸入しているのに鎖国という言葉、これはどうしても私は納得いかないんですが、
総理はこれについてどういうふうにお考え、どういうつもりでそういう言葉を発したのか。