○岩本荘太君 ありがとうございました。
それでは、先ほど申しましたトレーサビリティー、これ前に
大臣の所信のときにこれ通告はしておったかと思うんですが時間がなくてできなかったんですが。
要するに、これはいろんな面から大事だと思うんですが、先ほど申し上げましたように、トレーサビリティーの目的といいますかね、いろんな面があると思うんですけれ
ども、一番何というかな、大きくは、
考えているのは、
考えているというか、やはりいいものをしっかりと、いいそのアイデンティティーを備えてという、添えてというか、いいものはいいものだよということをPRすることによって
消費者に喚起するという面があるというようなふうに私は農林省の方々からの御
説明聞いて分かるんですが、確かにそれはそうなんですけれ
ども、やっぱり安全、
安心という面からいきますと、いわゆる地産地消ということを
考えましても、
消費者が地産地消を志向できる選択をするためのトレーサビリティーといいますか、そういうものも
一つ必要なんじゃないかと。
いいものだから宣伝するというんじゃなくて、悪いかどうか分かりませんけれ
ども、この中には外国産品も入っているよと、どこかからのものも入っているよと言うことによって
消費者のそういう意識が、地産地消の意識が高揚していくんじゃないかなというような感じがするんですが、そういう、私はトレーサビリティーというのはその両面があるんじゃないかという気がいたしておりまして、
質問の中であるいは食い違うかもしれませんけれ
ども。
いわゆるこのトレーサビリティーですね、私、今現実にどうなっているか正直言って知らないんです。だからそういうことも教えてもらいたいと思うんですが、いわゆる
卸売市場を通しての産品ですね、これのトレーサビリティーの手法というのは我々素人が
考えましても、まあ分かりやすいかな、やりやすいかなというような感じもするんですが、食料品の流れというのはそればっかりじゃない。いわゆる
卸売市場から食品産業に行ったり、外食産業に行ったり、あるいは食品産業に
卸売市場以外から行ったり、いろんな流れがあるわけでして、そういう中でトレーサビリティーを適用するというのは非常にいろんな面の問題があり、それぞれ分けて
考えなきゃいけないんじゃないかなというような感じがするんですが。
したがって、その三つを分けて私は教えてもらいたいと思うんですが、まず最初に、
市場を通るものについてのトレーサビリティーの
考え方というのは今どういうふうに進んでどんな
状況かということを、それと併せて将来これをどう持っていくのかですね、教えていただけたらと
思います。