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岡崎トミ子君
基準を満たしていないんですよね。つまり、恒常的に
警察OBを受け入れたとしたら、これはもう趣旨を逸脱することになっておりますので、そのことがないようにしていただきたいということをまず申し上げたいと思います。
今
大臣が、実際
警察で働かれたときの経験、
知識ということは、結局、適材適所ということについて言いたいんだろうというふうに思いますけれども、今
警察の皆さんたちの不祥事が次々にありまして、先ほど私、名前を、この方の名前だけ突然言ってしまったわけなんですけれども、福岡の方ですよね。この方はもう既に桶川のストーカー事件のときに埼玉県警の
警察本部長を、西村さんされておりました。その前には、一九九六年、長崎の県警本部長時代にも、組織ぐるみの、暴力団から提供されたけん銃の押収したことを装って点数を上げること、こういうことが発覚している方で、人事の刷新が必要だという方が今ここでこの
警備業について就かれていて、適材適所といいますが、更に言いたくないんですけれども、こういうことがここの社長のところで、実は
警備員が契約先の金融機関から千三百万円を盗んだ窃盗事件が起こった。立入検査を
警察はされた。そして、しかし、残念ながら、発報装置が作動してもこの会社は
現場に行かなかった。電話で確認するにとどめた地区がありました。そして昼間に
警備員を
配置しなかった。いろいろありまして、こういうことがあったので
業務が一部停止されて、そして契約をしている人たちの中に不安が広がって、一割以上が契約解除を申し出る騒ぎになった。こういうことがあるので、何かこの適材適所、経験、
知識ということについて、申し訳ないですけれども、今、私は、そうだ、ですねというふうに納得するわけにはいかないんですね。
こういう、今、
警備業界、もう大きな転換点にあります。
現場ではいざ知らず、経営者としてはビジネスマンとしての
能力というものが発揮されていかなければいけないと思いますけれども、それぞれの
団体、経営者の判断が、
警察官が入った方が、受け入れた方が有利といったそういう誤解があれば、これを解消していかなければいけないというふうに思うんですね。
それで、どうも今まで隠ぺいをしてきた
警察のそういう不祥事が非常に多かったので、こういうことが表に出ないというようなことは絶対駄目。先ほども、情報公開をしてくださるということだったんですけれども、そういうことと結び付いてしまったら、私は、これまで
改正のために尽力してきたことについても全然駄目になってしまいます。
そこで、
大臣にお
伺いしておきたいと思います。最後のもう
質問ですよね。
国家公安委員会の裁量で
特定の会社が得をしたり、
警察のOBを雇えば有利になるといった誤解を生まないような公正な仕組み、公正な運営でやってほしいと思いますので、
大臣の決意を是非お
伺いしておきたいと思います。