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大塚耕平君 これは、非常に丁寧な方で、言葉遣いも丁寧で、メールの打ち方としては礼儀正しいなと思って感心しておりますけれども、「いずれの
テーマももう少し時間を下さい」と。なぜこういうことをやって、結局どうなったかということについて、これも調べてお答えをいただきたいと思っております。これは広報室の仕事ではないですね、恐らくね。業務時間外であっても、非常に固いことを言えばですよ、業務以外に職務上のインフラを使うことも、非常に固いことを言えばこれはよろしくないことですね。この方はどういうお立場で、なぜ
選択エージェンシーのスポンサーを探すような仕事をしておられるのかということについて、いずれ御回答をいただきたいというふうに思っております。
それから、その次のページをごらんいただくと、これは上の方が
厚生労働省が
衆議院の方でお出しになった
資料であります。下の方が
選択エージェンシーから受け取った
資料であります。これを見ますと、この便利手帳というものを、
厚生労働省の御
認識では、
平成十年度から十五年度までごらんのような契約金額で、随意契約で契約を結んだということになっております。そして、
選択エージェンシーの社内の
資料によると、それぞれ、
平成十年度から
平成十四年度にかけてごらんのような内容で買上げしたということになっております。
そして、この黒塗りにしてあるところは、これは中央会の部長と
理事の方のお名前が入っていたわけでありますが、この部長の方が、
平成十三年度の買上げのときに、中央会として、総額七千二百万円は仕方ないけれども、定価購入は会計検査等で
指摘されるからちょっと何とかしてよということをおっしゃったと書いてあるんですね。
これはどういうことかというと、この手帳はほとんど中身変わらないですから、毎年。そうすると、版下は基本的にできているわけですから、多少、年度を変えるとか、
制度の変わったところの版下は変える必要がありますけれども、ほとんど版下作成コスト掛からないわけですから、増刷と一緒ですよ。そうすると、この買上げ単価が
平成十年度からどんどん上がっているというのは、これはおかしいじゃないかという
指摘をされたと伺っております。その結果、定価は十二年度から十三年度に二千四百円から二千七百円に上がったので、同じ三万部を買うのに七千二百万では買えないわけですが、ここで初めて割引率というものが設定されて、一一・一%の割引をして、総額を変えないようにされたということであります。
その翌年度、
平成十四年度は、やはり中央会の
理事の方から、いかにも高い、適正価にしてくれという
指摘を受けて、
選択エージェンシーでは、同じものですよ、前の年と同じものですが、定価を二千七百円から千七百円に下げて、買上げ単価も下げて、割引率も付けて、四千八十万円で買い上げたと、こういう
資料であります。
これを、
厚生労働省がお出しになった契約金額のAのところと、
選択エージェンシーの社内の
資料のBのところの差額を取ったのがこの右肩に付けてあります表でありまして、これは私が張り付けました。十年度から十四年度までの差額がそれぞれごらんのような金額です。二百万、二百五十万、三百六十万、三百六十万、二百四万です。これを契約金額で割り戻しますと、見事に
平成十一年度から十四年度は四・八%という数字でそろうわけであります。この四・八%は少なくとも
選択エージェンシーには渡っていないんですね、これは。初年度は五・三%ですけれども。
選択エージェンシーの社内の
資料では買上げ総額の中に入っていないわけなんです。
一枚めくっていただきますと、これは
平成十五年一月の売上台帳、これは
衆議院の方で同僚の中根
議員も同じ質問をたしか
厚生労働省にさせていただいたと聞いておりますけれども、実はこの四千八十万というこの帳簿、請求金額合計のところが手書きになって、印字されていたものが消されて手書きに修正されているんですが、元々この手帳の
厚生労働省の出した
資料による契約金額は四千二百八十四万で、差額が先ほど私が前のページで御
説明した二百四万に当たるわけであります。この二百四万というものは恐らくこの企画費と書いた行のところにあったのではないかというふうに推測されておるわけであります。今、これはマスコミの
皆さんもそういうふうに推測をしております。それから、この支払先のところの一番上に「
厚生労働省係長ほか」というふうに書いてあるのは、これは私が張り付けましたが、実際にはここには
厚生労働省の係長の実名が入っておりました。何々氏外ということで実名が入っておりました。
このように、非常に
事件化している事案の情報として、第三者である私が聞いても少し不思議だなと思うような現象が起きているわけでありますが、ここまでの
説明を聞いていただいて、
厚生労働省の所感をお伺いしたいと思います。
所感とともに、この差額のところですね、AマイナスBのところ、これは一体どういうことになっているのかということを、いいですか、国民健康保険中央会が所属する連合会に、一般会計国保連合会等
補助金として、毎年
補助金を渡してこの原資を提供している
厚生労働省としてどう思われるかということをお伺いしたいと思います。