○岩本荘太君 無所属の会の岩本荘太でございます。
本日の質問の最後でございます。よろしく
お願いをいたしたいと思います。
本日は、農水省と経産省の審議でございますが、私は農水
委員会に所属しておりまして、日ごろからそちらの方の
質疑は幾度となく繰り返しておりますので、今回は経産省に限った質問をさせていただきたい。しかし、
中川大臣のお顔を見ますと、農業問題を取り上げた方が波長が合うのかなというような気もいたしますが、そういうこともかなうわけがございませんので、経産省
関係の質問に限らせていただきたい。
実は、私は余り専門でないんで、間違いがあったらといいますか、いろいろ御訂正をしていただきながら教えていただきたいと思うんですけれども、実は
エネルギーの需要、
エネルギー需要の、供給というよりも需要の長期見通しとか長期計画ということについてちょっとお話を伺いたいと思うんですが、実はこれ
決算委員会でもう、もう四年半前になりますか、取り上げたことがございます。今そのときの議事録をひっくり返してみますと、余談になりますけれども、十一年秋にこれは実は
平成八年と
平成九年の
決算やっているんですね。もう今から
考えますと、思いも寄らないくらいな隔世の感がございますけれども、
皆さんの御
努力でこの
決算審議がこのようになったということは、この古い資料を見て何か感に堪えない感じがいたします。
その中で、私はかねがね、何といいますか、
エネルギー、特に発電計画なんかにタッチしますと、何というか、供給計画といいますか、そちらのサイドのアプローチというのは非常に多い感じがいたしまして、需要計画なんか、需要の見通しなんかも、今までの
状況がこうだったからってグラフを見せられて、それに棒をあてがって、この先もこうなるんじゃないかというような、そういう非常に単純な
ところから供給量を算出するような、そんなふうを見受けていて、本当にこれでいいのかと。
昔のように、どんどんどんどん
エネルギーを増やして
経済発展させるという
状況ならいいんですけれども、少なくとも私が質問した時期あるいはそれより前から、地球温暖化の問題もございますし、
エネルギー資源の何といいますか枯渇の問題もあるでしょうし、本当に自由
経済の中で求められればそれに従っていいのかという
ところに非常に疑問を持っていたんです。
したがって、需要計画といいますか、そういう、いわゆる単に放任するばかりじゃなくて、こうあるべきだという、需要についてこうあるべきだという
考え方を取らなきゃいけないんじゃないかなということを思って質問をいたしましたら、五年半前にはやっておられるんですね、実は。
私は質問して分かったんですけれども、総合
エネルギー調査会の需給部会が、これ昨年といいますから十年ですね、長期
エネルギー需給見通しというのを作ってこういうことを検討されたと。それで、いわゆる基準ケース、何も
施策を講じないようなケースだと一九九六年対二〇一〇年比率で一六%増、しかし
対策を講じると一・八%の増って、もう信じられないぐらい節約が続くような計画がありまして、これは、これならまあいいかなというような気持ちでおったんですが、今回はそのフォローアップという
意味で御質問したいと思うんですけれども。
何か、こういうやつは総合
エネルギー調査会の仕事だと思うんですけれども、何か今日あったんですか、何かそんな、先週レクを聞きましたら、今日やるんだというようなことをお伺いして、新しい方向が何か出てくるようなふうにお話があったんですが、この辺、
エネルギーのその需要の長期計画というか、その辺について今どういうふうにお
考えになっているのか、それをまずお答え願います。