○山下栄一君 私は警察に告発したらどうかという意見ですが、私も豊島も行かしていただきましたし、青森、岩手も現場を見てまいりました。今回、こういう事件があると。
今、私たち知りませんけれども、例えば国立公園内とか、また人が余り住んでないようなところに同じぐらいの量の
不法投棄されているかも分からへん、
日本列島。たまたま知らないだけかも分かりません。
これもう物すごいけた外れの量の、もうこれ三回目なわけですね。こういうことを、今、廃リ
部長がおっしゃったようなことはそれはもうそのとおりなんですけれども、そういうことを繰り返しているという、どこがこれ問題なのかということですね。
なぜ教訓を生かされないんだと。青森、岩手のときには、岐阜県の代表も多分、あれ
全国から集まっている
ごみですからね、青森、岩手は。岐阜県の担当の清掃
部長ですか、も
環境省に呼ばれて、そこで実情も聞いて、どこから運ばれたものか調べるようにという指示があって調べているはずなんです。その同じころですからね、これ。
何をどういう気持ちでこの方、岐阜って、岐阜市か、これは。ちょっとあれかも分からぬけれども、岐阜県の方は臨んでおったのかということだと思うんですよ。だから、何も
感じないんですかと。
これは、ちょっと私はもう、何といいますかね、
環境省の威信を懸けてこの問題に臨まにゃいかぬと。臨むに当たって何をしたらいい、どこがおかしいんだと。岐阜市自身をきちっと指導できないんだったら、これは
環境省の責任になってくるわけですから、指導の姿勢が問題だと思いますし、的確なきちっとした指導を
検討して、市長さんに直接言うと。それは、なるほどと、
全国の
環境部長、知事が、よくぞ
環境省そこまで考えて市長に言ったなというふうな的確なやつ。これを、私は、今回やらないと、この岐阜市の対応というのは、どんどんダンプカーで何十台とか、県道のすぐ近くですから運ばれている、うずたかくどんどん、地形も変更するわけですから、そういう
状況で立入検査し、勧告し、結局何の効果もない。効果がないどころか、いい加減な行政指導がこういう業者を助長させたと。もう完全になめられていると言うしか言いようはないと私は思うんです。
ただ、これは、今申し上げましたように、岐阜市への指導をどうするかということは非常に大事な
環境省としてのポイントだというふうに私は思います。これを、この
ごみを、だれが責任取るんですかと。結局、しりぬぐいを税金でするんですかと。豊島も青森、岩手も税金が投入されてしりぬぐいをすることになっているわけですよね。今回も何百億というお金をまたやるんですかと、行政訴訟されたらどうするんですかと、私たちの税金で、こんな使ってほしくないと
国民が言い、住民が言ったらどうするんですかということだと私は思います。今回もまた
法律改正すると、こういうことをずっと繰り返しているわけですから、愚痴みたいになってしまいましたけれども。私は、これ、モラル、結局、税金でしりぬぐいしていたら、これ、モラルなんて、これは指導しようがないわけで、これ、企業も行政もそうやと思いますし。
まず、ちょっと具体的に、もう時間、もうこれだけで終わってしまいそうですけれども、プロ意識ですね。行政を、
環境行政を担当される岐阜市にしろ岐阜県にしろ、
環境省もそうかも分かりません。私自身もその一人かも分かりませんけれども、
環境行政を担う者として、業者から、これは残土ですと、産業
廃棄物ほどでございませんと言われてすごすごと帰ってくる岐阜市の職員。一時保管ですと言われて、何が一時保管ですかと、この量、いうて、何も言えないいうて新聞に載ってって書いてあるわけですけれども、こんなことしていたら、何のために税金で仕事しているんだということになっていくと思うんですね。
環境行政のプロとしてのきちっとした対応、それは人数少ないといろいろあるかも分かりませんけれども、プロのやっぱり意識を持ってやるということを徹底しないと、魂の据わった対応をしないと、これはもう
リサイクル法幾ら作ったかて、循環型
基本法いうたかて、全部それはもう根本から崩れていく話だと。この問題は、私は、
環境省の
予算が、先ほど清水元
大臣がおっしゃったように、
予算が、
廃棄物がほとんどだというふうなんだったら余計やと思うんですよ。
ごみ行政がきちっとできないよ、業者からあざ笑われて、業者の責任もきちんと問えないで、結局、
国民の税金でしりぬぐいするなんというようなことは絶対許してはならないという、そういう姿勢で臨むというまずプロ意識をきちっと持てるような、そういう職員をきちっと配置し育てる。当然のごとく、警察との連携もやればいいわけで、きちっと、組織の
見直しもする、
全力を挙げて、腹を据えて対応するということ。だから、プロ意識を持ってこの業に当たる、そういうのでなかったらもう職に就けないというふうなことだと思います。
だから、職員の意識の問題だと思いますし、それからもう一点、後から
大臣にお聞きしますけれども、その話と、この排出者責任ですけれども、善商という運搬業者に委託したお金は多分相場よりも低いお金で委託していると思うんです、排出業者は。それが近畿地方から東海地方から、先ほど副
大臣もおっしゃったように、あちこちから集まっている。青森、岩手もそうですわ。
全国から、九州からも、あんな青森、岩手まで運ばれているわけですから、排出者が、それは一つ一つ公開できないかも分かりません、具体的業者名は。しかし、この委託した業者を、これ、単なる道義的責任レベルかも分かりませんけれども、何らかの形で
情報公開すると。特に、青森、岩手の問題なのは、あれは、公的機関もあそこに、公的機関の
ごみが青森、岩手の山間地に行っているわけですから、これは
情報公開されていると思いますけれども、公的機関いうことは県の
ごみとか国の
ごみとか県立病院の
ごみとか、そういうことだと思いますけれども、そういう排出者が委託して、運ばれているということですね。
だから、
ごみを委託した方も責任
感じないと、これ、どうしようもないと思うんです。だから、それは何らかの形で
国民に知らせると。知らせ方、ちょっと工夫せにゃあきませんけれどもね、固有名詞を言えないかも分からないけれども。そういうことをしないと、これ、青森、岩手いうたかて、これ、二万業者ですかね、一万、二万の物すごい数の業者が、
全国の
ごみがあそこに集結したという。そんなことを許していたら、今回もそうやと思うんですよ、岐阜県内の
ごみだけじゃないわけですからね。排出者の委託した責任をどうするんだという問題、これは単に善商だけの、善商に責任押し付けられないと思いますわ、私は。排出者の
情報公開、これは
法律的に問えないと思いますので、せめて
情報公開を工夫して、どういう形で
国民に知らせるかということ、これも工夫せにゃいかぬ問題だと思うんですけれども、そのプロ意識の問題とこの
情報公開の問題、ちょっとお聞きしたいと思います。