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山崎力君 自由民主党の
山崎でございます。
今、
イラクから残念な知らせが届いてございました。そういった中でこれから
質疑させていただくわけでございますけれ
ども、おいおい
情報等も入ってきて
状況は分かるかと思いますが、結果として非常に残念であると。
ただ、今
大臣からの御
報告、
言葉じりということを言ってはいけないのかもしれませんし、
意味するところは明らかでございますけれ
ども、どのような
目的であれ
渡航禁止ということが本当にその
意味で適当かどうかと、純粋な
意味でですね。ということになりますと、
ジャーナリストも絶対行っちゃいかぬよということを
政府が言っていることになれば、これは必ず
議論を巻き起こすことでございますし、もう一点言わせていただければ、
人道復興支援のために行っている
自衛隊も、そのどのような
目的の中にそこは含まれないのかと言われれば、そういうことでございますので、
言葉の問題ということでございますけれ
ども、まあ変な形から受け取られてひがんだような
受け取り方だというふうにおっしゃるかもしれませんが、それは
立場立場で違った
受け取り方をするというのは世の常でございますので、その辺のところを
是非御検討の上、
考えてこれからもいただきたいというふうに思っているということを、今の
報告に対しての私の感想として申し上げさせていただきます。
それで、別に今日のこの
事件で、私、
関連するというつもりではないんですが、
前回の我々の同胞の
死亡者を出した、
外務省奥大使、お二人のことに関して
外務省の発表が十二日に
公表、
調査結果が
公表されておりますし、ホームページでも出ていると。その中で、ちょっと私、読んでおりまして気になる
表現がございました。と申しますのは、これは十二ページというノンブル打ってありますけれ
ども、2の
襲撃の態様(2)の一部でございます。
現地米軍の
調査に、
調査といいますか聞き取りを行ったところ、
襲撃は四台のSUV、スポーツ・ユーティリティー・ビークル、これは自動車の好きな方はお分かりになる
言葉だと思います、行われて、そのうち二台が
攻撃したと。
襲撃者は
RPKを用い、
民間人の
洋服でと書いてあるんです。服装じゃなくて
洋服でと書いてあるんです。で、
ケプラータイプの
ヘルメットを着用していたと。
これは聞いたのをそのまま
表現されたということであろうと思いますが、これはまあ目の前に置いて言うのはなんですけれ
ども、
石破さんならこの辺のところを、どういう
意味する、イメージがわくかということ、一般の方はなかなか分からないかもしれない、
石破さんなら分かると思うんですけれ
ども、
RPKって何だいという話から始まるわけです。
これは、ここの注にも書いてありますけれ
ども、よく我々が、言われている典型的な
ロシア製のいわゆる
小銃、
軍用小銃と言われている
AK47から発展してきた、
専門用語で言えば
軍隊機銃あるいは
小隊機銃と言われている、
小隊や分隊に一丁ずつ配備されている形の
機関銃でございます。そしてそれは、弾丸といいますか、それはいわゆる
カラシニコフと同じものが使えるということで、銃身が多少長いとか
発射速度が高いだろうとか、そういうことが想定されるわけですが、外観は、一番目立つところはもうそっくりなわけですよね。よく分かったねと。そこのところを、
米軍は聞いていて言ったんでしょうけれ
ども、
米軍がそう思ったのか、
事情聴取した人がそういうふうに言ったのか、その辺は非常に
関係者なら興味あるところなんですが、一切そのことには触れておられない。
それから、
洋服を着ているというのは、その
洋服がどういう
意味なのか。背広なのか、それとも
イラクの風の
民族服でないという
表現なのか。
あるいは、
ケプラータイプの
ヘルメット、これも非常に問題でございまして、
イラクの
軍隊が
ケプラータイプの
ヘルメットかぶっていたかねと。私なんぞの知識からいけば、これは
米軍、あるいはその行った
イギリス軍もやっているかもしれませんが、その辺の
戦利品をこういうふうにかぶっていたんじゃないか、もし
向こうの人でしたらね。だけど、これはそんなに多いはずないねと。ほとんど
向こうの、何というか、テロリストでもゲリラでも何でもいいんですが、レジスタンスでもいいんですが、そういう
人たちは
ヘルメットをほとんどかぶっていない。それで、それが、
ヘルメットが、これ単数か複数か、一人だけかぶっていたのか大勢の人がかぶっていたのか。これも状態を見る
意味で非常に難しい問題だというようなことを思い浮かぶといいますか、この
表現から見るとそういうことを
考えるわけです。
その辺のところを
外務省はどのような
判断でこういうふうな
表現を
公表なされたのか、その辺についてまずお伺いしたいと思います。