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田村公平君 もうちょっといろいろ言いたいことあるんですけれ
ども、余り言い過ぎて人に迷惑掛けるというのは、こういうことを議論していることは恐らく、リ
アルタイムとはいかなくても、いろんなルートでいろんなところに悪い、プラスの影響にはならないと思う気がするものですから、これ以上言いませんけれ
ども。
私が非常に危惧しておるのは、自分の経験で言わせていただきますと、
報道によればタクシーの運転手さんを雇ってと言いますけれ
ども、実はタクシーというのは基本的に
日本のようなタクシーではないわけでして、その人がいつ追いはぎに変わるかもしれない。あるいは、泊まっておる一種のたまり場に、私も野宿しながら世界一周したときに、あそこへ行くといろんな
情報が集まるよという拠点になるような安いホテルというよりも木賃宿みたいなところがあるんですけれ
ども、そこでいろんな
情報を交換しながら野宿しながら世界一周した経験ありますけれ
ども、そういうところですら、
日本人というのはとにかくその当時から金持ちと見られていまして、親切な旅館のおやじさんが実は裏に回ると、本人は直接じゃないんですけれ
ども、追いはぎの、強盗というんでしょうか、そういうのに通報していてとか、そういうことが容易に起こり得る地域であるように私は今も思っています。
ましてや、今
大臣からも説明ありましたけれ
ども、
CPA及び
関係の機関にといいますけれ
ども、国境があって国境がないような、金積めば、それは要所要所の幹線道路は検問があるにしても、裏道通れば出入り自由というか、そういうところ、そしてそういう場所にこれからもいろんな人が、決して物見遊山とは言いません、しかし、今度はバクダッドとかそういう
イラク国内じゃなくして周辺部でそういう
事件が起こり得る可能性も一杯あると
思います。今年になって十三回ですか、避難、行っちゃいけないよとか、勧告を出したと言っていますけれ
ども、正確には十四回になるんですか。
それで、そのことももっと周知徹底をしてあげないと、
日本の常識はある
意味で世界の非常識な部分ありますし、そういう
意味ではもっと強い姿勢で、危ないところに行ってくれるなと。多分この一週間、御
家族の方もそうでしょうけれ
ども、
政府関係機関も恐らく寝ていない。時差の
関係これあり、限られた
人数で
事態のいろんな、正に
確認の取りようのないところでやっておると
思いますので、私自身は
委員会で、私にもし力があったら自分が乗り込んでいって、相手が分かっておったらぶったたいてでも、三人なら三人、救出する能力があれば行きたいぐらいに
思いますけれ
ども、私にはそんな能力もありませんし、本当につらい
思いがあります。
ただ、一つ、私はいつも
外務省の批判、
政府の批判することを与党でありながらやってきていますけれ
ども、ただ一つタイミング良くやってくれたなと思ったのは、
テレビ屋、
テレビ局に勤務した人間としては、
外務省にしては珍しく、
大臣がVTRに収まって、それをちゃんとしたメディアを通じて
日本国の
思いというんでしょうか、意見をきちっと、その相手がどこに、特定できない
状況ですから、いろんなグループに分かれているはずですし、どこかで
テレビは見ているはず。そういう
意味での発信をしたことは私は大変素早くきれいな対応をしたと思っています。
今後とも折に触れて、これはここで議論したって、それはある程度時間差があるし、それからリライトされて出ていった場合は分からないわけですから、
政府として相手をつかまえにくいのも分かります。特に、今御説明のありましたように、
CPA自体がどうなっていくのか分からない部分もあります。合衆国
大統領は、選挙が近いせいなのか、六月三十日ということを一生懸命
記者会見でも言っておりますけれ
ども、これも本当に先のことはどうなるか分かりません。
そういうことを含めて、私は、
大臣じゃなくても結構ですが、
政府、きっちりした取組、それから正確な判断をするためには十分な睡眠時間も取っていただきたい。寝不足続くと必ずどこかでケアレスミス出ます。そのことが人命にかかわることになります。そういう応援体制を含めての取組のことをお伺いして、私の質問を終わりたいと
思います。