○中山(義)
委員 新聞によると、主導権は
北朝鮮に握られていたということをいろんな方が発言しているわけでございまして、文書を交わしたり何か担保をとってやっていないことは、すごく心配なわけですよ。やっぱり、期限を切って、いつからやるのかとか。
例えばこういう話もありますよ。
向こうに連れていった、要するにこちらの
調査員が行って、犯罪国家と一緒に
調査するといったって、そんなことおかしな話だということを、前、安倍さんが言っているんですね。これは
細田さんも大体同じような見解で、かなり厳し目の話だったんですよ。でも、
総理が帰ってきてから何か少し修正されているんですね、随分。
私
どもは、鳩山さんも
質問しました。どうも、言っていることとあの中で論議されたこと、論議されたことを知っていても言わないんじゃないか。現実に
向こうで話をしたことをそのまま
家族に話したら危ないですよという注意を、
細田さんが早目に
総理と会って話をして、こういうふうに厳し目にやった方がいいというような言い方に修正させたのかもしれないという、そんなようなことも
考えたぐらいですよ。恐らく日朝でやったことがそのまま表に出てきていないわけですね。どういうふうに言ったかはわからないわけですよ。朝鮮語を
日本語に解釈する、ハングルを
日本語に解釈する、その解釈の仕方でも違うし、非常にこれは微妙な問題で、後で禍根を残す問題だと思いますよ。
だからはっきりその辺は、
平壌宣言と、それから
正常化交渉と、
拉致問題と、それから
人道支援と、幾つかあるわけですよ。これは、しっかり整理したものを出した方がいいと思いますよ。この点についてはこういうふうに話をした、この点についてはこういうふうに話をした、そういうものがはっきり出てこないんですね。次の日、また二十四日の日にちょっと修正されてみたり。その辺で、
細田長官、何を話してどうやったのか、はっきり統一的な見解をひとつ出してもらいたいんですね。これはお約束していただけませんか。
委員長、これは表にして出してもらいたい。一つは、
ジェンキンスさんの問題ですね。それからもう一つは、安否不明者の再
調査をどうやってやっていくんだ。それから、
経済制裁というのは、あくまでもこれは
拉致の問題が終わってから、
拉致が解決したらやるのか、それとも、
拉致が解決しなくても
経済制裁は発動しないというのか、そういう問題なのか。それから、
食糧支援の
人道支援についても、
拉致の問題とは全然切り離して、これは
人道支援なんだからいつでもやるんだと言っているのか。それから、
正常化交渉の進め方も、
拉致の問題とは切り離して
考えているのか。この辺、はっきりしてくださいよ。我々にはそこがすごくわかりにくいので、ぜひ
委員長、
理事会で検討して、そういう資料を出してください。
なかなかこれはわかりにくいと思うんですが、
長官、どうですかその辺は。