○桝屋
委員 おはようございます。公明党の桝屋
敬悟でございます。
本日は、野党の
提案者の皆さんもおそろいいただいてこうして
議論ができる、大変うれしく思います。
民主党の皆さんが、あるいは社民党の皆さんもそうでありますけれ
ども、今回の
年金改正に当たりまして、まさに二十一世紀の
年金をどうするかという大きな
国民の関心事でありますから、それぞれ対案をお出しになって、こうして
国民の前で
議論ができるということは、大変すばらしいことでありまして、昨日の
参考人質疑を聞いていましても、対案があるがゆえにあそこまで
意見も表明していただけるわけでありますから、今日までの野党のお取り組みに対しては評価をしたいというふうに思います。
私、最初に、きょう、ちょっと野党の皆さんに
質問通告をしておりました内容と若干変わりました、シナリオが。
変わったというのは、実は、こうして
国民関心事の中で
年金改革の法案について審議をする。野党の皆さんは、いろいろな
委員会で閣僚の皆さんやそれぞれの方に、みずからの
年金の納付の
状況を明らかにしなさい、こうおっしゃって、私の
理事で担当しております総務
委員会でも随分
議論がありました。
そういう
議論をずっと見ておりまして、やはりそこまで言われるのであれば、私自身もこの
質問に立つに当たって、みずからの納付記録を全部お配りして
議論しようかなと思ったんです。(
発言する者あり)ありがとうございます。
ただ、きのう深夜、
自分がみずからの
社会保険事務所で用意いたしました、いろいろな取り寄せました納付記録、私、女房、そして子供、一覧表をつくりまして、きょうお見せしようかなと思ったんですが、子供二人を出すとなると、やはりこれは個人のプライバシーにかかわる問題だなと。それで了解をとらなきゃいかぬと思ったんですが、やはり子供の理解を得るには至りませんで、この場できょうお示しできぬのです。(
発言する者あり)私自身もお示しをしたいと思うんですが。
私も、みずから襟を正すべく、地元の
社会保険事務所でいただきました被
保険者記録照会、これを手元に今持っておるんですが、私自身は、共済が二百十二月ありまして、それから、その後、国会
議員になりまして、
国民年金でありますから、百三十五月納付記録がございます。
これは、納付記録を皆さんもとっていただいたらよくわかりますが、AとかBとか非常にわかりにくい表現でありまして、Aというのは一般
年金、Bは付加
年金でありますが、なるほど、こういうことなのか、こう思って眺めております。
それから、女房も、少なくとも私と結婚してからはきちっと納めておりまして、納付記録を見ると三号のところはプラスの印になっておりまして、なるほど、こういうことかなと。ただ、これとても、うちの女房は実は六十一年に三号になります前から
自分で入っているんだなということがよくわかりまして、なかなか将来を考えていたな、こう思ったりするわけであります。
それから、子供二人は、これも娘の方もきちっと六十カ月納めております。それから、もう一人息子、二人とも大学に行っておるんですが、これも四十二月息子は納めておりまして、ここも随分もめるんです。私が払うのか、本人が払うのか、本当にもめておりますが、しかし、今日まで学生納付
制度、いろいろありますが、やはり
所得制限もありますし、それから、かつては副
大臣まで経験した私でありますから、これはやはり払わなきゃならぬというので、苦労しながら、何を言いたいかというと、だれも聞いてはくれぬのでありますが、家族四人、全員きちっと払っておるということをまず明らかにして
議論を始めたい、こう思っているのであります。
それで、これをとってみて思ったんですけれ
ども、
厚生労働省さん、これは非常にわかりにくいね。もう少し、照会するとレイアウトがぱっとわかるように、私は、
国民の理解を得るということでももう少し研究した方がいいなと。
それから、私の共済は
社会保険事務所へ行っても情報がないんですね。うちの女房はこれをとるために共済にも行かなきゃならぬ。これは番号ができているんだから何とかならぬのかなと思ったりしているのでありますが、その辺は研究してもらいたいな、こう思ったりしているんです。
実は、最初にこの話題で言いたいことは何かというと、
大臣は今いらっしゃいませんが、森副
大臣、私は、今正直に申し上げたように、今、AかBかでいくと、うちはBでありまして、付加
年金を夫婦で掛けております。一万三千三百円プラス四百円、一万三千七百円。夫婦で掛ける二でありますから、大変……(
発言する者あり)いや、払わなきゃいかぬ、
国民の義務と思っておりますから。二人で掛けて二万七千四百円払っているんです。
子供二人を、時にはSOSが来て私が払うこともあるんですが、それでもたかだか知れている金額でありますが、大変な金額かもしれません、SOSが来るわけでありますから……(
発言する者あり)まあまあ、静かに。
私が言いたいのは、例えば夫婦で二万七千四百円うちは納めている。我が国の
年金、
国民年金は世代間の扶養の仕組み、
賦課方式でありますね。それで、うちの両親は、実は両親の
年金の
給付状況もきょうこの場で資料を出そうといって両親に協力を求めたんですが、とんでもないと。両親はもちろん本当のことは言わないんです。息子から少し小遣いを取ろうかと思っているんじゃないかと思うんですが、なかなか正直に申告がないものですから。
ただ、漏れ聞くところによると、両親は散髪屋をやっておりまして、いまだにおやじも働いているんですが、
国民年金、本当に
年金を払うのに苦労してきたというのを、私はずっと学生時代、おやじが倒れたりしましたから、横で見ておりまして、ああ、本当に
年金は大変だなと。しかし、ちゃんとフル
年金をきちっと納めて、今、おふくろの方がどうも五万から七万の間、おやじも五万ぐらいなんです。これを見ると、合わせて十一万か十二万、正直に言わないからわからないんですが、私が二万七千円の
保険料を納めて、両親のところへ十一万か二万届いている、私は、いい
制度だなと。
今の
年金は、いつも僕はこれを世間の人に
お話しするんですが、
国民の皆さんに
お話しするんですが、やはり我が国の
年金は、私は、
国民年金だけを見ても、おやじは
年金をもらいながら、散髪屋は定年がないですからまだやっているんです。本当に
年金はありがたい、こう言っております。
実は、
大臣、私は、この
国民年金の今のレベル、これはいい
制度だし、これを破壊するようなことがあってはならぬし、将来へ向けてこうした
年金はぜひ守っていきたいと願っている一人でありますが、
大臣、今来られましたので、そういうささやかな
国民の思いというのを御理解いただけるでしょうか。