○奥田
委員 民主党の奥田でございます。
皆さんも、寝る前あるいは朝起きたらすぐに、イラクの三人の拘束された方々がどうなったのかな、早くいいニュースに接して、そしてまた自分たちの仕事にも集中して専念できる、そういう
状況が早く訪れますことを皆様とともに願い、また祈りながら、
質問をさせていただきたいというふうに思います。
本来、十四年
決算で、八十三兆七千億近い十四年
決算の大きな視点での話をすべきなのかもしれません。そういった点でいえば、ちょうど
谷垣大臣にもお越しいただいておりますので、昨年は、やはり三位一体ということで、地方財政の改革、あるいは政府からの権限移譲、あるいは仕事の移譲といったものがどういうものになるかということを多くの方が真剣に議論していたと思うんです。私も、そういった中で、総理やさきの
財務大臣、総務大臣にも
質問させていただきました。
大きな考え方の中で、前の塩川大臣あるいは片山大臣と私たちと、やはり地方分権の推進という中でそんなに考え方は違わないな、あとは、現実の選択手法というか、そういった選択肢が何になるかというところで少し違うものかなというふうに思っていたんです。ところが、これが、さきの
国会が終わってからか、選挙が終わってからかわかりませんけれども、出てきたものは全然話が違うものですね。
ぜひ
谷垣大臣にも、やはり前の大臣の考え方や、この国を少しでもよくしようという思いの中で訴えてきたこと、そういったことを、大きな
省庁をつかさどることになりますけれども、地方の方々のだまし討ちだというような声が出ているようなもの、それをやはり大臣の立場でしっかりと、すべての人のために認められるよい形にしていっていただきたいということを自分の強い
意見としてお伝えしたいというふうに思います。
きょうは、警察の不正
経理疑惑という点に集中して
質問をさせていただきます。
今さら私がするまでもなく、今
国会でも、
予算委員会あるいは
内閣委員会を中心に多くの方が取り上げております。そしてまた、一つのテーマとしては、余りありがたくないけれども、長い歴史を持ったテーマでもあります。今回、私があるいは私たちが何回も取り上げていくという中では、どうしても、今までの個人的な一つの不正
経理疑惑、あるいは一つの部署としてのものではない疑いが非常に強い、ぜひそこのところをただしていきたい、そういう思いがあります。
近年でも、警察庁自身の方での規則の改革といったものもされておりますし、また、一番近いところでは、
予算執行検討
委員会ですか、そういった中で
予算執行を指示し、あるいはまた監査を強めるといったことも聞いておりますけれども、そもそもそこに至る原因が何だったのか、その辺を、きょうこの
決算の
委員会にお越しの皆さんやあるいは国民の皆さんとともに考えていきたいというふうに思っておるわけでございます。
言うまでもないことですけれども、北海道の旭川中央警察署、あるいは元釧路方面本部長の発言、あるいは元弟子屈警察署次長の会見、あるいは静岡県警本部における不正
支出、さらには元警視庁の警備部におりました、これは少し古いですけれども、実務を行っていた大内さんという方の発言や著書、そういったものが私の
質問のベースにあるというふうにお考えいただければというふうに思います。
きょうは、
内閣委員会も開催されております。やはりまた、こういった不正
経理の疑惑といったもの、あるいは不正
経理で明らかになったものというのは争点になっているんだというふうに思います。
きょうは
会計検査院の方に、やはり国のこういった会計をしっかりと監査するといった立場から、簡単にで結構ですけれども、警察
関係に関する
会計検査院としての
検査の方法あるいは対象箇所数、そういったものを簡単に一般論として御
報告いただければと思います。