○中野(譲)
委員 いていただいては困るという話が先ほどから何度かありますが、それでも邦人
保護はしないといけないんですよ、まず一つ目で必ず確認をしていただきたいところは。
もう一つは、この四月八日の時点で、NGOで
日本人の方が
イラクに滞在をされていました、一名。団体名は別に特に言うべきことではないので、ある団体ですね。
今、
イラクでは、ジャパン・プラットフォームといういわゆるNGOの連合体の組織に対して、
外務省が
イラクの人道復興
支援に対するプロジェクトを、そのプラットフォームを通して、そこに
参加をしているNGOに対して
拠出をしていくということになっております。それで、その中で、この現地にいたNGOの方は、その団体は、団体自体がこのジャパン・プラットフォームの評議会の中のメンバーで、主要なポストを務めている方がそのNGOの代表も務めております。この団体に対して大体二億ちょっとの
拠出金が
外務省から出て、それで
活動をしているわけですよね。
私は、
外務省にちょっとお尋ねをしましたら、退避勧告も出ているんだからということで、このジャパン・プラットフォームで現地で
活動する際には五つの安全原則というものを守ってほしいという約束をして、ジャパン・プラットフォームとの中の信頼関係を築いているということでございます。
その一点目が、「紛争地域における緊急
人道支援活動の実績のあるNGOが、経験を有するスタッフのみによって行うこと。」第二点目が、「当該地域において、国際人道機関の国際職員が
活動しており、当該NGOが国際人道機関と密接な
協力体制下にあること。」第三が、「治安情勢が悪化した場合に備え、撤退計画を事前に作成し
外務省に提出すること。」第四、「在外公館、本省との連絡体制を構築するとともに、常時通信可能な体制を維持し、必ず毎日最低一回は連絡を入れること。」五番目が、「
活動に伴う危険を十分に認識した上で、NGO自らのリスクで
活動を行うものであることを再確認すること。」という五つが書いてあるわけですよ。
また、
支援実施契約ということで、ジャパン・プラットフォームと
外務省の中で契約書をつくっているわけですが、この中にも、特に
日本人の方々に、
日本のNGOですけれども、現地でコーディネーションするときに
日本人は御遠慮いただきたいということが、これは文章としては書いていないんですが、そういうものは文章として今まで存在はしておりますか。しているか、していないか。