○原口
委員 結局、
国会との
議論というのは解散があれば選挙後という形になる。非常に残念です。
さて、官房
長官、私は、昨日の予算
委員会について総理に、きょう本当は総理に来ていただきたかったけれ
ども、官房
長官、抗議をしておきたいと思います。
私は、飯島秘書官、この方は官の方だから名前を出しました。しかし、関連の方と言って、お子さんという言葉は一言も出していません。なぜならば、政治にかかわる人たち、民間人の人たちは守られるべきである、そういう人たちの人権を。だから私は関連の人という形にいたしました。総理みずからがお子さんという言葉をテレビの前で出されて、そして、個人名を出すなという批判を私にされるのは筋違いだということを申し上げておきます。
何でこの質問をしなければいけなかったかというと、失業で
国民が苦しむ中、道路公団ファミリー企業というのは、政治家や官僚の縁故採用、これが常態化しているというふうに言われていて、現実に、きのう石原担当
大臣も、
財務諸表も、そしてさまざまな問題が山積しているという答弁をされた。
そして、一年前の内閣
委員会で当該事実を、つまり、秘書官の関連の方が勤務実態いかんという質問が二回あって、そして、安倍当時の官房副
長官は、そういうものはないということをお答えになっているわけです。ところが、実際に調べてみると、テープがここにありますけれ
ども、別に、上司に聞いてみればすぐわかる話なんです、これは。そこにいらっしゃる方に聞いてみれば。いや、いらっしゃいましたよと、複数、いっぱいあるわけです。
ということは、虚偽の答弁を
国会でなさっているんで、その関連の方がどこにいらっしゃろうが、私はそのことを問うているわけではありません、職業の自由ですから。だれのお子さんであろうが、どこに勤めていても、それはいいんです。私はそのことを問うているんではなくて、安倍官房副
長官が
国会で発言されたことが間違いであったという事実が高くなってきているから聞いているわけでございます。
通告をしておきましたけれ
ども、この勤務実態の事実、これはおつかみになっていると思いますが、いかがでございましょうか。そして、官邸の、今はもう幹事長をなさっているわけですけれ
ども、官房副
長官が虚偽の答弁をされているということは、いかなる
国会の答弁においても私たちは許されないことだと思う。
官房
長官は、去年、
外務省の機密費を
議論したときも、後でやりとりをずうっと精査しました、ほかの方については、やはり、ちょっと怪しいな、これは少し誤認があるんじゃないかな、うそがあるんじゃないかなという答弁がありましたが、官房
長官の答弁は、選挙前にお相手を褒めるのはどうかと後ろは言うかもわからないけれ
ども、あなたの答弁は全然間違いがない、うそがない答弁でした。それは立派だと思います。
だけれ
ども、官房副
長官の答弁は……(発言する者あり)いや、当然なんですよ。当然なんだけれ
ども、あれほど、
外務省の機密費という、あるいは官房機密費という、機微に触れる質問をしながら、全くよれのない答弁をした、これは立派だと思います。だけれ
ども、官房副
長官については、これは虚偽の答弁であったという疑いが非常に濃厚になっている。このことについての御所見を伺いたいと思います。