○平野貞夫君 このとき
事件のポイントになったのが、これは
法律を作ることじゃなくて国政
調査権で
政府に行政
措置を要求することでございましたんですが、仮より機という、いわゆる機織り機、これがもう使えなくなって
政府が買上げするということなんですが、それを非常に有利に業者、業者側に有利にということを質問するわけですが、そのときに
政府側が用意していた答弁は、今後検討してまいりたいという想定問答を、いろいろ言って、十分慎重に検討してまいりたいというふうに言わさせて、これがやっぱり贈収賄のいわゆる職務
行為に当たっておるわけなんですよ。そういう
事件なんです。
そこで、その長勢
委員がこの
平成十三年五月十六日の
衆議院法務委員会で何を質問しているかといいますと、これは答弁したのは古田さんですな、古田
政府──あっ、あなた、
上田さんだ、失礼しました。古田
政府参考人に攻めておるわけですが、これ、
刑事局長さんだったんですかな。
精神障害者の
犯罪の問題であると。えらい
事件を起こした人はどうしておったといったら、何か病院におられたんだったけれ
ども、いつの間にか出ていって何かしておるというようなことがよく議論になって、みんな不安に思っておると。前々からいろんな
意味で議論された問題だが、
精神障害者の
犯罪に関してどういう問題意識を持っているかという質問から始まって、状況を
政府側は、仮に
社会の中で、これは
政府側の意見ですが、答弁ですが、仮に
社会の中で生活ができるということにまで回復いたしたとしても
治療の継続というのが確保されていないと、また危険が生ずるおそれもある、そういうふうな問題をどう対応すべきかということが、現在検討しなければならない問題だというふうに
政府側が答えて、それで長勢さんは、それじゃ不満だというんですよね。理論は正しいんだけれ
ども、ありていに申し上げると、理屈は合っているけれ
ども答えが違っているという
ケースが多いじゃないかと。
そこで、日精協の要請のそのものなんですが、精神鑑定の実情なり、あるいは現場の検事さんの方のそういう方々に対する対応の状況なり若干改善すべき点もあるんではないかと、国民の常識に合ってないということを、というふうに怒って、そこで、それは二十日前まで副
大臣やっていたから余り乱暴なことも言えぬと思いますが、何か保護観察的な司法
制度の中での取組も併せてやらないと国民の不安というのは解消されないのではないか、是非早急に解決の
方向を見いだしていただきたいと、強くこう言っておるわけなんですが。
そこで、私は、この撚糸工連よりもっとたちの悪い、このときにはある自民党の議員が仲介に立ってそういう質問させるわけなんですが、この
心神喪失者のこの問題は、
政府をも附帯決議で無理に巻き込んで、消極的な
政府をもこのハッパを掛けながらこういうふうに立法に持ち込んでいったという極めて政、官、業界ですね、精神病病院という、業界の結構たちの悪い
行為、
犯罪行為じゃないかと思います。
その上に、率直に言いまして、我々、一生懸命質問しているんだけれ
ども、この問題に対するマスコミの対応というのはごく一部の
新聞以外は実にクールに扱っておると、ここら辺も後ろに何かあるんじゃないかと私は危惧するんですが。
そこで、何よりも大事なのは、やはり
平成十四年、昨年のこの日精協の政治連盟の金の使い方なんですよ。裏の金は分かりません。裏の金も相当予想されますが、やっぱり表の金を見れば裏の金の動きというのは推測できますので、是非やっぱり日精協からしかるべき人を、本当は証人ですよね、取りあえず
参考人としてこの
委員会に来てもらうこと、そしていろいろ言われている長勢さん、保岡さん、あるいは木村副
大臣、そのほかのいろいろ疑惑を持たれている
人たちのあかしといえばあかし、疑惑といえば疑惑をきちっとするまでこの
法案は採決すべきではないと、是非ひとつ日精協政治連盟の
平成十四年の収支報告と、その
説明あるいはその
資料でもいいですから、そういうものをこの
委員会に出していただく、そういうことを
委員長に強く要望いたしまして、質問を終わります。