○平野貞夫君 いや、あくまで一般論で結構ですよ。念を押されると余計面白いですよね。
そこで、時間の関係もありますので、長勢
衆議院議員については極めて重大な疑惑、問題があるということをまず
指摘しておきます。
それから、保岡議員の動きが、これが不思議ですね。保岡議員については、
日精協政治連盟からの寄附についてちゃんと届出しているんですよ。これは
確認をしたんですが、選挙のときですね、
平成十二年の六月十五日に百万円をもらっていると。これは私、事実を
確認しておるんですが、これは後援会連合会というところがもらっています。
さて、保岡さんの動きについて、この動きをちょっと時系列的に見ますと、
平成十一年の四月に参議院で、それから五月に衆議院でこの
精神保健福祉法改正案が
審議されたときに、それぞれ附帯決議が付いて、この触法
精神障害者対策について幅広い観点から検討を行うという問題の附帯決議が行われていますね、これ、訳の分からぬ
内容の。これに基づいて、保岡議員は私的勉強会を始めております。多分この附帯決議を受けてから、受けてのことだと思います。いわゆる、日精協側の
制度導入をどうやって入れるかということの私的勉強会だと思います。
そして、今申し上げましたように、十二年の、翌年の六月の総選挙の際に
日精協政治連盟から百万円をもらうと、後援会が。そして、一月もたたないうちに、七月の四日に
法務大臣に就任すると、正に職務そのものに入る。そして、辞められるのは十二月、後の十二月なんですけれ
ども、辞められる前に津島厚生
大臣に話を持ち掛けて、この問題での触法
精神障害者対策についての
法務・厚生合同検討会を作るように働き掛ける。そして、二〇〇一年の一月からその合同検討会が発足して、いよいよ法制化に入っていくということなんですが。
その間の事情を、これは問題の提起として申し上げておきますが、「日精協雑誌」というのがありまして、その二十一巻第二号に長尾卓夫さんという人が「重大な犯罪を犯した
精神障害者の
処遇について 日精協の対応の経過」という題で書かれております。
それによりますと、ジャーナリストの大熊由紀子氏、山上東京医科歯科大学教授、日弁連、
法務省、厚生省、及び日精協関係からは犬尾先生、鹿児島の今村先生、なるほどね、保岡先生は鹿児島ですからね、鹿児島の先生も来ていますね。東京の長谷川先生と筆者が参加しており、これは私的勉強会ですよ。それぞれの立場からの
意見を述べ、
議論した。司法
判断及び
処遇システムが必要、
精神医療の充実が重要で現行システムの改善が必要などの
意見があり、数回の勉強会によっても結論が出るには至らなかったが、この問題の重要性については認識がなされ、二〇〇一年十一月に保岡代議士が
法務大臣をされているときに津島厚生
大臣と話をされ、両省の合同検討会立ち上げが
決定されたと、こういう記事が日精協の雑誌に載っています。
これは日精協側からの話で、いかに保岡先生が日精協と親密であったかということが分かるわけですが、ここで保岡議員の個人の
責任問題とかいうものを今日、今日
議論するつもり、いずれ
議論せにゃいかぬですが、今日はしませんが、こういういきさつについて、
法務大臣、どうお感じ、考えますか、どういう御所見をお持ちですか。