○福島瑞穂君 行革
会議にも本当に期待するわけですが、現在進行形でも起きていると。統括が、そんな締め方では甘っちょろい、ぐうの音も出ないように締め上げろ、殺してしまえとか、殺してやろうとか、死ねなどと言われ、私自身、このままでは体や命に重大な支障を来す、殺されると思ったことなどが頭をよぎり、私は果たしてここ、名古屋
刑務所から正常な精神
状態で出所できるのかと悩んでいますと。これはもう現在進行形の問題です。ですから、権利救済をそもそも恐ろしくてできないと。やったらもっと恐ろしくなって、私は生きて
刑務所を出れるだろうかというふうになるわけですね。これが現在進行形で起きていますので、こういう対処を
是非お願いします。
刑務所の問題がなぜ外へ出ないかということで言いますと、これは広島の
事案なんですが、一九九七年と九八年、広島弁護士会にそれぞれ
刑務官から暴行を受けた、身体検査で屈辱的な扱いを受けたなどと、二名が
人権救済の申立てをしました。弁護士が事実
調査のため面会を求めたところ、本人には会えたものの、目撃者とされる他の
受刑者との面会は
施設の管理上許可しないとして拒否されています。この拒否はおかしいと。つまり、本人には会えても、目撃者に会いたいと弁護士が思っても、
刑務所の中に行って会えないわけですから、目撃証人に会えないわけですから、でも
刑務所側は会わせなかったわけです。
本日、その裁判がありまして、残念ながら原告敗訴の一審判決が出ました。でも、会わせないというのはひどいと思うんですね。
一つは、なぜ
刑務所の中がこれほど風通しが悪いかといいますと、基本的に家族にしか会わせない、弁護士も、依頼している弁護士しか会わせない。ですから、何か問題があると思っても会えないんですね。
昭和五十九年六月に
新潟刑務所で六日間に四名もの
受刑者が相次いで死亡するという
事案が起きました。大量死亡事故はおかしいということで、弁護士が会いに行ったんですが、
刑務所側はやっぱり会わせません。依頼されている弁護士じゃないわけですから会わせないわけですね。つまり、弁護士会も、中に入って
調査をしたいと思っても拒否される。国
会議員も入れないわけですね。
私は、
刑務所の中の
人権侵害をやっぱりなくすためには、家族だけではなくて知り合いや友人、それから弁護士、国
会議員、こういう人
たちが本当に、ジャーナリスト、一般の人
たちも会えるというシステムを作る必要がある。それは立法上必ずやらないと駄目ではないかと。
南アフリカに行ったときに、今はアパルトヘイトなくなりましたが、黒人の活動家が拷問を受けないように白人の活動家
たちは毎月必ず会いに行くと。そうすると、拷問に遭っていたら必ずそのことが本人話しますから。家族しか会えないとすると、家族から見放された人は何を中でやられようが分からない。
事件が起きて目撃者に証言取ってほしいと弁護士思っても、そもそも会えないという事態があるわけです。
この面会や文通についての例外措置というか、家族にしか会えないことがこんなに
刑務所を風通し悪くし、
人権救済しようにも外部から手が入らないということに関して、
大臣、改善の余地はないでしょうか。