○日笠勝之君
大臣、二割ぐらいあったというのは、ちょっとこれはパーセントが高いような気がしますね。だって、お金を扱うところの専門のところが何らか二割ぐらいいろいろ問題点があったということは。
いずれにしても、
農協改革、しっかりやっていただきたい。大原町のようなことが二度と起こらないようにやることがこれ
調査をしていただいた意味があるわけでございますから、しっかり、この点の
改革も
大臣にしっかりと要請をしておきたいと思います。
それから、分かりやすく適正な
食品表示ということも先ほど
大臣の
発言でおっしゃられました。私、今年になって二回ぐらい当
委員会で
食品表示についてしつこいほど
質疑をさせていただきました。
それは、前の大島
大臣のときにも申し上げたんですが、私も国
会議員、衆参合わせて二十年ぐらいになるんですけれども、去年、農水
委員会に私、志願をいたしまして、初めて所属をさせていただいたわけですね。なぜかならば、やはり、これからはやはり
消費者とか生活者の重視、またそういう生活者、
消費者の目線での農林漁業行政ですね、いわゆる農政が大事であろうと、こういうことで、そういう点を踏まえた
質疑をさせていただければと、こういうことで農水
委員会へ志願をして配属をしていただいたところでございます。
そういうことから見ますと、やはり
消費者にとっては表示ということは大変重要でございます。食は命のもとでございます。その食の表示が偽装だとか不当だとかいうのは誠に、先ほど
大臣のお言葉で言うと許し難いことだと私も思っております。
そういう意味では、この
食品表示については今後もしっかりと厳しく、また分かりやすくということで対応していただきたいと思うんですけれども、最近ちょっと読みましたある雑誌によりますと、「
食品表示がわからない。」、こういう雑誌がございました。確かに、これは食生活ジャーナリストの
佐藤達夫さんという方のインタビュー記事なんですけれども、私もこれを見ましたら、ああっと思うことが何点かありましたので、今日は一般庶民の代表としてお伺いをしたいと思います。
例えば、刺身の表示なんですけれども、刺身の場合、一種類だけであればこれは当然生鮮食品ということで原産地表示が要るんだそうでございます。しかし、盛り合わせ、二種類以上のものになってきますと、これは加工品だからいわゆる
生産地表示もないし、養殖とか解凍という表示もないんだということをこの雑誌のインタビューで見ましたので、私、早速スーパーへ行ってみましたら、全くそのとおりでございました。一種類の刺身であればこれは原産地も養殖か解凍かということの表示が要るんだと、二種類以上は要らないんだと。何となく分かったような分からぬような。同じ刺身なんですね。
こういうこともやはり
消費者から見れば、二種類だけれども、やはりそれぐらいは、今のトレーサビリティーじゃありませんが、原産地ぐらい、このイカはどこで取れて解凍か養殖か、このブリはどこで取れたもので養殖か解凍か、これぐらいのことは今のこれだけのIT時代であらば、すぐこれはラベルにも表示ができるんじゃないかな、こう思いますので、どうなんでしょうか、
消費者に分かりやすい適正な
食品表示とおっしゃっているからには、こういうようなものも是非、二種類以上のものも、一挙にできないかもしれませんが、そういう表示に努めるようにするとか、こういうふうなことになりませんか。
〔理事
常田享詳君退席、
委員長着席〕
それから、ひき肉も同じだそうですね。豚なら豚だけのひき肉なら書かなきゃいけませんが、二種類合わせひき肉の場合いいんだとか、こういうこともあるようでございます。
以上、この表示の問題についていかがでしょうか。