○谷
博之君 これは具体的な問題でありますけれ
ども、非常に現在までいろいろ
指摘されてきていることの
一つだと
思います。要は、外食の食べているものの中にどういうふうな成分があるか、どういうふうな栄養素があるかというようなこと、これは分かれば分かるほどいいことですけれ
ども、一番心配なのは、食べているものの中に人体に影響を及ぼすようなものが入っていた場合ですね。例えばアレルギー性のそういう疾患を持った
人たちが、卵とか
牛乳とかいろんなそういう、油ではいろいろありますけれ
ども、そういうものによってその影響を受けたときに、非常にこれ心配なわけですね。
今の仕組みというのは、
平成十三年にアレルギー物質を含む
食品に関する
表示についてという、これは
厚生労働省から監視安全課長の通達が出ておりますけれ
ども、こういうふうな取組はしているようですけれ
ども、具体的にそれは事が起きてしまってからの話ですよね。そういう
意味では、そういう一番心配な部分だけでも具体的に外食料理の中にも
表示をしていただく、あるいはきちっとそういう
説明をする
責任を持たしていただく、このことが非常に必要だと
思いますので、
是非これはできるだけ早く前向きの御検討をいただきたいと、このように
考えております。
それから、次に移りたいと
思いますけれ
ども、畜産物、
水産物における抗生物質などのいわゆる添加物の問題でありますけれ
ども、これは既に新聞報道でもここのところいろいろと報道されております。
まず最初に五月五日ですけれ
ども、チオペプチン、これはいわゆる家畜の成長促進用の飼料添加物ですね。これを実は、国がブロイラーを対象として実験をしてこの効能について実は調べておりますけれ
ども、効果が見られなかったという結果を
平成三年に出しているにもかかわらずこの
報告を公表しなかった、こういうことがまず五月五日に新聞報道されました。
その次の六日の日に
内閣委員会でこの問題について質問が取り上げられておりますけれ
ども、その後も七日と十一日に、このチオペプチンについてはさらに、一九七八年
段階、つまり
平成三年よりもずっとはるか前にこの効果が認められないというようなことを
報告書としてまとめている、これも
農水省は
説明をし、公表をしなかった、そして、このチオペプチン以外の添加物についてもその効能が、効果が非常に疑わしいというふうな、こういうふうな
報告を昭和五十三年から昭和六十年にかけての間で調べた、取りまとめた
報告書の中にも出ているにもかかわらず、これを公表しなかったと。これずっと、
一つだけじゃないんですね。
今までのこの流れの中で、こういうふうないわゆる飼料添加物の、いわゆるそれが効果があるかないかということについて、現実にそれがないという
報告書を出しているにもかかわらず、これをそのまま使い続けさした、継続さしてそれを使用することを黙認をしてきたというふうなことなんですけれ
ども、こういうことで、最初のその五月五日のいわゆる報道については六日の日に
内閣委員会で質問で聞いておりますから、その後の
報告を含めて、これをどういうふうに認識されておられますか、こういう問題を。