○高橋千秋君 正に今、
大臣が言われた
総理のリーダーシップというのは、今日各紙にも書かれておりますけれ
ども、是非強く言っていただきたいというふうに思います。
先日、私の地元の方で松阪というところがありますが、ここが今
合併が進みつつありまして、一市四町が
合併するんですね。
合併するというか、その方向で進んでいます。それで、そこの山村部の飯南町、飯高町というのがあるんですが、
大臣も三重県におられたことがあるので御存じだと思いますけれ
ども、そこの町長からちょっと来てほしいということで、その
合併の細かい打合せのところへ呼ばれて行ってきました。
そうすると、大変困っていると。何が困っているかというと、一市四町で
合併をするときにこの五つの
自治体のコンピューターのシステムが全部違うんですよ。日立製の、ハードで言うと日立、IBMなんですが、結局それのソフトをどうやって作っているかというのは、松阪市というのは大きな、あの地区では一番大きな市ですから
自分のところでやっているんですね。あとは地元のソフト会社、電算会社に
委託をしている。その電算会社も幾つかの電算会社に
委託していまして、五つが
合併するに当たってこのソフトを全部統合しなければならない。住基ネットで問題になったように、これはインターネットに載せたら簡単にすすっといくのかも分からないけれ
ども、そういうわけにもいきませんから、このコンピューターシステムをきっちりと整えていかなければならない。
ただ、そうすると、見積りを取ったところ、これを全部するのに十五億円掛かるというんですね。十五億円掛かって期間が二十二か月掛かると。このうち四か月は運用期間ですけれ
ども、約二十二か月、二年掛かるんですね。そうすると、これを平成十七年の三月三十一日までに間に合わせようと思えば、もう今すぐ
合併決議を
議会の方でしないと間に合わないというようなことなんです。
これは、
自分たちは
合併したい、そういう意思で今一生懸命打合せをやっているけれ
ども、物理的に間に合わないというようなことが今後どうも起きてきそうだと。これはもうそこに限らず至る所、今、日本じゅうでそういう話があって、コンピューターの会社から見ると新しいビジネスということで非常に今一生懸命売り込んではいるみたいなんですが、田舎の予算が非常に少ない中で十五億というのは大変大きな額なんですね。それがネックで、ちょっとためらっているところもかなりあるように聞いております。
この
合併なんですが、まず、どうも今日先ほど聞いたんですが、
合併特例法を延長という、議員立法で何か衆議院の方で出すというような動きもあるというふうに聞いているんですが、会期末に出すのもどうかなというふうに思うんですが、この
合併特例法の延長はいつも
大臣はもうないと言われていますけれ
ども、まずそのことについて確認をしたいんですが。