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吉田博美君(吉田博美)
○
吉田博美
君 去る一月十四日、十五日の二日間にわたり
埼玉
県及び
栃木
県を訪れ、
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関して
実情
を
調査
してまいりました。
派遣委員
は、
藤井委員長
、
山下理事
、
森本理事
、
大江理事
、
野上委員
、
大沢委員
、そして私、
吉田
の七名であります。 以下、
調査
の
概略
を御
報告
いたします。 まず、
初日
の
埼玉
県における
調査
の
概要
であります。 初めに、
県庁
において、県土の
整備状況
について
概況説明
を聴取した後、予定されました
視察先
に赴きました。 まず、
埼玉高速鉄道線
は、さいたま市
東部地域
における
鉄道利便
の
向上
を目的に、赤羽岩淵駅から
浦和美園
駅を結ぶ総
延長
十五キロメートルに及ぶ
県下初
の
地下鉄
であります。
事業
に
当たり
、
地下高速鉄道整備事業費補助制度
の
全国初
の適用を受け、
平成
十三年度の開通以来、
営団地下鉄南北線
などと
相互直通運転
が行われ、現在、一日
当たり
約五万人の
輸送人員
を数えております。なお、
中期経営計画
の展開の下、新たな試みとして、
浦和美園
駅において
パーク・アンド・ライド方式
の導入の
社会実験
に着手しています。 次に、
埼玉スタジアム
二〇〇二を訪れ、同事務所において、初めに、
埼玉高速鉄道線地下トンネル
内の下部に敷設された
導水管
を通じて、荒川の水を綾瀬川、
芝川等
へ送水する
浄化導水事業
、続いて、
埼玉中枢都市圏
の一部を成す
浦和東部
・
岩槻南部地域
の約三百二十ヘクタールに及ぶ
特定土地区画整理事業
について、それぞれ
概要説明
を聴取いたしました。 次に、
東武鉄道伊勢崎線
新
越谷
駅に参り、
都市計画街路事業
として二十一年の歳月を掛け、十二キロメートル余に達する大
規模
な
連続立体交差事業
及び
踏切除却
による
道路交通
の
円滑化対策
、そして同
地区周辺
の
市街地
再
開発
など
関連事業
による沿線の
まちづくり事業
について、
事業関係者
から
概要説明
及び
意見
を聴取いたしました。 続きまして、
越谷レイクタウン特定土地区画整理事業
の
建設現場
を訪れ、大
規模
な
調節池
との
一体的整備
の
推進
とともに、
JR武蔵野線新駅
の
設置
及び
東埼玉道路
の
整備
など、
交通機能
の
強化
を通じて、
計画面積
二百二十五ヘクタール、
計画人口
二万人余に及ぶ
全国初
の
親水文化創造都市建設
のモデルの
実情
を
視察
いたしました。 次に、
首都圏外郭放水路
の
建設現場
を訪問いたしました。同
放水路
は、慢性的な
浸水地帯
と化していた
中川流域
において、
洪水
時の水を
排水機
を使い江戸川へ放流するため、
延長
約六キロメートルの
地下放水路
を国道十六号線の
地中
に建設しようとするものであります。
平成
十八年度を
完成見込み
としていますが、既に昨年から一部区間において
洪水調節
のための
供用
を開始し、早くも
効果
を上げつつあるとのことであります。
初日
の
最後
となります
東武鉄道伊勢崎線春日部
駅
連続立体交差事業
につきましては、一日
当たり
十五時間以上に及び
踏切
が遮断されている
ボトルネック踏切
の現状を
調査
いたしました。 続きまして、二日目の
栃木
県における
調査
の
概要
であります。 初めに、
鬼怒川上流ダム群連携事業
の
建設現場
を訪れました。同
事業
は、
五十里ダム
及び
川治ダム
の貯水の
有効利用
を図るため、両
ダム
を
トンネル
で結び、水の
相互融通
を行おうとするもので、
事業
の
効果
としては同水系の
流水不足
や景観を考慮した下流の
流況改善
などが
期待
をされております。 次に、
富士重工業株式会社
の
宇都宮製作所南工場
を訪問し、気象庁が同
工場
に保管、
管理
を委託しております
火山観測用自律航行無人ヘリコプター
を
視察
いたしました。同機はこれまで三宅島の
火山ガス
の
噴出状況
の
把握作業
などに投入されております。このほか、気動車の
製作現場
を
視察
いたしました。 その後、
県庁
を訪問し、同県の
概要
、
土木施策
及び
交通施策
について
概況説明
を聴取した後、
派遣委員
と知事を始め
担当者
との間で、
道路関係
四
公団
の
民営化
、
高速道路
の
整備推進
に係る諸
課題
、
災害対策
の
在り方等
について
意見
が交換されました。 再び
視察
に移り、まず、
日光街道
のバイパスとして今年度
供用予定
の
宇都宮北道路
は
地域高規格道路
としての
交通ネットワーク
の
実現
が
期待
されております。また、
平成
八年に
全国
で初めて
市街地
の
外縁部
を一周する運びとなりました
宇都宮環状道路
は、走行時間の短縮など、
交通利便性
の
向上
につながっているとのことであります。 続いて、
インターパーク宇都宮南
の
建設現場
に参りました。同
事業
は、良好な
交通アクセス
を生かし、
職住近接
型の
まちづくり
に向けて
都市基盤整備公団
の
土地区画整理事業
として着手されたものであり、現在、
地元企業
による大
規模商業施設
の
整備
が先行して行われております。
最後
に、
北関東自動車道鬼怒川橋工事
の
現場
を訪れ、同
事業
の
進捗状況等
について
概況説明
を聴取しました。 以上が
調査
の
概略
であります。 限られた時間ではありましたが、両県における多くの
国土交通関連事業
を目の
当たり
にするとともに、同
事業
に携わる
方々
と懇談する機会を得ることができ、極めて有意義な
調査
となりました。
最後
に、私どもの
調査
に協力いただきました
関係
の
方々
に対し厚く御礼を申し上げまして、御
報告
を終わります。
kokalog - 国会議事録検索
2003-03-14 第156回国会 参議院 国土交通委員会 第1号
公式Web版
国政調査に関する件 ○国土の整備、交通政策の推進等に関する調査 (会議録情報)
0
平成
十五年三月十四日(金曜日) 午後零時六分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
藤井
俊男
君 理 事
鈴木
政二
君 理 事 脇
雅史
君 理 事
山下
八
洲夫君
理 事
森本
晃司
君 理 事
大江
康弘
君
荒井
正吾
君
岩城
光英
君 木村 仁君
沓掛
哲男
君
田村
公平
君
鶴保
庸介
君
野上浩太郎
君
松谷蒼一郎
君
吉田
博美
君
吉村剛太郎
君
池口
修次
君
北澤
俊美
君
佐藤
雄平
君
谷林
正昭君 続
訓弘
君
大沢
辰美
君 富樫 練三君
田名部匡省
君
渕上
貞雄
君 ─────────────
委員
の
異動
一月二十八日 辞任
補欠選任
荒井
正吾
君
斉藤
滋宣
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
藤井
俊男
君 理 事
鈴木
政二
君 脇
雅史
君
山下
八
洲夫君
森本
晃司
君
大江
康弘
君 委 員
岩城
光英
君
沓掛
哲男
君
斉藤
滋宣
君
田村
公平
君
鶴保
庸介
君
野上浩太郎
君
松谷蒼一郎
君
吉田
博美
君
吉村剛太郎
君
池口
修次
君
北澤
俊美
君
佐藤
雄平
君
谷林
正昭君 続
訓弘
君
大沢
辰美
君
田名部匡省
君
渕上
貞雄
君
国務大臣
国土交通大臣
扇
千景
君 副
大臣
国土交通
副
大臣
中馬 弘毅君
国土交通
副
大臣
吉村剛太郎
君
大臣政務官
国土交通大臣政
務官
高木 陽介君
国土交通大臣政
務官
岩城
光英
君
国土交通大臣政
務官
鶴保
庸介
君
事務局側
常任委員会専門
員 杉谷
洸大君
───────────── 本日の会議に付した案件 ○
国政調査
に関する件 ○
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
(
派遣委員
の
報告
) (
国土交通行政
の
基本施策
に関する件) ─────────────
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
1
○
委員長
(
藤井俊男
君) ただいまから
国土交通委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る一月二十八日、
荒井正吾
君が
委員
を辞任され、その
補欠
として
斉藤滋宣
君が選任されました。 ─────────────
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
2
○
委員長
(
藤井俊男
君) 次に、
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
3
○
委員長
(
藤井俊男
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
4
○
委員長
(
藤井俊男
君) 次に、
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関する
調査
を議題といたします。 まず、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
吉田博美
君。
吉田博美君(吉田博美)
5
○
吉田博美
君 去る一月十四日、十五日の二日間にわたり
埼玉
県及び
栃木
県を訪れ、
国土
の
整備
、
交通政策
の
推進等
に関して
実情
を
調査
してまいりました。
派遣委員
は、
藤井委員長
、
山下理事
、
森本理事
、
大江理事
、
野上委員
、
大沢委員
、そして私、
吉田
の七名であります。 以下、
調査
の
概略
を御
報告
いたします。 まず、
初日
の
埼玉
県における
調査
の
概要
であります。 初めに、
県庁
において、県土の
整備状況
について
概況説明
を聴取した後、予定されました
視察先
に赴きました。 まず、
埼玉高速鉄道線
は、さいたま市
東部地域
における
鉄道利便
の
向上
を目的に、赤羽岩淵駅から
浦和美園
駅を結ぶ総
延長
十五キロメートルに及ぶ
県下初
の
地下鉄
であります。
事業
に
当たり
、
地下高速鉄道整備事業費補助制度
の
全国初
の適用を受け、
平成
十三年度の開通以来、
営団地下鉄南北線
などと
相互直通運転
が行われ、現在、一日
当たり
約五万人の
輸送人員
を数えております。なお、
中期経営計画
の展開の下、新たな試みとして、
浦和美園
駅において
パーク・アンド・ライド方式
の導入の
社会実験
に着手しています。 次に、
埼玉スタジアム
二〇〇二を訪れ、同事務所において、初めに、
埼玉高速鉄道線地下トンネル
内の下部に敷設された
導水管
を通じて、荒川の水を綾瀬川、
芝川等
へ送水する
浄化導水事業
、続いて、
埼玉中枢都市圏
の一部を成す
浦和東部
・
岩槻南部地域
の約三百二十ヘクタールに及ぶ
特定土地区画整理事業
について、それぞれ
概要説明
を聴取いたしました。 次に、
東武鉄道伊勢崎線
新
越谷
駅に参り、
都市計画街路事業
として二十一年の歳月を掛け、十二キロメートル余に達する大
規模
な
連続立体交差事業
及び
踏切除却
による
道路交通
の
円滑化対策
、そして同
地区周辺
の
市街地
再
開発
など
関連事業
による沿線の
まちづくり事業
について、
事業関係者
から
概要説明
及び
意見
を聴取いたしました。 続きまして、
越谷レイクタウン特定土地区画整理事業
の
建設現場
を訪れ、大
規模
な
調節池
との
一体的整備
の
推進
とともに、
JR武蔵野線新駅
の
設置
及び
東埼玉道路
の
整備
など、
交通機能
の
強化
を通じて、
計画面積
二百二十五ヘクタール、
計画人口
二万人余に及ぶ
全国初
の
親水文化創造都市建設
のモデルの
実情
を
視察
いたしました。 次に、
首都圏外郭放水路
の
建設現場
を訪問いたしました。同
放水路
は、慢性的な
浸水地帯
と化していた
中川流域
において、
洪水
時の水を
排水機
を使い江戸川へ放流するため、
延長
約六キロメートルの
地下放水路
を国道十六号線の
地中
に建設しようとするものであります。
平成
十八年度を
完成見込み
としていますが、既に昨年から一部区間において
洪水調節
のための
供用
を開始し、早くも
効果
を上げつつあるとのことであります。
初日
の
最後
となります
東武鉄道伊勢崎線春日部
駅
連続立体交差事業
につきましては、一日
当たり
十五時間以上に及び
踏切
が遮断されている
ボトルネック踏切
の現状を
調査
いたしました。 続きまして、二日目の
栃木
県における
調査
の
概要
であります。 初めに、
鬼怒川上流ダム群連携事業
の
建設現場
を訪れました。同
事業
は、
五十里ダム
及び
川治ダム
の貯水の
有効利用
を図るため、両
ダム
を
トンネル
で結び、水の
相互融通
を行おうとするもので、
事業
の
効果
としては同水系の
流水不足
や景観を考慮した下流の
流況改善
などが
期待
をされております。 次に、
富士重工業株式会社
の
宇都宮製作所南工場
を訪問し、気象庁が同
工場
に保管、
管理
を委託しております
火山観測用自律航行無人ヘリコプター
を
視察
いたしました。同機はこれまで三宅島の
火山ガス
の
噴出状況
の
把握作業
などに投入されております。このほか、気動車の
製作現場
を
視察
いたしました。 その後、
県庁
を訪問し、同県の
概要
、
土木施策
及び
交通施策
について
概況説明
を聴取した後、
派遣委員
と知事を始め
担当者
との間で、
道路関係
四
公団
の
民営化
、
高速道路
の
整備推進
に係る諸
課題
、
災害対策
の
在り方等
について
意見
が交換されました。 再び
視察
に移り、まず、
日光街道
のバイパスとして今年度
供用予定
の
宇都宮北道路
は
地域高規格道路
としての
交通ネットワーク
の
実現
が
期待
されております。また、
平成
八年に
全国
で初めて
市街地
の
外縁部
を一周する運びとなりました
宇都宮環状道路
は、走行時間の短縮など、
交通利便性
の
向上
につながっているとのことであります。 続いて、
インターパーク宇都宮南
の
建設現場
に参りました。同
事業
は、良好な
交通アクセス
を生かし、
職住近接
型の
まちづくり
に向けて
都市基盤整備公団
の
土地区画整理事業
として着手されたものであり、現在、
地元企業
による大
規模商業施設
の
整備
が先行して行われております。
最後
に、
北関東自動車道鬼怒川橋工事
の
現場
を訪れ、同
事業
の
進捗状況等
について
概況説明
を聴取しました。 以上が
調査
の
概略
であります。 限られた時間ではありましたが、両県における多くの
国土交通関連事業
を目の
当たり
にするとともに、同
事業
に携わる
方々
と懇談する機会を得ることができ、極めて有意義な
調査
となりました。
最後
に、私どもの
調査
に協力いただきました
関係
の
方々
に対し厚く御礼を申し上げまして、御
報告
を終わります。
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
6
○
委員長
(
藤井俊男
君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 ─────────────
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
7
○
委員長
(
藤井俊男
君) 次に、
国土交通行政
の
基本施策
について、
国土交通大臣
から
所信
を聴取いたします。
扇国土交通大臣
。
国務大臣(扇千景君)(扇千景)
8
○
国務大臣
(
扇千景
君) 第百五十六回
国会
における御
審議
に
当たり
、
国土交通行政
に取り組む
基本的考え方
につきまして、私の
所信
を述べたいと存じます。
国土交通行政
につきましては、
省庁統合
後三年目を迎え、
統合
のスタートから
統合
の実を上げ、さらに果実を得る段階に入りました。
我が国
全体として
構造改革
の
推進
が認められる中、
国土交通省
としましても
制度
、
政策
の抜本的な
改革
を
推進
してまいります。 まず、
政策全般
を貫く
基本方針
を、
地方
の知恵と工夫により自立を目指す個性ある
地域
の発展として取り組んでまいります。 次に、具体的な
取組
として
公共事業関係長期計画
の
見直し
を行います。九本の
計画
を一本化し、従来の
事業分野
の垣根を越えて
事業
を
重点化
、集中化するための二十一世紀型の
計画
に転換することとします。また、
不正行為
を防止するために、
入札契約適正化法
の的確な運用に努めるとともに、
事業
の効率的な実施を図るため、
コスト
の
観点
から
公共事業
のすべてのプロセスを例外なく見直す
コスト構造改革
の
推進
や
事業評価
の厳格な実施、
PFI
の
活用
、
国庫補助負担金制度
の
改革等
に取り組みます。 また、
特殊法人等改革
にも引き続き強力かつ確実に取り組んでまいります。
道路関係
四
公団
の
民営化
問題につきましては、
閣議決定
に従い、
改革
の
具体化
に向けて
制度設計
の検討を行ってまいります。加えて、今
国会
におきまして
特殊法人等改革関連
三
法案
の提出を予定いたしております。 さらに、
交通政策
の
改革
にも取り組んでまいります。
利用者重視
のマーケットの
実現
に向けて、
利用者利便
の
向上
、
事後チェック体制
の
充実
を図るとともに、
公共交通サービス
の改善を
利用者
とともに
推進
します。加えて、次世代の
未来型交通システム
の
開発
を
推進
することとともに、
燃料電池自動車
の
普及
など
環境
に配慮した
交通政策
に意欲的に取り組んでまいります。 これらの
改革
への
取組等
を
推進
するため、
平成
十五年度
国土交通省関係予算
につきましては、厳しい
財政状況
の中で、
都市
、
地方
の
再生
や
環境
問題、
少子高齢化社会
への対応など、
重点分野
への
重点化
を進め、
政策効果
が高い
事業
、
政策等
へ絞り込みを行い、効率的、
効果
的な
国土交通行政
を展開します。
道路特定財源
につきましては、
納税者
の
理解
が得られる範囲で使途の
多様化
を図ることとし、
本州四国連絡橋公団
の
債務処理
、
地方
への
税源移譲
を行うほか、特に
環境分野
、
都市交通分野
への使途の
拡大
を図ります。 また、
平成
十四年度
補正予算
の速やかな執行に努めるとともに、
平成
十五年度予算と併せて切れ目なく対処してまいります。
我が国
の
経済環境
が厳しさを増している中、
デフレ
を解消し、民需の
自立的拡大
を
実現
することが重要です。このため、
土地税制
の
見直し
や
不動産証券化
の
促進等
により、
土地
の
流動化
や
不動産市場
の
活性化
を図り、
資産デフレ
の解消に努めるとともに、
住宅投資
の
活性化
を図ってまいります。さらに、
構造改革特区
の
推進
などにより民需の
拡大
、
所管産業
の
再生
・
セーフティーネット
の構築を図ります。 また、
観光振興
を通じた
我が国経済
の
活性化等
の
観点
から、
グローバル観光戦略
に基づくビジット・ジャパン・キャンペーンを始めとする
訪日外国人旅行者誘致策
の強力な
推進
、休暇の
取得促進
・
分散化
、
地域
の多様な資源を
活用
した
国民ニーズ
の
多様化
にこたえられる魅力ある
観光交流空間づくり
に取り組んでまいります。 また、
都市
の魅力と
国際競争力
を高めるとともに、
都市開発投資
の
推進
を通じ
デフレ経済
から脱却していく上で
都市再生
の
推進
が重要です。このため、
都市再生緊急整備地域
における
優良民間都市開発
を支援する税制その他
各種特例措置
の
充実
、
活用
を図ってまいります。 また、
東京湾臨海部
における
基幹的広域防災拠点
の
整備
や
PFI方式
による
中央官庁施設
の
整備
、
大都市圏拠点空港
・
国際港湾
の
機能強化
と
鉄道
・
道路アクセス改善等
の
利便性
の
向上
、
大都市圏
における
環状道路
の
整備
、
電線類地中化
、
公共賃貸住宅ストック
の総合的な
活用
、緑の創出、河川・海の
再生等都市環境インフラ
の
再生
、
地方中枢都市
における先進的で個性ある
都市づくり
を始めとする
都市再生プロジェクト
の強力な
推進
により、
都市
の魅力と
国際競争力
の
向上
に取り組んでまいります。 さらに、
地域経済
・
社会
の
活性化
を図るため、稚内から石垣までを対象とする
全国都市再生
のための
取組
について検討を深めてまいります。 地球
環境
問題、大気汚染問題への対応として、
平成
十七年から
ディーゼル自動車
について世界一厳しい
排出ガス規制
を実施するほか、
燃料電池
の
実用化
・
普及
、低
公害車
の
開発
・
普及
、
モーダルシフト
・物流の
効率化
、
公共交通機関
の
利用促進
などにより、
環境
に優しい
交通
の
実現
を図ります。さらに、
ヒートアイランド対策
、
自然再生事業
、
海洋汚染防止
に取り組むとともに、
循環型社会
の
実現
に向けて、
建設リサイクル
の
推進
、
環境負荷
の小さい
静脈物流システム
の構築を促進いたします。 また、自宅から
交通機関
、町中まで
ハード
、
ソフト両面
にわたり連続した
バリアフリー環境
の
整備
を進めるとともに、民間の
既存建築ストック等
を
活用
した
高齢者
や
子育て世代
が安心して居住できる
環境
の
整備
を
推進
いたします。
防災
、
安全対策
としては、
国土保全施設
の
安全確保
と
計画的整備
を図るとともに、東海・
東南海
・
南海地震対策
、
密集市街地
の
緊急整備
、総合的な
都市水害対策
の
推進
、
防災情報提供センター
の設置など、
ハード
、
ソフト両面
から、災害に強く、安全で安心できる
国土
の形成や
交通サービス
の提供を図ります。 さらに、
交通事故死者数
の
半減等交通事故
の削減に向け、
国民
が安全で安心できる
道路交通環境
の形成、車両の
安全対策等
を引き続き積極的に
推進
してまいります。 また、一昨年来懸案となっております
九州南西海域
の
工作船事案
に対しまして、
我が国
の
海上治安確保
の
観点
から、引き続き、事案の
全容解明
に向けて徹底的な捜査を行うとともに、
日朝交渉
の場で事実
関係
の解明を強く求め、
再発防止
を確認していく必要があると考えております。他方、引き続き海上の
危機管理
に的確に対応できるように、
運用態勢
、装備の
充実等
に万全を期してまいります。 さらに、一昨年の
米国同時多発テロ事件
や
世界各地
で続発する
テロ事件等
を踏まえ、陸海空の
公共交通機関
や
重要施設等
に対する警備を強化するなど、引き続き
国民
の安全と安心の確保に万全を期してまいります。 このほか、ETCの
普及
、
情報防災
の
推進
などによる
公共分野
におけるITの
活用
を一層
推進
するとともに、港湾諸手続の
ワンストップサービス化
を始めとした
行政手続等
の
電子化
の
推進
を図ります。 また、
地域
間の交流を促進する
幹線道路網
や
新幹線等
の
整備
など、マルチモーダルな
交通体系
の
整備
を
推進
するとともに、
地方
の主体性、
広域ブロック
を重視した新たな
国土計画体系
の
具体化
に向けた
取組
を行い、
北海道総合開発
を始めとする
地方
の個性ある
活性化
を促進いたします。 さらに、日・
ASEAN交通大臣会合
、第三回
世界水フォーラム
などを通じた各
分野
での
国際連携
を
推進
します。 また、
国会等
の移転につきましては、今後とも
国会
での御
審議
を活発にしていただき、
国民
の御
理解
を得られるように努めたいと存じます。 以上、
国土交通行政
の
推進
について私の
所信
の一端を申し述べました。
国民
の皆様の期待と信頼にこたえ、一層の御
理解
をいただけるよう、
国民
との対話を重視し、かつ厳正な綱紀の保持になお一層努めつつ、引き続き諸課題に全力で取り組んでまいります。 今
国会
におきまして、
社会資本整備重点計画法案等合計
十五
法案
の提出を予定しており、御
審議
をお願いしたいと考えております。 今後とも、
委員長
を始め、各
委員
の格別の御指導をよろしくお願い申し上げたいと存じます。 ありがとうございました。
委員長(藤井俊男君)(藤井俊男)
9
○
委員長
(
藤井俊男
君) 以上で
所信
の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時二十二分散会