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山本孝史君 五億三千八百万円を返さなければいけない。それで、ほぼ七億ぐらいでしょうか、あるいはもう少しでしたか、喜連川の建設にかかわるところのまだ借金を抱えているわけですね。市中銀行からの借入れと
社会福祉・医療
事業団からの借入れ等あって、こっち側に返さなきゃいけないお金があるんですよ。不正流用したことは悪いとしても、こっち側で返さなきゃいけない、新たに返さなきゃいけないお金として五億四千万近いお金が出てきたわけですね。もうにっちもさっちもこうなるといかなくなってくるんです。
くるんですが、時間がないので
指摘だけしますけれども、監査の問題があるねと申し上げたのは、
法人監査ですから当然内部監査があるんですね。それで、外部監査があって、地方は今、会計
法人が、監査
法人がちゃんと監査に当たっておられるんですよ。
補助金団体の当然監査ありますし、国の監査がありますし、当然その間に
理事会という議決機関なりチェック機関、評議員会もあるわけで、いろんなスクリーンが掛かっているにもかかわらず、だれも気が付かなかったんですね、この話。やった人が巧妙だというのが厚生省の御
説明なんですが。
しかし、普通に
考えて、そんなにお金を、
特別会計というこちら側の、特別に通帳を作らなければいけなくて、その中からこっちに、
一般会計に動かしてという、こんな大胆な手口は、しかも、こんな巨額のお金は普通にはそんなことはできないんですよ、普通に
考えると。それをやっておられたということは、どう
考えても私は、これは個人の話ではなくて組織全体の話であって、場合によっては
補助金を出しておられた
団体の皆さんも御存じだった話なんじゃないのかなと、ぐらいに私には思えるんですね。
そういう
意味で、実はこれは全家連という舞台で新たに何か明らかになった話ではありますけれども、
補助金を受けているすべての
団体で起こり得る話なんですね。我々は性善説でやっていますけれども、しかし、そうはいかないのは
団体運営であって、そうするとやっぱりシステマチックな監査の方法というものを
考えないと、同じ話がいろんなところで起こってくると思いました。
それはそれで
考えないといけないとして、残り時間が五分しかありませんので、いろいろと現地を見て、その喜連川町に対して固定資産税も払わなければいけない。不思議ですけれども、これ
財団法人なんですね、ここの
施設が。
私、いろいろ
考えて申し上げますけれども、申し上げたことについてお答えをいただくと、どれもできませんとおっしゃるのでお答えは結構なんですが、この際、本部の
運営は非常にうまくやっておられるんですよ。ここも会員さんがお支えになっておられて、それで、ごらんになった方も多いかと思いますが、きっちりとしたいろんな広報誌なんかもお作りになっているんですね。これも「ぜんかれん」という広報誌ですけれども、これも実は競輪の
補助事業としてやっておられて、今回の事件で競輪の
補助事業、これなくなるんですけれども、それでもこの本は非常に重要なので出し続けたい、そのための自己努力はしますと、こうおっしゃっておられるんです。
しかし、こんなこともやっておられる中で、本体はいけるので喜連川の
施設を切り離すことはできないんですかと、こう申し上げたんです。例えば、国立の
施設にしてくれと言うと、国から民への話の中で今更、
運営しているものを国が買い上げるわけにはいかぬと、こうおっしゃるとは思うんですが、国立の
施設にするとか、あるいは
財団法人の
運営から
社会福祉法人に切り替えれば、
社会福祉法人としては固定資産税を払わなくてもいいという立場になるはずなので、喜連川町には御迷惑掛けますが、その分だけ支出は減るんじゃないかとか、あるいはほかのいろんな
補助金が
考えられないのかと、こう思うんですよ。
いろいろとあちこち当たってみても、問題のある財団だからもう手助けはできませんと、こうおっしゃるんですよね。しかし、理事の皆さんは
責任取って全員替わられたわけで、新しい執行部になって新しい体制でやっていこうとしておられるわけだから、競輪の
補助事業も中断されるのは分かるんだけれども、願わくばその
事業を評価していただいて、引き続き出していただきたいと思うんですね。こういった公営競技
団体の
補助金は、厚生省というか担当者が、役所の方がオーケーしませんと、これは裏書されないと出てこないので、是非そういう
意味でも出していただきたいなと、こう思っています。
様々な手だてが
考えられるんだと思いますが、全家連がやっぱりやってこられているお
仕事、あるいは
全国の中での障害者の皆さん、家族の皆さんが集まっての
全国組織として
運営をされておられて、非常にいい
仕事をしておられる部分で、悪いことは悪いけれども、やっていただかなければいけないという部分、是非切り離して
考えていただきたいと思っているんです。
具体的にこうしますという
お話はいただけないということは承知をしておりますし、聞くと一挙に全部やぼになりますのであれですが、是非、坂口
大臣、全家連の皆さん方のこれまでの御
活動をよく御存じだと思います。とりわけ、自民党の皆さん方もよく御存じだと思います。その中で是非この問題を、だれかの
責任とかじゃなくて、どこかに押し付けるというのではなくて、是非、国も、それからここにおられる
委員の
先生方、国会も含めて、悪いことは悪いことだけれども、何とかしなければいけないということについて、是非
大臣に、先頭に立ってくださいというか、一緒に力を出して対応していただきたいと思っています。お言葉をいただければ大変にうれしく思います。