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山本保君 公明党の
山本保です。
短い時間ですけれども、お許しいただきまして御質問させていただきます。
最初に、これは
大臣、質問通告をしていなかったことなんですが、午前中に──二問ですね、二問じゃないです、質問じゃないですから。堀
委員、そして谷
委員から移送サービスのことが議題に出されまして、非常に私も、実はこのことでちょうど
団体の方ともお話をして国交省といろんな細かい詰めをやっていたところだったものですから、ちょうどいい機会ということで、
大臣にちょっと御要望をしたいと思っております。質問ではございません。たくさんあるんですが、二点だけ申し上げます。
一つは、今、第二種免許の問題が最初に出ましたが、第二種免許というのは、もちろん営業として営利として事業をするためのものでありまして、ただ最近少し直して、そういうお年寄りや障害の方をやるようなこともその免許の課程には少し入れてきたところなんですね。取り方も今までは県立、県営の県の試験場でしか取れなかったのを自動車学校などでということで、国交省も本当に最近から
改正はしているんですけれども、やはりこういうサービス、特に福祉型のことをするのに第二種免許が必要かどうかという問題はあると思うんです。是非必要な、第二種免許にしてもよろしいし、福祉型免許でもよいと思うんですが、こういう方の介助をするときに必要な技術というものをきちんと、
厚生省の側から国交省ともよく連携していただきまして、その辺が本当にサービスを受ける方の福祉向上のために、その中身を是非御検討して、連携していただきたいということが第一点です。
第二点は、谷
委員の言われたことにもちょっと関係するんですが、実は今対象が、特に最後に
局長からありましたように、
保険対象としてお金を介護
保険の対象にするかどうかというときに、ある程度厳しい
条件が要るというのは私もそう思うんですが、実は国交省の方は特区の中で営業許可をといいますか、営業の
大臣の許可を出そうということで今やっているわけなんですが、それを見ますと、車いすを使うことをどうも
前提としておりまして、車いすの方が、ですから車も車いすが付けられるようないろんな改造した車であるというようなことになっておるんです。これは、もちろんそういうサービスの必要な方にはそういうのが要るわけですけれども、実際に今やっているいろんな
団体の情報などを見ますと、そうでなくて、本当に近くで診療に行かれたりとかデイサービスなどに行かれるときに使われるという方が多いわけでして、車いすの方が使われるよりはそういう意味で使われていると、こういう
実態もあります。
ですから、何か国交省の方は福祉というか、そういう介護の
考え方を、はっきり言えばかわいそうな状態になってからやってあげましょうという感覚がどうも強いようです。是非、福祉の
考え方で、そうならないように予防するとか、又はその進行を遅らせるという意味のサービスというのがあっていいと思いますので、これについても、これは国交省の担当には話をしているところでございますので、是非担当同士で中身の充実をお願いしたいということを最初に申し上げます。
続きまして、質問でございます。
昨年の十一月の十二日でしたですか、
大臣にもおいでいただきまして、ALSですね、筋萎縮性側索硬化症、この
日本ALS協会の方とも
大臣お会いになられまして、陳情を受けられました。その一番中核は、日常生活においてたんの吸引を今、
家族、また
医師、看護師さんだけに認められているものを、指導を受けたヘルパーなどの方にも認めていただきたいと、こういう陳情だったというふうに思っております。
ちょうど二日後に、この
委員会で
大臣に私の方からもお願いをしましたところ、大変積極的な前向きな御答弁をいただいたと思っておりまして、この問題は法的な問題とかまたその中身、正に技術論というものがあります。簡単なものじゃないそうであります。
先日も私の会に偶然、
患者さんと全然関係ないんですが、別の看護師さん、女性の看護師さんが参加されていまして、大論争になってしまったと。そんな簡単な技術じゃないですよというようなこともお聞きしたこともありまして、すぐに結論が出るようなものではないと思っておりますけれども、現在ちょうど、何か月もたちまして、春にもなってまいりました。
大臣の方から、今どんな形で取組をされているのか、この辺について御
説明いただきたいと思います。