○岩本荘太君 国会
改革連絡会(自由党・無所属の会)の岩本荘太でございます。
まずは、取りあえずは私は、実は総理に対しては一言御礼を申し上げたいと思っているんですが。
といいますのは、昨年の三月二十六日、これ
予算委員会でございました。それから、五月八日、本会議、これは
決算の本会議で代表質問させていただきまして、そのときに参議院重視、ここにおられる皆さん、同じ思い、気持ちでしょうけれ
ども、私はそういう場で総理に提案等を含め質問をさせていただきまして、今回特に、早期
審査、それと総理
大臣を含めた全閣僚の下での総括的な
審査ということをお願いしたわけですが、まあ取りあえず早期
審査といいますか、これは先ほ
ども説明ありましたように、三十五年ぶりですか、常会で一年前の
決算が上がるというのは。それぐらいの画期的なことであると。それと同時に、閣僚の皆様御出席されているのは今回の
審査でもうこれが二回目でございまして、大分進展したなと。まだ道半ばであるとは思いますけれ
ども、さらにはもっとしっかりと参議院における
決算審査というものを充実させなきゃいけないとは思いますが、取りあえずはそのことをまず御礼を申し上げたいと。これも
一つの国会
改革の大きなものであると信じている次第でございます。
しかし、そういうことは言いながら、せっかくこういう場を作っていただいたわけでございますから、こういう場を生かすためにやはり質問はきっちりとやらないと、わざわざそろえていただいた、整えていただいた場を有効に使えないということになりますので、その辺、質問は必ずしも感謝の気持ちからばかりでないことはまずもって申しおいておきたいと思っております。
私、
決算委員会度々出席させていただいておりますので、個別のものはいろいろ
審査、審議させていただきました。したがいまして、今回ちょっと総理の
言葉じりをとらえるということになるかもしれないんですが、今国会でいろいろ総理の答弁で何となく生煮えで終わっているようなところ、そういう印象を持つところが多いわけでございまして、これは地元へ帰りましても
国民の皆さん割とそういう受け止め方されていると。そうしますと、やっぱり何となくフラストレーションがたまってきて、
政府がやることがしっかりと受け止め切れないというようなことがございますので、この際、ちょっと気になっております、幾つかあるんですけれ
ども、時間もございませんので、気になっている点について総理にこの際もう少ししっかりと御
説明を願えたらと思って、再質問のような格好でございますがお聞きする次第でございます。言うなれば総理のメイ言集ということになりますが、どちらのメイの字を使うか、これは記録部の方、御迷惑されるかもしれませんけれ
ども、
内容をよくお聞き願えればと思っております。
一つは、政治と金の問題、大分今国会で審議をされました。大変いろいろと表ざたになったわけでございまして、これは、私
どもも含めて、国会議員としても何とかしなければいけない、我々自身も心配している問題でございますし、本当に
国民の皆様に対してしっかりと釈明できるようにしなきゃいけない、しっかりと対応を組み立てなきゃいけない、このように我々も考えておるわけですが、そういうことに関していろいろと質問もございました。
私が
一つ取り上げたのは、これ、今年の三月十一日、
予算委員会で、民主党の福山哲郎議員の質問でございました。
これは御本人に了解を得ておりますのでここで取り上げさせていただくわけでございますけれ
ども、彼もやはり心配しているわけでございますけれ
ども、そういうものに対する総理の御答弁が、これ議事録なんですけれ
ども、一部で、私の
説明だけでは言い尽くされないかもしれませんが、総理の御答弁で、
法律がありながら、
法律を尊重すべき立場でありながら、
法律を守らなきゃいけないのに守っていないところにおいてこういう問題が出ている。まず、
法律を守れと言いたい、議員も秘書も。幾ら
法律作っても
法律守らなかったらこれはどうにもなりませんよと。ごく当たり前のことだと思いますよ。
しかしこれは、質問する側はそれを期待しているんじゃないんですね。総理といえば、例えば
法律がもし悪くて改正するとすれば、これは国会ですよね。国会人として最高の地位におられる方である。それからまた、
法律を作った後、これを守らすといいますか、これをしっかりと軌道に乗せる行政の最高におられる方、そういうお立場の方が、ごく一般の人のお答えのようなこういう御答弁をされると非常にフラストレーションがたまるわけですね。その辺を、この際、総理、しっかりと
国民に向けて、総理はこの金と、政治と金の問題に対する総理としてのお考えといいますか、その辺をはっきりお答えを願いたいと思います。